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公開番号2025080498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193676
出願日2023-11-14
発明の名称アテンションラベル
出願人大王製紙株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類G09F 3/10 20060101AFI20250519BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】木材パルプを基紙の原料としつつも、周辺の温度変化及び湿度変化に対して、自重による撓みが起こりにくく、かつ貼着部分が剥がれにくいアテンションラベルの提供
【解決手段】平な部材を湾曲させて形成された曲面を有する被貼着物における当該曲面に、軸心方向に起立するように貼着するアテンションラベル1であって、サイズ剤と湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤が内添された基紙10と、基紙の一方面に粘着領域11と非粘着領域12とを有し、基紙の他方面に情報表示領域を有し、粘着領域は、基紙における起立方向側の一方の端部で、起立方向に直交する方向に延在し、粘着領域はアクリル系粘着剤を含有する粘着剤層を有してなるものであり、基紙における起立方向のクラーク剛度が100~280cm3/100であり、かつ、基紙における起立方向に直交する方向のクラーク剛度が100~280cm3/100であり、基紙が木材パルプを原料として含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
平な部材を湾曲させて形成された曲面を有する被貼着物における当該曲面に、軸心方向に起立するように貼着するアテンションラベルであって、
サイズ剤と湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤が内添された基紙と、前記基紙の一方面に粘着領域と非粘着領域とを有し、前記基紙の他方面に情報表示領域を有し、
前記粘着領域は、前記基紙における起立方向側の一方の端部で、起立方向に直交する方向に延在し、
前記粘着領域はアクリル系粘着剤を含有する粘着剤層を有してなるものであり、
前記基紙における起立方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、かつ、前記基紙における起立方向に直交する方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、
前記基紙が木材パルプを原料として含むものである、
ことを特徴とするアテンションラベル。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
平な部材を湾曲させて形成された曲面を有する被貼着物における当該曲面に、軸心方向に起立するように貼着するアテンションラベルであって、
サイズ剤と湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤が内添された基紙と、前記基紙の一方面に粘着領域と非粘着領域とを有し、前記基紙の他方面に情報表示領域を有し、
前記粘着領域は、前記基紙における起立方向側の一方の端部で、起立方向に直交する方向に延在し、
前記基紙における起立方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、かつ、前記基紙における起立方向に直交する方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、
前記粘着領域における、下記算式(1)で求まる粘着力の低下率が15%以下であり、
前記基紙が木材パルプを原料として含むものである、
ことを特徴とするアテンションラベル。
(粘着力の低下率(%))={(23℃50%RH条件下での粘着力)-(40℃80%RH条件下での粘着力)}/(23℃50%RH条件下での粘着力)×100 ・・・算式(1)
【請求項3】
前記基紙の少なくとも一方面にサイズ剤が外添されている表面塗工層を備える、
請求項1又は請求項2に記載のアテンションラベル。
【請求項4】
前記粘着領域の面積が、前記基紙の一方面の5%~90%である、
請求項1又は請求項2に記載のアテンションラベル。
【請求項5】
前記非粘着領域は、糊殺し剤が付与されてなるものである、
請求項1又は請求項2に記載のアテンションラベル。
【請求項6】
前記被貼着物の前記曲面の曲率半径が、5mm~50mmとなる部位に貼着可能である、
請求項1又は請求項2に記載のアテンションラベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、展示商品等に貼着するアテンションラベルに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一方面に粘着領域と非粘着領域とを有し、粘着領域を介して商品に貼着することで、非粘着領域である一部を商品から飛び出るようにして、商品の注目性を高めるアテンションラベルが知られる。
【0003】
従来のアテンションラベルは、表面基紙に透明もしくはアルミ蒸着が施されたPETフィルムや白PET(発泡PETフィルム)が使用されるものが多く、商品をより目立たせることで販売促進に繋げている。
【0004】
販売を促進するためには、次の点が考慮される。第一に、貼着されたラベルが、周辺の環境変化、例えば温度変化や湿度変化に対して変形しにくいことである。例えば、商品ボトル(PETボトル等)はアテンションラベルが貼着された状態で販売されるが、そのボトルは、内部液を冷やしたり温めたりするために保温装置内に保存しておくことがある。当該保温装置内は管理された温度や湿度に保たれることから、貼着されたアテンションラベルは直接に温度変化や湿度変化に曝されることになる。そのため、アテンションラベルの素材に、この環境変化に強いPETフィルムを用いることが一般的である。PETフィルムであれば、耐水性があるので、吸湿によって剛性が損なわれ撓むといったことが発生しにくく、需要者は視認し易い。
【0005】
第二に、ボトルに貼着したアテンションラベルは、貼着部が剥がれにくいものである方が好ましい。アテンションラベルが貼着されたボトルは、筒状で、当該筒表面が湾曲した形状となっているものが多い。ボトルが長時間、保温装置内で保存されていると、ラベルの貼着部分が、湿度やラベル自身の剛性の影響を受けて、ボトル表面から浮いたり剥がれたりして、印字された文字や図柄等の情報を視認できにくくなる場合がある。そのため、貼着部分が浮いたり剥がれたりしないような工夫がなされている。
【0006】
また、昨今、環境保護の観点から脱プラスチックの取り組みが、世界的に求められるという情勢にあり、石油由来のプラスチックフィルムを使用せず、カーボンニュートラルな材料を使用したラベルシートの需要が増えつつある(下記、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実用新案登録第3224662号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上述の特許文献1に開示されるラベルは、主に飲料や食品容器の分野における包装材、容器等に用いられる印刷ラベルとしての考案であり、粘着領域を介して商品に貼着するアテンションラベルを考慮したものではない。アテンションラベルの基紙として紙パルプを使用した場合、温度変化や湿度変化によってラベルが変形して自重により撓んだり、ラベルとボトルの粘着が保てず、貼着部分の浮き剥がれたりする不具合が発生してしまう結果となる。特に筒面を有するボトルの筒面に貼着するアテンションラベルであれば、上記不具合が顕著に表れる。
【0009】
そこで、本発明の主たる課題は、木材パルプを基紙の原料としつつも、周辺の温度変化及び湿度変化に対して、自重による撓みが起こりにくく、かつ貼着部分が剥がれにくいアテンションラベルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決した手段として次記の態様を掲げる。
(第一の態様)
平な部材を湾曲させて形成された曲面を有する被貼着物における当該曲面に、軸心方向に起立するように貼着するアテンションラベルであって、
サイズ剤と湿潤紙力増強剤と乾燥紙力増強剤が内添された基紙と、前記基紙の一方面に粘着領域と非粘着領域とを有し、前記基紙の他方面に情報表示領域を有し、
前記粘着領域は、前記基紙における起立方向側の一方の端部で、起立方向に直交する方向に延在し、
前記粘着領域はアクリル系粘着剤を含有する粘着剤層を有してなるものであり、
前記基紙における起立方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、かつ、前記基紙における起立方向に直交する方向のクラーク剛度が100cm

/100~280cm

/100であり、
前記基紙が木材パルプを原料として含むものである、
ことを特徴とするアテンションラベル。
(【0011】以降は省略されています)

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