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公開番号2024053644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-16
出願番号2022159977
出願日2022-10-04
発明の名称新規な(メタ)アクリル酸エステルモノマー、樹脂及びそれを含むフィルム
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08F 20/26 20060101AFI20240409BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】加熱時の樹脂の耐熱性低下を抑制できるモノマー、樹脂及びそれを含むフィルムを提供する。
【解決手段】下記式(I)または(II)で表される構造単位をエステル部分に有する(メタ)アクリル酸エステルモノマー。
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(R2~R7は、それぞれ、独立して、水素原子または、炭素数1~6のアルキル基を表す。*は、結合位置を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステルモノマー。
JPEG
2024053644000040.jpg
42
40
(式中、R

は水素原子またはメチル基を表す。環Aは下記構造式(I)または(II)で表される。環Aが下記構造式(I)のとき、S

は下記構造式(1-2-1)から(1-2-12)、(1-2-65)から(1-2-68)で表され、環Aが下記構造式(II)のとき、S

は下記構造式(1-1-1)から(1-1-6)、(1-2-1)から(1-2-12)、(1-2-65)から(1-2-68)で表される。)
JPEG
2024053644000041.jpg
33
95
(R

~R

は、それぞれ、独立して、水素原子または、炭素数1~6のアルキル基を表す。*は、結合位置を示す。)
JPEG
2024053644000042.jpg
196
133
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
環Aが下記構造式(III)または(IV)である請求項1に記載の(メタ)アクリル酸エステルモノマー。
JPEG
2024053644000043.jpg
30
82
(*は、結合位置を示す。)
【請求項3】
環Aが前記式(I)または(III)のときS

は前記式(1-2-7)から(1-2-12)、(1-2-65)から(1-2-68)、環Aが前記式(II)または(IV)のときS

は(1-1-1)から(1-1-6)である請求項1に記載の(メタ)アクリル酸エステルモノマー。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の(メタ)アクリル酸エステルモノマーに由来する下記構造式(2)で示される残基単位と、下記構造式(3)で示される残基単位を含む樹脂。
JPEG
2024053644000044.jpg
47
76
(R

、S

、環Aは、式(1)のR

、S

、環Aと同義である。)
JPEG
2024053644000045.jpg
44
63
(式中、R

及びR

はそれぞれ独立して炭素数1~12である直鎖状アルキル基、炭素数3~12の分岐状アルキル基、又は炭素数3~6である環状アルキル基からなる群の1種を示す)
【請求項5】
前記式(2)で示される残基単位を1~20モル%、前記式(3)で示される残基単位を80~99モル%含む請求項4に記載の樹脂。
【請求項6】
ゲル・パーミエーション・クロマトグラフにより測定した標準ポリスチレン換算の重量平均分子量が100,000~450,000である請求項4に記載の樹脂。
【請求項7】
請求項4に記載の樹脂を含むフィルム。
【請求項8】
フィルムの動的粘弾性を測定した時の貯蔵弾性率E‘=1×10

となる温度が、120~180℃である請求項7に記載のフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規な(メタ)アクリル酸エステルモノマー、樹脂及びそれを含むフィルムに関するものであり、より詳しくは、樹脂の耐熱性を向上させることができる新規な(メタ)アクリル酸エステルモノマーに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
フマル酸ジエステルから得られる単独重合体または共重合体は、一般的な熱可塑性ビニル重合体と比べて高い耐熱性を示し、さらに透明性に優れた樹脂となることが知られている。例えば、フマル酸ジイソプロピルやフマル酸ジシクロヘキシルから得られる単独重合体は、200℃以上でも軟化点およびガラス転移温度を示さず、光学分野において様々な用途に使用可能な透明樹脂として有望な材料である。そして、フマル酸ジエステル系樹脂よりなるフィルムは優れた耐熱性、透明性を有することが知られている(例えば、特許文献1~3)。
【0003】
特許文献1~3に示されたフマル酸ジエステル系樹脂よりなるフィルムは優れた耐熱性を有するもののより靭性の向上が求められている。特許文献4では、靭性は大きく改善されるものの、長鎖アルキル鎖を有するアクリレートと共重合することで耐熱性(ここで、耐熱性は樹脂の貯蔵弾性率(E‘)が1×10

Paの時の温度を指す。)に課題がある。
【0004】
したがって、重合した際に樹脂の耐熱性低下を抑制できるアクリレートモノマーが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公平5-40281号公報
特開2006-193616号公報
特開2008-120851号公報
特開2017-149932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は加熱時の樹脂の耐熱性低下を抑制できる(メタ)アクリル酸エステルモノマー、樹脂及びそれを含むフィルムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の(メタ)アクリル酸エステルを重合させ、それを含むフィルムが、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、下記式(1)で示される(メタ)アクリル酸エステルモノマー、樹脂及びそれを含むフィルムである。
【0009】
JPEG
2024053644000001.jpg
42
40
【0010】
(式中、R

は水素原子またはメチル基を表す。環Aは下記構造式(I)または(II)で表される。環Aが下記構造式(I)のとき、S

は下記構造式(1-2-1)から(1-2-12)、(1-2-65)から(1-2-68)で表され、環Aが下記構造式(II)のとき、S

は下記構造式(1-1-1)から(1-1-6)、(1-2-1)から(1-2-12)、(1-2-65)から(1-2-68)で表される。)
(【0011】以降は省略されています)

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