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公開番号2025089909
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204879
出願日2023-12-04
発明の名称冷却衣服
出願人山真製鋸株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20250609BHJP(衣類)
要約【課題】着用しながら、ハイドレーションシステムの補給袋から冷やした水を所望のタイミングで補給できる、冷却衣服の提供。
【解決手段】ハイドレーションシステム59のホース69を挿通型ガイド部33、33、……を挿通させており、その基端側を開口部15cから冷却ポケット15内に差し込こんでおく。そして、補給袋61のホース接続部67にホース69を接続させた状態で、補給袋61に水を入れて密封した後に、冷却ポケット15の冷却袋41に載せる。これで、冷却ポケット15のファスナ17を閉じれば、冷却ベスト1にハイドレーションシステム59が組み込まれた状態となる。冷却ベスト1を通常のベストと同様に着用して、ポンプ55を作動させれば、チューブ39内を循環する水によって体が外側から冷やされる。また、ハイドレーションシステム59の補給袋61からは冷たい水を飲用できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
衣服本体と、前記衣服本体の後身ごろに設けられた防水仕様のポケットと、前記ポケット内に備えられ保冷体が出し入れ自在に収容される冷却袋と、前記衣服本体の内面側に露出して両端側が前記冷却袋にチューブ接続された流路と、前記チューブに取り付けられたポンプを備え、前記ポンプの作動により、前記チューブの一端側から前記冷却袋に流入してきた冷却流体が前記保冷体により冷却された上で前記チューブの他端側に戻されて前記流路を流通する冷却流体循環経路が構成されている冷却衣服において、
前記ポケットは両肩部側で開口し、前記衣服本体の両前身ごろの外面には挿通型ガイド部がそれぞれ複数設けられ、
前記開口とその下方に設けられた前記挿通型ガイド部は、前記ポンプのケーブルの引き出し用と、ハイドレーションシステムの前記ポケットに前記冷却袋と共に収容される補給袋に接続されたホースの引き出し用にそれぞれ使い分け可能になっていることを特徴とする冷却衣服。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載した冷却衣服において、
冷却袋は平袋状で、扁平状の保冷体が収容されることで扁平な袋面が維持されており、ハイドレーションシステムの補給袋も平袋状でその袋面がポケットの内面と前記冷却袋の袋面との間に挟まれた状態で前記ポケット内に収容されることを特徴とする冷却衣服。
【請求項3】
請求項2に記載した冷却衣服において、
ポケットは外面側に下側を基端とするフラップ状蓋部がファスナ結合によりその余に対して開閉されていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項4】
請求項2または3に記載した冷却衣服において、
衣服本体の両前身ごろの外面の下部にはポケットが設けられており、ケーブルに接続されたコントローラやハイドレーションシステムのホースの先端側の飲み口側が収容可能になっていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項5】
請求項4に記載した冷却衣服において、
冷却袋に収容される保冷体は、剛性のプラスチックで扁平な四角形の箱状に成形された蓋閉じされる容器と前記容器に封入される凍結可能な液体で構成されていることを特徴とする冷却衣服。
【請求項6】
請求項5に記載した冷却衣服において、
容器は液体凍結時における膨張を吸収できる構造になっていることを特徴とする冷却衣服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高温環境の作業現場等での使用に適した冷却衣服に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の冷却衣服の衣服本体の後身ごろ側に設けられた収容部に凍結したペットボトルが収容されている。また、衣服本体の内面には、チューブが露出した状態で這わされており、このチューブの両端部は収容部に接続されて連通している。ポンプの作動を利用して、収容部内でペットボトルにより冷やされた水がチューブに流入し、チューブ内を衣服本体の内面に沿って流通した後に、収容部に戻って再び冷やされるようになっており、チューブ内を循環する水によって冷却衣服を着る者の体が冷やされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-11483号公報
特開2013-141464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献2に記載のように、飲み口が付いたチューブが装着された補給袋(ウォーターパック)をザックやベスト本体に収容し、チューブのみを外に出しておくことで、登山やランニング中でも、ザックやベスト本体から補給袋を取り出さずに、水分を補給することを可能とするハイドレーションシステムが知られている。而して、補給袋に氷入りの冷やした水を入れておいても、夏場では直ぐに生温くなり美味しく感じられなくなってしまう。一方、冷たくした場合には、最初に結露が発生してでザック等の内部が濡れ易くなるので、タオルで包んだり、ザック等を防水仕様にしたりする必要がある。このように、水分を冷やした状態で補給しようとすると、様々な特殊仕様が必要になっている。
【0005】
冷却衣服の着用により身体を外側から冷やすだけでなく、適宜に水分を補給して内側からも冷やせれば、夏場等の高温環境下での作業において作業者の負担を軽減するのに効果的であると考えられ、本発明は、冷却衣服の衣服本体側の構成を上手く利用してハイドレーションシステムを組み込むことで、冷却衣服を着用しながら、更にハイドレーションシステムの補給袋から冷やした水を所望のタイミングで補給できる、新規且つ有用な冷却衣服を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記課題を解決するために為されたものであり、衣服本体と、前記衣服本体の後身ごろに設けられた防水仕様のポケットと、前記ポケット内に備えられ保冷体が出し入れ自在に収容される冷却袋と、前記衣服本体の内面側に露出して両端側が前記冷却袋にチューブ接続された流路と、前記チューブに取り付けられたポンプを備え、前記ポンプの作動により、前記チューブの一端側から前記冷却袋に流入してきた冷却流体が前記保冷体により冷却された上で前記チューブの他端側に戻されて前記流路を流通する冷却流体循環経路が構成されている冷却衣服において、前記ポケットは両肩部側で開口し、前記衣服本体の両前身ごろの外面には挿通型ガイド部がそれぞれ複数設けられ、前記開口とその下方に設けられた前記挿通型ガイド部は、前記ポンプのケーブルの引き出し用と、ハイドレーションシステムの前記ポケットに前記冷却袋と共に収容される補給袋に接続されたホースの引き出し用にそれぞれ使い分け可能になっていることを特徴とする冷却衣服である。
【0007】
好ましくは、冷却袋は平袋状で、扁平状の保冷体が収容されることで扁平な袋面が維持されており、ハイドレーションシステムの補給袋も平袋状でその袋面がポケットの内面と前記冷却袋の袋面との間に挟まれた状態で前記ポケット内に収容される。
好ましくは、ポケットは外面側に下側を基端とするフラップ状蓋部がファスナ結合によりその余に対して開閉されている。
好ましくは、衣服本体の両前身ごろの外面の下部にはポケットが設けられており、ケーブルに接続されたコントローラやハイドレーションシステムのホースの先端側の飲み口側が収容可能になっている。
【0008】
好ましくは、冷却袋に収容される保冷体は、剛性のプラスチックで扁平な四角形の箱状に成形された蓋閉じされる容器と前記容器に封入される凍結可能な液体で構成されている。
好ましくは、容器は液体凍結時における膨張を吸収できる構造になっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の冷却衣服を着用しながら、ハイドレーションシステムの補給袋から冷やした水を所望のタイミングで補給できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1の実施の形態に係る冷却ベストを外側から見た斜視図である。
図1の冷却ベストの冷却ポケットの外面側を透明化した状態の斜視図である。
図1の冷却ベストを別の方向から見た斜視図である。
図1に示す冷却ベストの後身ごろ部分の概略的な分解斜視図である。
図1の冷却ベストの冷却袋に容器を収容した状態の斜視図である。
図5の冷却袋を別の方向から見た斜視図である。
図5の冷却袋を閉止した状態の斜視図である。
図5の容器の斜視図である。
本発明の第2の実施の形態に係る冷却ベストの前身ごろを開いて、平面状に展開した状態の内面図である。
図9の冷却裏地を取り外した状態の内面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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