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公開番号2023081791
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-13
出願番号2021195798
出願日2021-12-01
発明の名称下衣
出願人さこねい合同会社
代理人個人
主分類A41D 1/06 20060101AFI20230606BHJP(衣類)
要約【課題】 着用者の下着交換を容易、且つ下着交換に伴う汚れ付着を防止する下衣を提供することを目的とする。
【解決手段】
前身頃と後身頃とを備えた下衣であって、前身頃10A及び後身頃10Bの夫々の裏面12、14における股下部16A、16Bの内側の端の部位である開口端部19A、19Bに沿って前身頃左脚側足首部20AL、後身頃左脚側足首部20BLから前身頃右脚側足首部20AR、後身頃右脚側足首部20BRに向かって設けた股下部を開閉自在にするスライドファスナー40と、
前身頃左脚側足首部におけるスライドファスナーの端部41AL近傍の位置に設けた一方側首連結スナップ30Lと、前身頃右脚側足首部におけるスライドファスナーの端部41AR近傍の位置に設けた他方側首連結スナップ30Rとを備えており、一方側首連結スナップと他方側首連結スナップは、互いに嵌合する雄雌一対である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前身頃と後身頃とを備えた下衣であって、
前身頃及び後身頃の夫々の裏面における股下部の内側の端の部位である開口端部に沿って一方側足首部から他方側足首部に向かって設けた前記股下部を開閉自在にするスライドファスナーと、
前記前身頃の前記一方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けた着用者の後頸部で前記前身頃の前記一方側足首部と前記前身頃の前記他方側足首部を互いに連結するための一方側首連結スナップと、
前記前身頃の前記他方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けた着用者の後頸部で前記前身頃の前記一方側足首部と前記前身頃の前記他方側足首部を互いに連結するための他方側首連結スナップとを備えており、
前記一方側首連結スナップと前記他方側首連結スナップは、互いに嵌合する雄雌一対であることを特徴とする下衣。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記一方側首連結スナップは、前記後身頃の前記一方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けており、
前記他方側首連結スナップは、前記後身頃の前記他方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の下衣。
【請求項3】
前記一方側首連結スナップは、前記他方側首連結スナップの嵌合凹部と嵌め合う嵌合凸部が前記前身頃又は前記後身頃の表面から外部方向に向かって突出するように設けており、
前記他方側首連結スナップは、前記一方側首連結スナップの嵌合凸部と嵌め合う嵌合凹部が前記前身頃又は前記後身頃の前記表面から内部方向に向かって凹むように設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の下衣。
【請求項4】
前記スライドファスナーは、
前記前身頃及び前記後身頃の夫々の前記裏面における前記股下部の内側の端の部位である前記開口端部に沿って前記一方側足首部から前記他方側足首部に向かって設けた一対のファスナーテープと、
前記一対のファスナーテープの夫々のファスナーテープにおける前記スライドファスナーが閉鎖する際に前記一対のファスナーテープ同士が対向する部位であるテープ対向側縁部に対して設けた複数のファスナーエレメントを有する一対のファスナーエレメント列と、
前記前身頃又は前記後身頃の前記ファスナーエレメント列に対して設けた前記一対のファスナーエレメント列同士を噛合又は分離させるスライダーと、
前記一対のファスナーエレメント列のうち前記スライダーを設けた前記ファスナーエレメント列における長手方向の端の部位であるエレメント列端部であって、且つ前記スライダーの底部側の前記エレメント列端部に連設して前記スライダーの前記底部と当接するように前記テープ対向側縁部に対して設けた前記スライダーの前記底部と当接することで前記スライダーの移動を制止する箱体と、
前記一対のファスナーエレメント列のうち前記スライダーを設けていない前記ファスナーエレメント列における長手方向の端の部位である前記エレメント列端部であって、且つ前記スライドファスナーが閉鎖する際に前記箱体と対向する前記エレメント列端部に連設するように前記テープ対向側縁部に対して設けた前記スライダー及び前記箱体の溝に挿入することで前記一対のファスナーテープ同士を連結させる蝶棒と、
前記一対のファスナーエレメント列の夫々の前記ファスナーエレメント列における前記箱体を設けた側の前記エレメント列端部と反対側の前記エレメント列端部及び前記蝶棒を設けた側の前記エレメント列端部と反対側の前記エレメント列端部の夫々のエレメント端部に対して連設するように前記テープ対向側縁部に対して設けた前記スライダーの頭部と噛合することで前記スライダーの移動を制止する一対の制止具を備えており、
前記一対のファスナーテープの少なくともいずれか一方のファスナーテープの着用者の肌と接触する面に対して、前記ファスナーエレメントと着用者の肌との接触を防止する張出部を備えたことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の下衣。
【請求項5】
前記スライドファスナーの前記一対の制止具は、前記一対のファスナーテープの夫々のファスナーテープにおける前記テープ対向側縁部に対して、且つ前記一対のファスナーテープの夫々のファスナーテープにおける長手方向の端の部位であるテープ端部のうち、前記制止具を設けている側の前記テープ端部から前記テープ対向側縁部に沿って所定の間隔をあけて設けており、
前記スライドファスナーを閉鎖した際に前記前身頃の前記ファスナーテープにおける前記制止具を設けている側の前記テープ端部と前記後身頃の前記ファスナーテープにおける前記制止具を設けている側の前記テープ端部と前記スライドファスナーとの間で囲まれた前記一方側首連結スナップ又は前記他方側首連結スナップを掴む際に指を挿入するための指挿通孔を備えたことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の下衣。
【請求項6】
前記一方側首連結スナップ及び前記他方側首連結スナップは、鉤ホック又は面ファスナーであり、互いに掛合又は面着する雄雌一対である、若しくは前記一方側首連結スナップ及び前記他方側首連結スナップは、いずれか一方がボタン、他方がボタンホールであり、前記ボタンを前記ボタンホールに対して挿通することで互いに掛合することを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の下衣。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、幼児又は被介護者の下着交換を容易にした下衣に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
幼児の親又は介護者が、幼児又は被介護者の下着交換を行う前段階として下衣を脱がせる際、暴れたりするなどスムーズに脱がせることができない場合がある。
この点、下衣の股下部にスライドファスナーを備えた幼児用の下衣又は被介護者用の下衣が存在する。
例えば、幼児用の下衣として股下部にスライドファスナーを設けた下衣が存在する。具体的には、「左右一対の脚部2a、2bを腰部3にて一体となしたるズボンにおいて、裾4a、4bの内側より内股部5にかけて一連のファスナー6により縫い合わせて開閉できるようになしたる幼児用ズボン」である。(特許文献1)
また、被介護者用の下位として股下部にスライドファスナーを設けた下衣が存在する。具体的には、「パンツは、端部足首部(5)からその股部(6)を経て他端足首部に到るまでスライドファスナーで開閉部が形成されていることを特徴とする衣服」である。(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開S49-121725号公報
実用新案登録第3079663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1及び特許文献2に記載の下衣を履いた幼児又は被介護者などを含む着用者の下着交換の作業手順としては、まず幼児の親又は介護者などの作業者は、下衣の股下部に設けたスライドファスナーを用いて股下部の開口を行い、次に、作業者は、着用者の下着交換を容易にするために、下衣の足首部を持ちつつ着用者の上半身方向に向かって下衣を捲り上げる必要がある。
しかし、下着交換を行っている最中に着用者が暴れた場合、着用者の上半身方向に下衣を捲り上げただけでは、捲り上げた下衣の左脚部と右脚部が着用者の下半身方向へズレ落ちてしまうことがある。また、着用者が起立した状態で下着交換を行う場合、着用者の上半身方向に下衣を捲り上げただけでは、下衣の重量により捲り上げた下衣の左脚部と右脚部が着用者の下半身方向にズレ落ちてしまうことがある。
上記の場合、作業者は、着用者の上半身方向に下衣を捲り上げた後に両手で下着交換を行っている最中に着用者の下半身方向にズレ落ちてきた下衣の左脚部と右脚部を肘などで支持する必要があり、下着交換が困難を伴う問題があった。
また、下衣の左脚部と右脚部が、着用者の下半身方向にズレ落ちて下着などと接触する結果、下着交換に伴う下衣の汚れ付着が発生する問題があった。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、着用者の下着交換を容易、且つ下着交換に伴う汚れ付着を防止する下衣を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための本発明に係る下衣の特徴構成は、
前身頃と後身頃とを備えた下衣であって、
前身頃及び後身頃の夫々の裏面における股下部の内側の端の部位である開口端部に沿って一方側足首部から他方側足首部に向かって設けた前記股下部を開閉自在にするスライドファスナーと、
前記前身頃の前記一方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けた着用者の後頸部で前記前身頃の前記一方側足首部と前記前身頃の前記他方側足首部を互いに連結するための一方側首連結スナップと、
前記前身頃の前記他方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けた着用者の後頸部で前記前身頃の前記一方側足首部と前記前身頃の前記他方側足首部を互いに連結するための他方側首連結スナップとを備えており、
前記一方側首連結スナップと前記他方側首連結スナップは、互いに嵌合する雄雌一対である点にある。
【0007】
本構成の下衣によれば、互いに嵌合する雄雌一対の一方側首連結スナップと他方側首連結スナップが、着用者の後頸部で嵌合することで、前身頃の一方側足首部と前身頃の他方側足首部を互いに連結できる。
その結果、着用者の下着交換を容易、且つ下着交換に伴う汚れ付着を防止できる。
【0008】
本発明に係る下衣において、
前記一方側首連結スナップは、前記後身頃の前記一方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けており、
前記他方側首連結スナップは、前記後身頃の前記他方側足首部における前記スライドファスナーの端部近傍の位置に設けたことが好ましい。
【0009】
本構成の下衣によれば、互いに嵌合する雄雌一対の一方側首連結スナップと他方側首連結スナップが、着用者の後頸部で嵌合することで、後身頃の一方側足首部と後身頃の他方側足首部が互いに連結する。
そのため、一方側首連結スナップを前身頃の一方側足首部におけるスライドファスナーの端部近傍の位置に、且つ他方側首連結スナップを前身頃の他方側足首部におけるスライドファスナーの端部近傍の位置に設けた場合と比較して、スナップの位置が移動した裾幅の長さ分だけ着用者の後頸部における一方側足首部と他方側足首部の連結に対してゆとりをもたすことができる。
その結果、着用者の下着交換をより容易、且つ下着交換に伴う汚れ付着をより防止できる。
【0010】
本発明に係る下衣において、
前記一方側首連結スナップは、前記他方側首連結スナップの嵌合凹部と嵌め合う嵌合凸部が前記前身頃又は前記後身頃の表面から外部方向に向かって突出するように設けており、
前記他方側首連結スナップは、前記一方側首連結スナップの嵌合凸部と嵌め合う嵌合凹部が前記前身頃又は前記後身頃の前記表面から内部方向に向かって凹むように設けたことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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