TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024146148
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023058880
出願日2023-03-31
発明の名称マスク
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20241004BHJP(衣類)
要約【課題】マスクの装着時に、耳掛け部の、特に装着者の耳の付け根の上端に対向させる部分において、歪みが生じ難いマスクを提供する。
【解決手段】マスク本体と、前記マスク本体に重ねて配置され且つ横方向外方にそれぞれ展開可能に前記マスク本体に接合された一対の環状シート状の耳掛け部とを備えたマスクが、前記耳掛け部の外輪郭が、平面視で、前記マスク本体の横方向に沿って延びる中心線より上側の領域内に含まれる所定の円弧状部を有し、前記所定の円弧状部が、前記マスク本体の縦方向の長さの35~55%である曲率半径、及び角度45~90°を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
マスク本体と、前記マスク本体に重ねて配置され且つ横方向外方にそれぞれ展開可能に前記マスク本体に接合された一対の環状シート状の耳掛け部とを備えたマスクであって、
前記耳掛け部の外輪郭が、平面視で、前記マスク本体の横方向に沿って延びる中心線より上側の領域内に含まれる所定の円弧状部を有し、
前記所定の円弧状部が、前記マスク本体の縦方向の長さの35~55%である曲率半径、及び角度45~90°を有する、マスク。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記曲率半径が38~45mmである、請求項1に記載のマスク。
【請求項3】
前記円弧状部を有する円環部の幅が一定である、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項4】
前記円弧状部の曲率中心の位置が、前記マスク本体の縦方向の中央領域に、且つ前記マスク本体の横方向の端縁から前記マスク本体の縦方向に沿って延びる中心線との間での中央領域に、配置されている、請求項1又は2に記載のマスク。
【請求項5】
前記耳掛け部が、伸長時状態の伸縮性フィルムを2つの表面材で挟んで間欠的に前記表面材に接合することによって得られた素材からなる、請求項1又は2に記載のマスク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マスクに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
顔に装着するマスクの構成としては、装着者の顔を少なくとも部分的に覆うマスク本体と、マスク本体にそれぞれ結合された一対の耳掛け部とを備えたものが一般的である。
【0003】
近年、耳掛け部として、マスクの装着中に耳に掛かる負担を軽減することを主たる目的として、紐状でなく、シート状のものも使用されている。例えば、特許文献1には、1つ又は複数のシート片から形成された環状の第1の耳掛け部及び第2の耳掛け部が、それぞれ第2の方向(縦方向)に沿って線状に設けられている第1の接合部及び第2の接合部によって、マスク本体部の一方の面に接合されているマスクが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5436262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されているようなシート状の耳掛け部を耳に掛ける場合、耳掛け部の環の内周縁側は大きな力を受けて周方向に引っ張られるが、外周縁側では、内周縁側での引張りに追随して引っ張られるに留まる。そのため、耳掛け部の環の内周縁側と外周縁側とで伸びの度合いが異なることになり、このような伸びの度合いの異なりに起因して、耳掛け部の環には歪みが生じ得る。そして、マスクの装着時には、耳掛け部には、耳の付け根に対向させる部分、特に耳の付け根の上端に対向させる部分で力が掛かり易いことから、上記の耳掛け部の歪みは上記部分で生じ易い。そして、このような環状シート状耳掛け部の歪みは、折れ、倒れ等となって現れ易いので、耳掛け部と肌との接触面積が減るために装着時の違和感が生じたり、或いは見栄えを損なったりする場合がある。
【0006】
よって、上記に鑑みた本発明の一態様は、マスクの装着時に、耳掛け部の、特に装着者の耳の付け根の上端に対向させる部分において、歪みが生じ難いマスクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の態様は、マスク本体と、前記マスク本体に重ねて配置され且つ横方向外方にそれぞれ展開可能に前記マスク本体に接合された一対の環状シート状の耳掛け部とを備えたマスクであって、前記耳掛け部の外輪郭が、平面視で、前記マスク本体の横方向に沿って延びる中心線より上側の領域内に含まれる所定の円弧状部を有し、前記所定の円弧状部が、前記マスク本体の縦方向の長さの35~55%である曲率半径、及び角度45~90°を有する。
【0008】
上述のように、マスクの装着時、耳掛け部には、特に耳の付け根の上端に対向させる部分(以下、耳上端対向部分ともいう)で力が掛かり易く、耳掛け部の歪みは当該耳上端対向部分で生じ易い。さらに、この耳上端対向部分の形状の湾曲度合が強い場合には尚更、外周縁側において周方向での伸びに追随しきれない部分が増えるため、装着時の歪みも大きくなる。これに対し、上記第一の態様によれば、耳掛け部が、マスクが使用される前の状態(耳掛け部を展開する前の状態)で、平面視でマスク本体の上半分の領域内に、外輪郭が所定の形状及び大きさを有する円弧状部を含む。この円弧状部は、所定の曲率半径を有し(すなわち所定の湾曲具合を有し)且つ所定の範囲にわたる(すなわち所定の大きさを有する)。このような円弧状部の所定の形状及び大きさにより、耳の付け根の上端に対向し得る部分の外輪郭が、適度になだらかな曲線状の部分を有する。このため、耳掛け部の耳上端対向部分に生じる歪みを抑えることができる。なお、マスクの装着時には、耳掛け部のうち正確にどの部分が耳の付け根の上端付近に対向するかは、装着者の顔の大きさ、形状、耳の位置、マスクの装着の仕方等によって多少ズレるが、そのようなズレがあっても、本態様では、なだらかな曲線状の円弧状部がある程度広く延在するため、耳掛け部の歪みを抑える効果を確保できる。
【0009】
本発明の第二の態様では、前記曲率半径が38~45mmである。
【0010】
上記第二の態様によれば、上記円弧状部がさらに特定の曲率半径を有することで、耳掛け部の歪みを抑える上記効果が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

大王製紙株式会社
マスク
1か月前
大王製紙株式会社
吸収性物品
1か月前
大王製紙株式会社
RFIDタグ
23日前
大王製紙株式会社
使い捨ておむつ
23日前
大王製紙株式会社
個装吸収性物品
1か月前
大王製紙株式会社
粘着テープ用原紙
1か月前
大王製紙株式会社
洗髪用化粧料及び洗髪用化粧料収納製品
1日前
日本利器工業株式会社
剃刀及び剃刀形成用シート
1か月前
大王製紙株式会社
シート包装体
1か月前
大王製紙株式会社
繊維状セルロース、繊維状セルロース複合樹脂及び繊維状セルロースの製造方法
9日前
大王製紙株式会社
繊維状セルロース、繊維状セルロース複合樹脂及び繊維状セルロースの製造方法
9日前
個人
二部式袍
2日前
個人
靴下
23日前
個人
下着
3か月前
個人
簡単帯
25日前
個人
マスク装着具
2か月前
個人
上着背負い紐
4か月前
個人
ショーツ
24日前
個人
ボクサーパンツ
1か月前
個人
手首穴付き手袋
1か月前
個人
健康靴下
1か月前
個人
花粉防止用保護具
3か月前
個人
かわいいマフラー
3か月前
個人
靴下
2か月前
有限会社原電業
指手袋
1か月前
株式会社聖
手足保護具
9日前
個人
指出し入れ可能手袋
3か月前
個人
和装下着の半衿カバー
1か月前
西垣靴下株式会社
靴下
1か月前
個人
ワイヤー付き衣類
22日前
サンコー株式会社
衣服
1か月前
個人
ヘアアクセサリー
23日前
個人
防水マスク
23日前
イイダ靴下株式会社
靴下
3か月前
個人
マスク、マスクの製造方法
3か月前
株式会社BUDDY
靴下
3か月前
続きを見る