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公開番号2024051962
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158371
出願日2022-09-30
発明の名称織物製品
出願人丸井織物株式会社
代理人個人
主分類A41D 27/00 20060101AFI20240404BHJP(衣類)
要約【課題】 積極的に生地の伸縮性を抑えた織物製品を提供する。
【解決手段】 本実施形態における織物製品は、伸縮性のある経糸22と、経糸22より伸縮性のある緯糸21とを含み、織って形成された織物生地20と、少なくとも一部に織物生地20を含む衣服本体10とを有する。織物生地20は、繊度33dtex以上672dtex以下である緯糸21及び経糸22を含み、織物生地20となる前の状態における生機のカバーファクターが平織物換算で1400以上1750以下である。衣服本体10全体のうち5割以上の範囲に、織物生地20が設けられてなることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
伸縮性のある第1の糸と、当該第1の糸より伸縮性のある第2の糸とを含み、織って形成された織物生地と、
少なくとも一部に前記織物生地を含む衣服本体と
を有し、
前記織物生地は、繊度33dtex以上672dtex以下である前記第1の糸及び前記第2の糸を含み、
前記織物生地となる前の状態における生機のカバーファクターが平織物換算で1400以上1750以下であり、
前記衣服本体全体のうち5割以上の範囲に、前記織物生地が設けられてなることを特徴とする
織物製品。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記第2の糸の太さは、前記第1の糸と同じ太さ、又は、前記第1の糸より太い太さであり、
前記第2の糸は、ポリブチレンテレフタレート繊維を含むコンジュゲートヤーンであり、
前記衣服本体全体のうち8割以上の範囲に、前記織物生地が設けられてなることを特徴とする
請求項1に記載の織物製品。
【請求項3】
前記第2の糸は、ポリブチレンテレフタレート繊維及びポリエチレンテレフタレート繊維からなるコンジュゲートヤーンである
請求項2に記載の織物製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、織物製品に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、ポリエステル複合仮撚糸を含むストレッチ性織物であって、前記ポリエステル複合仮撚糸は、単繊維繊度が1.6~4.3dtexであるポリエステルコンジュゲート糸Aと単繊維繊度が0.2~1.1dtexであるポリエステルフィラメント糸Bとを含み、前記ポリエステル複合仮撚糸の表面部分において、前記ポリエステルフィラメントBによる突出部が形成されており、「JIS L1096:2010 織物及び編物の生地試験方法」の「8.16.1 伸び率」の「b)B法(織物の定荷重法)」に規定されている方法で測定されるタテ方向またはヨコ方向のいずれか一方の伸長率が5%以上であり、「JIS L1096:2010 織物及び編物の生地試験方法」の「8.16.2 伸長弾性率(伸長回復率)及び残留ひずみ率」の「b)B-1法(定荷重法)」に規定されている方法(4.7Nの荷重を除いてから初荷重を加えるまでの時間を1 時間に設定)で測定されるタテ方向またはヨコ方向のいずれか一方の伸長回復率が80%以上である、ストレッチ性織物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-186503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、積極的に生地の伸縮性を抑えた織物製品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る織物製品は、伸縮性のある第1の糸と、当該第1の糸より伸縮性のある第2の糸とを含み、織って形成された織物生地と、少なくとも一部に前記織物生地を含む衣服本体とを有し、前記織物生地は、繊度33dtex以上672dtex以下である前記第1の糸及び前記第2の糸を含み、前記織物生地となる前の状態における生機のカバーファクターが平織物換算で1400以上1750以下であり、前記衣服本体全体のうち5割以上の範囲に、前記織物生地が設けられてなることを特徴とする。
【0006】
好適には、前記第2の糸の太さは、前記第1の糸と同じ太さ、又は、前記第1の糸より太い太さであり、前記第2の糸は、ポリブチレンテレフタレート繊維を含むコンジュゲートヤーンであり、前記衣服本体全体のうち8割以上の範囲に、前記織物生地が設けられてなることを特徴とする。
【0007】
好適には、前記第2の糸は、ポリブチレンテレフタレート繊維及びポリエチレンテレフタレート繊維からなるコンジュゲートヤーンである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、積極的に生地の伸縮性を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における衣服1を例示する図である。
繊維の結晶構造を例示する図である。
繊維の物性を例示する図である。
実施例及び比較例の織物生地における構成を例示する図である。
試験体の織物生地の構成を例示する図である。
実施例及び比較例の織物生地における各伸長時の応力の関係性を例示した図である。
試験体の織物生地における各伸長時の応力の関係性を例示した図である。
実施例、比較例、及び試験体における応力・ひずみ曲線を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
まず、本発明がなされた背景を説明する。
新型コロナウイルス感染症による流行で、感染症の感染拡大を防止する観点から、不要不急の外出自粛の要請により、外出する機会が減少し、自宅にいる機会が増加傾向にある。例えば、社会活動においては、テレワーク(情報通信技術(ICT=Information and Communication Technology)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方)の導入が推奨とされ、例えば終日在宅勤務又は部分在宅勤務を導入し、多様な働き方を選択できる傾向となっている。そのため、スーツを着て出勤する機会が減り、自宅にて在宅勤務する機会が増えるため、内着需要が高まってきている。
また、内着においては、現状編物で形成される事が多く、内着は、例えばジャージ若しくはパジャマの様なニット、又は、丸編素材が主軸であり、編目によるループが伸長すると共に、糸が伸び縮みする編物構造であるため、ルーズ感やリラックス感を感じる事が出来る。この種の先行技術としては、ポリウレタン弾性糸を含むニットや、コンジュゲートヤーンを含むニット素材が提案されている。ポリウレタン弾性糸を含むニットに関して言うと、加水分解性もあり商品寿命としては3年程度と短いため、長く着用する観点や昨今のSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))の流れにおいてサステナブルとは言い難い。また、コンジュゲートヤーンを含むニット素材で言えば、織物対比目付が重いデメリットもある為、より軽く、リラックス感の味わえる素材に着目する事は昨今望まれている。
(【0011】以降は省略されています)

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