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公開番号2025060262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170901
出願日2023-09-29
発明の名称シート包装体およびケース体
出願人大王製紙株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/671 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】持ち手が設けられておらず、複数個が箱詰めされる場合でも、包装、ケースへの挿入、ケースからの引き出しが容易なシート包装体を提供する。
【解決手段】複数の衛生薄葉紙製品20が包装袋10に収容されたシート包装体100は、持手部が設けられておらず、包装袋10には空気孔40が設けられ、空気孔40は、シート包装体100の高さH1の半分H2よりも上方に形成されており、複数個がケース200に収容される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の衛生薄葉紙製品が包装袋に収容されたシート包装体であって、
持手部が設けられておらず、
前記包装袋には空気孔が設けられ、
前記空気孔は、前記シート包装体の高さの半分よりも上方に形成されており、
複数個がケースに収容される、シート包装体。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記空気孔は、隣り合う二つの前記衛生薄葉紙製品の境界に対応する位置に形成されている、請求項1に記載のシート包装体。
【請求項3】
前記包装袋の天面には、前記包装袋を閉じるシール部が設けられており、
前記空気孔は、前記シール部に形成されている、請求項2に記載のシート包装体。
【請求項4】
前記衛生薄葉紙製品は、紙管に衛生薄葉紙が巻き付けられた衛生薄葉紙ロールである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート包装体。
【請求項5】
前記空気孔は、前記紙管内の空間に対応する位置に形成されていない、請求項4に記載のシート包装体。
【請求項6】
前記衛生薄葉紙製品は、衛生薄葉紙が積層された衛生薄葉紙積層体が個包装袋に収容された個包装体である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のシート包装体。
【請求項7】
前記空気孔は、前記シート包装体の側面に形成されている、請求項6に記載のシート包装体。
【請求項8】
請求項1に記載のシート包装体が前記ケースに複数個収容されているケース体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート包装体およびケース体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数個のティシューペーパーが外装フィルムでガセット状に包装されティシューペーパーの集合包装体が開示されている。また、特許文献2には、香料を付着させた紙管に帯状のトイレットペーパーを巻き付けた香り付きのトイレットロールを樹脂製フィルムにより包装したトイレットロール包装体が開示されている。
【0003】
近年、これらシート包装体を、持ち手を設けずに、段ボールケース等に複数個箱詰した状態で輸送、販売等する流通形態が普及しつつある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-199530号公報
特開2021-54517号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、持ち手が設けられずに複数個が箱詰めされるシート包装体は、従来の持ち手を付与する際に空気が抜けるように同時に付与されていた空気穴が設けられていないため、包装袋内の空気が抜けにくく、シート包装体をフィルムで包装する際に包装しづらい。また、複数個のシート包装体をケースに収容する際は、挿入しにくく、シート包装体をケースから取り出す際は引き出しにくい。
【0006】
本発明の課題は、持ち手が設けられておらず、複数個が箱詰めされる場合でも、包装、ケースへの挿入、ケースからの引き出しが容易なシート包装体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る第1の態様は、複数の衛生薄葉紙製品が包装袋に収容されたシート包装体であって、持手部が設けられておらず、前記包装袋には空気孔が設けられ、前記空気孔は、前記シート包装体の高さの半分よりも上方に形成されており、複数個がケースに収容される、シート包装体である。
を提供する。
【0008】
第1の態様では、複数の衛生薄葉紙製品が包装袋に収容されたシート包装体が、持手部が設けられずに複数個がケースに収容される場合に、包装袋に空気孔を設け、該空気孔をシート包装体の高さの半分よりも上方に形成することで、包装袋内の空気が抜けやすくなる。そのため、第1の態様によれば、持ち手が設けられておらず、複数個が箱詰めされる場合でも、シート包装体の包装、ケースへの挿入、ケースからの引き出しが容易になる。
【0009】
本発明に係る第2の態様は、前記空気孔は、隣り合う二つの前記衛生薄葉紙製品の境界に対応する位置に形成されている、第1の態様に記載のシート包装体である。本明細書において、「対応する位置」とは、衛生薄葉紙製品が包装袋に収容された状態で、衛生薄葉紙製品の対象となる箇所に対面する包装袋の一部を示す。
【0010】
第2の態様では、空気孔が隣り合う二つの衛生薄葉紙製品の境界に対応する位置に形成されていることで、隣り合う二つの衛生薄葉紙製品と包装袋との間に形成されるわずかな空間から溜まった空気が抜けやすくなる。そのため、第2の態様では、衛生薄葉紙製品の形態や包装態様に拘わらず、持ち手が設けられておらず、複数個が箱詰めされる場合でも、シート包装体の包装、ケースへの挿入、ケースからの引き出しが容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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