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公開番号2023138891
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-03
出願番号2022044797
出願日2022-03-21
発明の名称手袋
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類A41D 19/04 20060101AFI20230926BHJP(衣類)
要約【課題】 優れた柔軟性、フィット性、装着性等を有し、質感と機械的強度とのバランスにも優れる手袋を提供する。
【解決手段】 酢酸ビニル残基単位5~20重量%、平均重合度1000~3000であるペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体を含む手袋。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
酢酸ビニル残基単位5~20重量%、平均重合度1000~3000であるペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体を含むものであることを特徴とする手袋。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
ペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、アルキル硫酸エステル塩0.5~2重量部を含み、下記一般式(1)で表される化合物100~3000ppm、を含むものであることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
JPEG
2023138891000004.jpg
25
58
(1)
(式中、Aは炭素数2~4のアルキレン基を示し、nは1~200の整数を示し、Mはアルカリ金属、アンモニウムイオン又はアルカノールアミン残基を示す。)
【請求項3】
アルキル硫酸エステル塩が、ラウリル硫酸リチウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム及びラウリル硫酸トリエタノールアンモニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種のものである、ことを特徴とする請求項2に記載の手袋。
【請求項4】
ペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体100重量部に対して、可塑剤80~180重量部及び安定剤1~5重量部を含むものであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の手袋。
【請求項5】
可塑剤が、テレフタル酸ビス(2-エチルヘキシル)、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジブチル、アジピン酸(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ジイソノニル、トリメリット酸トリ(2-エチルヘキシル)及びトリメリット酸トリイソデシルからなる群より選択される少なくとも1種以上の可塑剤であり、安定剤が、カルシウム-亜鉛系安定剤、エポキシ系安定剤、バリウム-亜鉛系安定剤からなる群より選択される少なくとも1種以上の安定剤であることを特徴とする請求項4に記載の手袋。
【請求項6】
ディッピング加工製であることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の手袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、手袋に関し、詳しくは、優れた柔軟性、フィット性、装着性、永久伸びと機械物性(破断強度、破断伸び)等を有し、質感と機械的強度とのバランスにも優れるペースト塩化ビニル系樹脂製の手袋に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
ペースト塩化ビニル系樹脂(以下、ペースト塩ビと略記する場合もある。)は、一般に可塑剤、充填剤、安定剤又はその他の配合剤などと共に混練することにより、ペースト塩ビゾルを調製し、該ペースト塩ビゾルを使用し種々の成形加工法により壁紙、タイルカーペット、手袋などの様々な成形加工品に用いられている。
【0003】
そして、塩化ビニル樹脂製の手袋等は、機械的強度が強く、耐摩耗性、耐薬品性、耐油性に優れ、水産業、農業、鉱業等の広い分野に使用されているが、その反面、伸縮性、柔軟性が低く、硬い、ゴワゴワする、装着し難い、等の手袋としての質感に課題を有していた。
【0004】
そこで、これら課題を補うため手袋基体内面に無機物の微粉末等を散布する方法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平06-136602号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の提案においては、装着性を改善するものであるが、使用時に粉が手や物に付着し不快感を与える、電子工業、精密工業等の粉塵を嫌う産業での使用に適さない、という課題を有すると共に特に手袋としての柔軟性、永久伸びと機械物性のバランス等については何ら検討のなされていないものであった。
【0007】
そこで、本発明は、柔軟性、フィット性、装着性、永久伸びと機械物性(破断強度、破断伸び)等を有し、質感と機械的強度とのバランスにも優れるペースト塩化ビニル系樹脂製の手袋を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題について鋭意検討を重ねた結果、特定のペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体を含む手袋が、柔軟性、フィット性、装着性、永久伸びと機械物性(破断強度、破断伸び)等を有し、質感と機械的強度とのバランスにも優れるものとなることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
即ち、本発明は、酢酸ビニル残基単位5~20重量%、平均重合度1000~3000であるペースト塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体を含むことを特徴とする手袋に関するものである。
【0010】
以下、本発明に関し詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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