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公開番号2024000921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-09
出願番号2022099910
出願日2022-06-21
発明の名称被介護者用下衣
出願人個人
代理人個人
主分類A41D 1/00 20180101AFI20231226BHJP(衣類)
要約【課題】被介護者の身体の向きを変えず仰向けのままで着替えることができ、介護者や被介護者の負担軽減できる被介護者用下衣を得る。
【解決手段】ズボンタイプ下衣10は、股下部11と脚部12とを備えている。股下部11の背面側において、臀部26から腰部11aまでの部分が開放されてなる開放部分23が設けられており、それにより股上部11の両端部が背面側において互いに離れている。股上部11の腰部11aは、周方向に伸縮可能とされている。股上部11の両端部には、着用者の不織布製オムツに着脱される面ファスナ24a,24bを備えている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
身体の下胴部の周りを覆う下胴覆い部と、両脚又は片脚ずつの周りを覆う脚覆い部とを備えた被介護者用下衣であって、
前記下胴覆い部の背面側において、臀部から上端縁までの部分が開放されていることにより、前記下胴覆い部の両端部が背面側において互いに離れており、
前記下胴覆い部の腰部は周方向に伸縮可能とされ、
開放部分の周りの少なくとも一部には、着用者の不織布製オムツに着脱される面ファスナを備える、被介護者用下衣。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記下胴覆い部の両端部において、それぞれの腰部に前記面ファスナが設けられている、請求項1に記載の被介護者用下衣。
【請求項3】
前記下胴覆い部の両端部において、それぞれの下端から前記上端縁の間には、前記腰部以外にも前記面ファスナが設けられている、請求項1に記載の被介護者用下衣。
【請求項4】
前身頃と後身頃とが縫製されて前記下胴覆い部が形成されていて、
前記開放部分は、前記後身頃の幅方向途中に形成されている、請求項1に記載の被介護者用下衣。
【請求項5】
前記開放部分の両脇における前記後身頃の横幅が5cm以上15cm以下である、請求項4に記載の被介護者用下衣。
【請求項6】
前記脚覆い部が片脚ずつの周りを覆っているズボンタイプであり、
前記開放部分の下縁部には、仰向けでの着用状態において垂れ下がって股を隠すための股隠し片が縫製されている、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の被介護者用下衣。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被介護者が着用する下衣に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
自宅、介護施設や病院等において、ベッド等から起き上がることが困難な被介護者が上衣と下衣とに分かれた寝衣を着用した場合、着替えの際に被介護者が臀部を持ち上げたり、何度も身体の向きを変えたりする必要がある。このような動作は、介護者にとっても被介護者にとっても負担が大きい。そういった負担を軽減するために、着替えを行いやすいように工夫された被介護者用の下衣が提案されている。例えば、左右の重ね部を重ね合わさせたり開いたりすることで前開き部を開閉するようにし、前開き部が開かれた状態の股下部分では、臀部に至るまで開かれるようにした下衣が知られている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-203219号公報
特開2017-206779号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従前の被介護者用の下衣は、被介護者用に工夫がされていない一般の下衣と比較すれば負担が軽減されているとはいえ、下衣を着替える際には被介護者の身体を横向きにする等、態勢を変える必要があることに変わりはない。そのため、介護者や被介護者の負担軽減は十分とはいえない。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、被介護者の身体の向きを変えず仰向けのままで着替えることができ、介護者や被介護者の負担軽減できる被介護者用下衣を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明は、
身体の下胴部の周りを覆う下胴覆い部と、両脚又は片脚ずつの周りを覆う脚覆い部とを備えた被介護者用下衣であって、
前記下胴覆い部の背面側において、臀部から上端縁までの部分が開放されていることにより、前記下胴覆い部の両端部が背面側において互いに離れており、
前記下胴覆い部の腰部は周方向に伸縮可能とされ、
開放部分の周りの少なくとも一部には、着用者の不織布製オムツに着脱される面ファスナを備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、下衣が着用された状態では、脚覆い部に脚が通され、下胴覆い部の腰部を伸ばしながらその両端部にある面ファスナを着用者のオムツに付着させる。そうすると、オムツを着用した下胴部の前側が下胴覆い部によって覆われた状態が維持される。これにより、下衣としての機能が果たされる。下衣を着替える場合には、まず、面ファスナをオムツから剥がして下胴覆い部を前方に開けると、下胴覆い部が脱げる。そこからさらに脚を脚覆い部から抜けば、下衣を脱がせることができる。着用時にはその反対の動作を行う。この着脱の間、着用者の身体の向きを変えず仰向けを維持できるため、介護者や被介護者の負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ズボンタイプ下衣の正面図。
ズボンタイプ下衣の背面図。
ズボンタイプ下衣の斜視図。
ズボンタイプ下衣の着用状態を示し、(a)は正面図、(b)は背面図。
ズボンタイプ下衣の着脱の様子を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を具体化した一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態では、図面に示されたズボンタイプ下衣10に具体化されている。
【0010】
ズボンタイプ下衣10は、綿、ポリエステル等の各種生地やそれらの混合生地により全体が形成され、図1乃至図3に示すように、股上部11と、一対の脚部12とを有している。股上部11及び一対の脚部12は、前身頃13と後身頃14とが、内股側と脇側とで縫合されることによって形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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