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公開番号2023101362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-20
出願番号2022010505
出願日2022-01-07
発明の名称フェイスガード
出願人個人
代理人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20230712BHJP(衣類)
要約【課題】飛沫感染症下において飲食時に一切手を触れずに飛沫を防止する自動開閉式フェイスガードを提供する。
【解決手段】耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム1に、右頬部から突出た補助フレーム3と左頬部から突出た補助フレームを設け、ジョイントを用いて、本体フレーム1に接着接合し、前記補助フレーム3に設けた回転軸を中心にアーム5、小歯車部にジョイントで可撤接合したシールド2が回転し、左側駆動部は前記補助フレームと内歯車からなる大歯車と、小歯車部と前記大歯車と一体化した錘から構成され、飲食時に頭部(顔)を前傾すると、前記錘は回転軸を中心に回転し、前記錘の位置エネルギーの変化を持って、前記小歯車部を前記大歯車と同じ回転方向に回転させ、前記小歯車部に可撤接合された前記シールド2は、回転軸を中心に回転挙上し、挙上量が前記大歯車と前記小歯車部の歯車比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
眼鏡フレームと同様に、耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム(1)に右頬部から突出た補助フレーム(3)と左頬部から突出た補助フレーム(6)を設け、ジョイント(4a)(4b)を用いて、前記本体フレーム(1)に接合し、右側可動部は前記補助フレーム(3)に設けた回転軸(19)を中心にアーム(5)に設けたジョイント(20)に可撤接合したシールド(2)が回転し、左側駆動部は前記補助フレーム(6)と内歯車からなる大歯車(8)と、小歯車部(7)と前記大歯車(8)と一体化した錘(16)から構成され、前記大歯車(8)と前記小歯車部(7)は噛み合い、飲食時に頭部(顔)を前傾すると、前記錘(16)は回転軸(24)を中心に回転し、前記錘(16)の位置エネルギーの変化によって、前記小歯車部(7)を前記大歯車(8)と同じ回転方向に回転させ、前記小歯車部(7)に可撤接合された前記シールド(2)は、回転軸(18)を中心に回転挙上し、挙上量が前記大歯車(8)と前記小歯車部(7)の歯車比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記大歯車(8)と前記小歯車部(7)のギヤ比は3:1~4:1であることを特徴とする請求項1に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項3】
眼鏡フレームと同様に、耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム(1)に右頬部から突出た補助フレーム(3)と左頬部から突出た補助フレーム(6)を設け、ジョイント(4a)(4b)を用いて、前記本体フレーム(1)に接合し、前記補助フレーム(3)に設けた回転軸(19)を中心にアーム(5)に設けたジョイント(20)に可撤接合したシールド(2)が回転し、左側駆動部は大ホイール(11)と小ホイール部(10)を備え、前記大ホイール(11)は大ホイールと一体化された錘(17)を備え、前記錘(17)は回転軸(26)を中心に回転し、前記糸(12)は各ホイール(10)(11)の外周溝に固定点(13)(14)(15)で点状固定され、その回転は糸(12)によって小ホイール部(10)に伝達され、左右の補助フレーム(9)(3)に設けた回転軸はシールド(2)の可撤接合用のジョイント(20)を備え、前記シールド(2)は、前記補助フレーム(9)(3)に可撤接合し、飲食時に頭部(顔)が前傾することにより前記錘(17)が回転して、その回転によって前記小歯車部(7)も同じ回転方向に回転し前記シールド(2)を回転挙上させ、挙上量が前記大ホイール(11)と前記小ホイール部(10)の直径比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【請求項4】
前記大ホイール(11)と前記小ホイール部(10)の直径比は3:1~4:1であることを特徴とする請求項3に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項5】
三連の平歯車で左側駆動部を構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項6】
眼鏡と同じく鼻と耳を固定点とする前記本体フレーム(1)は鼻骨から小鼻方向に下降し、頬骨下部を通って耳に至り、前記本体フレーム(1)は視野を妨げない形態をとり、前記本体フレーム(1)は左側の口角の外側で左側駆動部の前記補助フレーム(6)または(9)と右側口角の外側で前記補助フレーム(3)と係合し、本体フレーム(1)と補助フレーム(3)、(6)または(9)はジョイント(4a)(4b)を具備することを特徴とする、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項7】
前記補助フレーム(3)の前記回転軸(19)に前記アーム(5)にバランサー5aを設け、前記アーム(5)に可撤接合した前記シールド(2)の重心に対して、前記回転軸(19)を通り、180°の位置に、前記アーム(5)の重心を設け、その質量をもって回転モーメントを打ち消すようにしたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項8】
前記補助フレーム(3)、(6)、または(9)及び前記アーム(5)、前記小歯車部(7)、前記小ホイール部(10)には、前記シールド(2)の過回転による装置損傷を防ぐストッパー面(21a)(21b)を設けたことを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項9】
前記シールド(2)を自動開閉式から固定式にするため、前記補助フレーム(3)にストッパー(22)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガード。
【請求項10】
前記本体フレーム(1)に顔面上部(目粘膜)を保護するための固定式シールド(2a)を本体フレーム(1)に装着するためのジョイント部(27)を設けた、を特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガード。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は自動開閉式フェイスガードに関する。
続きを表示(約 4,000 文字)【背景技術】
【0002】
フェイスガードは医療従事者が感染防止対策として着用するフェイスガードが公知である(特許文献1)。しかし特許文献1では飲食時にフェイスガード全面を上方に退避させることになるため利用が煩雑となる。特許文献2ではフェイスガード装着者が水分摂取する時フェイスガード(フェイスシールド)の一部だけを手動で開放することで水分を取れるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録 第3229578号公報
実用新案登録 第3229279号公報
【0004】
従来のフェイスガードでは、フェイスガードに触指するたびに、フェイスガードに付着した飛沫感染の病原体を手に付けることになる。特に文献2は水分摂取時フェイスガードの一部を手動で開放して水分を取ることができるとしているが、このフェイスガードを用いて食事を取ろうとすれば、食物を口に運ぶ度に、使用者がフェイスガードに触指してフェイスガードの一部を上へ退避させ、食事を口に入れ咀嚼状態になったら、またフェイスガードに触指してフェイスガードをもとの位置に戻さねばならず非常な労力を要する。同時にフェイスガードに触指するたびに、フェイスガードに付着した飛沫感染の病原体を手に付けることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、食物を口に運ぶ度に、使用者がフェイスガードに触指してフェイスガードの一部を上へ退避し、食べ物を口に入れた咀嚼時は再びフェイスガードに触指してフェイスガードをもとの位置に戻すことをフェイスガードに触指することなく、フェイスガードの開閉が自動的に行えるフェイスガードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下の[1]~[11]に関する。
[1]眼鏡フレームと同様に、耳と鼻に固定点を求めた本体フレーム(1)に、右頬部から突出た補助フレーム(3)と左頬部から突出た補助フレーム(6)を設け、ジョイント4a、4bを用いて、本体フレーム1に接着接合し、前記補助フレーム3、6に設けた回転軸19、18を中心にアーム5、小歯車部7にジョイント20で可撤接合したシールド2が回転し、左側駆動部は前記補助フレームと内歯車からなる大歯車8と、小歯車部7と前記大歯車8と一体化した錘16から構成され、前記大歯車8と前記小歯車部7は噛み合い、飲食時に頭部(顔)を前傾すると、前記錘16は回転軸24を中心に回転し、前記錘16の位置エネルギーの変化を持って、前記小歯車部7を前記大歯車8と同じ回転方向に回転させ、前記小歯車部7に可撤接合された前記シールド2は、回転軸18を中心に回転挙上し、挙上量が前記大歯車8と前記小歯車部7の歯車比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
[2]前記大歯車8と前記小歯車部7のギヤ比は3:1~4:1である[1]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[3]大ホイール11と小ホイール部10を備え、前記大ホイール11は一体化された錘17を備え、前記大ホイール11と前記小ホイール部10は、前記糸12で小ホイール部10、大ホイール11の外周溝に固定点13、14、15で点状固定され、前記錘17は回転軸26を中心に回転し、その回転は糸12によって小ホイール部10に伝達され、左右の補助フレーム9、3に設けた回転軸25、19を中心に、前記小ホイール部10、前記アーム5に前記ジョイント20で可撤接合した前記シールド2が回転し、飲食時に頭部(顔)が前傾することにより前記錘17が回転すると、その回転によって前記小ホイール部10も同じ回転方向に回転して前記シールド2を回転挙上させ、挙上量が前記大ホイール11と前記小ホイール部10の直径比で調節できることを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
[4]前記大ホイール11と前記小ホイール部10の直径比は3:1~4:1であることを特徴とする[2]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[5]三連の平歯車で左側駆動部を構成したことを特徴とする[1]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[6]眼鏡と同じく鼻と耳を固定点とする前記本体フレーム1は鼻骨から小鼻方向に下降し、頬骨下部を通って耳に至り、前記本体フレーム1は視野を妨げない形態をとり、本体フレーム1は左側口角の外側で駆動部の前記補助フレーム6、または9と右側口角の外側で前記補助フレーム3と係合し、本体フレーム1と補助フレーム3、6または9はジョイント4a、4bで係合することを特徴とする、[1]から[5]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[7][5]に記載の前記補助フレーム3の、前記回転軸19に前記アーム5を装着し、前記アーム5に可撤接合した前記シールド2の重心に対して、前記回転軸19を通り、180°の位置に、前記アーム5の重心を設け、その質量をもって回転モーメントを打ち消すようにしたことを特徴とする[1]から[6]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[8]前記補助フレーム3、6、または9及び前記アーム5、前記小歯車部7、前記小ホイール部10に、前記シールド2の過回転による装置損傷を防ぐストッパー面21a、21bを設けたことを特徴とする[1]から[7]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[9]前記シールド2を自動開閉式から固定式にするため、前記補助フレーム3にストッパー22を設けた[1]から[8]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[10]前記本体フレーム1に顔面上部(目粘膜)を保護するための固定式シールド2aを本体フレーム1に装着するためのジョイント部27を設けたことを特徴とする[1]から[9]に記載の自動開閉式フェイスガード。
[11][1]から[10]のいずれか1項に記載の自動開閉式フェイスガードにおいて、前記右側駆動部を左側にし、前記左側可動部を右側にして、左右の構成を入れ換えて左利き用にしたことを特徴とする自動開閉式フェイスガード。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、食事中にマスク、フェイスガードに触れることもなく、フェイスガードに指を接触させることで発生する、フェイスガードから指への接触感染を防止できる。また飲食及び会話中は顔の前にフェイスガードがあり、飛沫を防ぐことができる。コロナ感染症だけでなく今後の食事中の飛沫感染症に非常に有効である。フェイスガードは著しい消耗品であるが、安価で強度に富み、アルコール、次亜塩素酸ナトリウム等による消毒再利用が可能であり、フェイスガード自体が交換可のため長期使用が可能で且つ安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
口周辺を保護している状態の自動開閉式フェイスガード左側側面図。
自動開閉式フェイスガードの右側上面図。
自動開閉式フェイスガードの正面図
歯車を駆動部に用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
別の実施形態であるホイールを駆動部に用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
シールド部質量打ち消し用アームの右側側面図。
シールド部のフレーム取り付用ジョイント部の側面図。
自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図。
自動開閉式フェイスガード正面図。
駆動部に三連の歯車を用いた自動開閉式フェイスガード駆動部左側側面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本実施形態の自動開閉式フェイスガードは図1に示すように、本体フレーム1(装着部)とシールド2、左側駆動部の一例であるシールド駆動部(補助フレーム6、大歯車8、錘16、小歯車部7または(補助フレーム9、大ホイール11、錘17、小ホイール部10から構成される。この構成は右利き用で、左利き用は左右の構成が逆になる。本体フレーム1は図1に示すように眼鏡と同じようなつる状の形状をもち簡単に耳鼻にかけることができる。図1は本発明の自動開閉式フェイスガードを顔に装着し、頭部(顔)を前傾していない基本状態を示し、シールド2が口の前にあって、会話時や食物の咀嚼時の位置である。右側可動部の一例である図2はフェイスガード右側部分の上面図であり、シールド2は本体フレーム1の取り付部4aに接合した補助フレーム3に回転軸19を介してアーム5が取り付けられ、アーム5の先に可撤接合したシールド2の質量を打ち消すようバランサー5a、シールド2の重心に対し回転軸19の180°の位置にアーム5の重心を設けている。このためシールド2はこの効果で、少しの力で回転軸の周りを回転可能となっている。同時に軸受け部の材質を低摩擦な材料、例えばフッ素樹脂で構成することで、更に小さな力で回転可能になっている。図3は低摩擦材料、で作製されたフェイスガード左側駆動部の正面図であり、1は本体フレーム、2はシールド、8は大歯車、16は錘である。図4は左側駆動部に二つの歯車を用いた実施形態1の駆動部の分解図であり、6は補助フレーム、7は小歯車部、8は大歯車、16は錘、24は回転軸である。
【0010】
図5は駆動部に二つのホイールを用いた実施形態2の左側駆動部の分解図である。9はホイールを用いた糸駆動方式の左側駆動部の本体部、11は大ホイール、12は大ホイールと小ホイール部をつなぐ糸、10は小ホイール部、17は錘、26は回転軸である。
(【0011】以降は省略されています)

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