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公開番号
2025026736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2024218643,2021060757
出願日
2024-12-13,2021-03-31
発明の名称
包装体
出願人
大王製紙株式会社
代理人
弁理士法人永井国際特許事務所
主分類
B65D
83/08 20060101AFI20250214BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開封性に優れる衛生薄葉紙のフィルム包装体を提供する。
【解決手段】
衛生薄葉紙の束が柔軟な樹脂製の包装フィルムによって包装されている包装体であり、上面に易裂開線を環状に配して形成された取出口形成部を有し、取出口形成部の幅方向の少なくとも一方の端部の縁を構成する易裂開線は、端カット部を有して一方端部又は両端部端がく字型にカットされている部分を有する変形カット部と、非カット部とが交互に配されたミシン目である、包装体により解決される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
衛生薄葉紙の束が柔軟な樹脂製の包装フィルムによって包装されている包装体であり、
上面に易裂開線を環状に配して形成された取出口形成部を有し、
取出口形成部の幅方向の少なくとも一方の端部の縁を構成する易裂開線は、
端カット部を有して一方端部又は両端部端がく字型にカットされている部分を有する変形カット部と、非カット部とが交互に配されたミシン目である、
ことを特徴とする包装体。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
変形カット部の端カット部が0.5~2.5mmであり、変形カット部間の非カット部が0.2~1.0mmである、請求項1記載の包装体。
【請求項3】
取出口形成部は、奥行方向中央部において幅方向に延在する幅狭部と、この幅狭部の端部に連続して幅方向外方に向かって幅狭部より離れるにつれて漸次広くなる拡幅部と、この拡幅部に連続して幅方向外方に向かって凸に膨出する湾曲凸部と、を有する形状をなし、
易裂開線の少なくとも一方の湾曲凸部の縁を構成する部分が、一方端部又は両端部がく字型をなす変形カット部と非カット部とが交互に配されたミシン目を有している、請求項1又は2記載の包装体。
【請求項4】
湾曲凸部の縁を構成する部分の80%以上の範囲が、前記変形カット部と非カット部とが交互に配されたミシン目である、請求項3記載の包装体。
【請求項5】
変形カット部は、幅狭部の奥行方向の中央より奥行外方に位置する端部に端カット部を有する、請求項3又は4記載の包装体。
【請求項6】
端カット部の端が、上面の幅方向中央側に向かっている、請求項3又は4記載の包装体。
【請求項7】
端カット部の端が、上面の幅方向外方側に向かっている、請求項3又は4記載の包装体。
【請求項8】
変形カット部と非カット部とが交互に配されたミシン目は、上面の奥行方向の両端に位置する端カット部の端のみが上面の幅方向外方側に向かい、他の端カットの端は上面の幅方向中央側に向かっている、請求項3又は4記載の包装体。
【請求項9】
湾曲凸部の奥行方向の長さが25~45mm、幅方向の膨出長が2.5~12.5mmである、請求項3記載の包装体。
【請求項10】
取出口形成部は、幅方向の長さが束の上面の幅の70%以上であり、奥行方向の最大長さが束の上面の奥行方向の長さの10~40%であり、幅狭部の幅方向の束の長さが上面の長さの50~70%であり、かつ、奥行方向の長さが束の上面の奥行方向の長さの0.5~10%である、請求項3~9の何れか1項に記載の包装体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペーパータオルなどの衛生薄葉紙を折り畳み積み重ねた束を柔軟な包装フィルムで包装した包装体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ペーパータオルやフェイシャルティシューなどの衛生薄葉紙の包装形態として、1枚又は複数プライを折り畳み積み重ね、最上位のシートを摘まんで引き出すと次のシートの一部が引き出されるいわゆるポップアップ式の束としたものを、樹脂製の柔軟な包装フィルムによって包装する形態が知られている。
【0003】
旧来、このような衛生薄葉紙の包装体は、取出口形成用のミシン目を簡易な直線状のミシン目とし、上面にスリット状の取出口が形成されるようにしたものが一般的であった。しかし、スリット状の取出口は、スリット長を長くすると、内部に残存するシート枚数が少なくなった際にシートが内部に落ち込んでしまう問題があり、また、スリット長を短くすると、開封後の最初に一枚のシートをフィルム外へ引き出し難く、また、使用初期や使用末期に引き出し抵抗が高くなりすぎて、シート引き出し時に包装フィルムごと、持ち上がってしまいポップアップできなくなることがあるという問題があった。
【0004】
そこで、このスリット状の取出口の問題を改善すべく、ダイカット等の型抜き技術により取出口を形成するためのミシン目を長手方向に延在する細長環状に配し、略楕円形状の取出口のように奥行方向に幅のあるものとすることが行われている(下記、特許文献1及び2)。さらには、近年では、より取出性を改善すべく、取出口を幅方向の端部を拡幅した略瓢箪形状とすることも行われている。
【0005】
しかし、従来の略楕円形状や略瓢箪形状の取出口は、柔らかさやしなやかさが重視され、洟をかむ用途や食事の際の口周りの清拭などフェイシャル用途が主であるフェイシャルティシュペーパーのような衛生薄葉紙を主たる対象として設計されており、顔以外の肌の清拭や、物品の清拭用途にも使用しやすいように「厚手でしっかりとした、破れにくい品質」のティシュペーパーや、フェイシャルティシュペーパーと比較してより剛性の高い、主に手洗い後の手拭きに使用されるペーパータオルのような衛生薄葉紙には必ずしも適してはいなかった。
【0006】
このような衛生薄葉紙の取り出し性を良好にするには取出口を奥行方向により幅広に形成することが考えられるが、剛性の高い衛生薄葉紙は、紙質の相違から柔らかさやしなやかさに優れるフェイシャルティシュペーパーと同様に設計することが難しく、単に取出口の奥行方向を幅広にすると、ポップアップ時に次の衛生薄葉紙が引きあがらず落ち込むポップアップ不良や、包装体上面に起立しないで倒伏してしまう起立不良が非常に生じやすくなってしまう。
【0007】
他方で、例えば、図9(a)に示す略楕円形状の取出口形成部のように、ダイカット等の型抜き技術によりミシン目150を環状に配して形成した取出口形成部105では、図9(b)のように長手方向Xの一方端部105Aから他方端部105Bに向かってこの環状ミシン目内範囲105Zを切剥がすことで簡易に取出口を形成できる利点がある。しかし、このような開封操作をすると他方端部105Bでは最後に切り離される他方端のミシン目150eに近づくにつれて、ミシン目150が裂開していく方向が、環状ミシン目内範囲105Zが引っ張られる方向に対して直交する方向に近くなっていくため、図9(c)に示すように、この端部、特に105Bの端のミシン目150eの近傍においてミシン目150の裂開がスムーズに連続的に行われず、図9(d)に示すように取出口106の端部に意図しない裂け105Pが発生してしまうことがあった。ミシン目150を環状に配して形成した取出口形成部105では、幅方向の端部が奥行方向Zに拡幅されるにつれて、切剥がし方向に対して直交する方向に近くなるミシン目の範囲がより長くなるため、この裂けが発生しやすくなる。したがって、端部が拡幅された略瓢箪形状の取出口形成部などは、裂け105Pが発生しやくなる。
【0008】
さらに、特に包装フィルムが、取出口形成部105の長手方向Xと直交する方向Yに延伸されている一軸延伸フィルムの場合に、このような裂け105Pがより発生しやすい。また、ピロー包装やガセット包装の形態の包装体は、包装フィルムの縦方向(MD方向)が、取出口形成部の長手方向と平行する方向となるものが一般的であるため、このような裂けが発生しやすい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2018-052559号公報
特開2018-058654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の主たる課題は、上記の問題に鑑みて、開封時に取出口の幅方向の縁が裂け難く開封性に優れ、さらに、衛生薄葉紙、特にペーパータオルのような硬い衛生薄葉紙の引き出し性に優れる、フィルム包装の包装体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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