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公開番号2023068880
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-18
出願番号2021180302
出願日2021-11-04
発明の名称マスク
出願人興和株式会社
代理人個人
主分類A41D 13/11 20060101AFI20230511BHJP(衣類)
要約【課題】通気性を減衰することなく、生産コストを抑えて形状保持性を確保できるマスクを提供する。
【解決手段】本発明に係るマスク1は、通気性を有する生地が複数のシート体11ないし14として積層されて形成されたマスク本体10と、マスク本体10の左右両端部に取り付けられた一対の耳掛け部20とを備え、マスク本体10における最外側層(シート体11)の生地が着色される。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
通気性を有する生地が複数のシート体として積層されて形成されたマスク本体と、
前記マスク本体の左右両端部に取り付けられた一対の耳掛け部とを備え、
前記マスク本体における最外側層の生地が、着色されることを
特徴とするマスク。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載のマスクにおいて、
前記最外側層の曲げヒステリシス値が、内側層の曲げヒステリシス値よりも大きいことを
特徴とするマスク。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のマスクにおいて、
前記マスク本体が、左右方向に沿って折り畳まれたプリーツを備えることを
特徴とするマスク。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載のマスクにおいて、
前記マスク本体が、外周辺近傍を周回し、楕円形状に配置された溶着部を備えることを
特徴とするマスク。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のマスクにおいて、
前記最外側層が、2枚のシート体からなることを
特徴とするマスク。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか一項に記載のマスクにおいて、
前記最外側層の曲げヒステリシス値が、0.01gf・cm/cm以上であることを
特徴とするマスク。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか一項に記載のマスクにおいて、
前記最外側層の曲げ剛性値が、0.05gf・cm

/cm以上であることを
特徴とするマスク。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のマスクにおいて、
前記最外側層と隣接する内側層との動摩擦係数が、0.3以上であることを
特徴とするマスク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、通気性を減衰することなく、生産コストを抑えて形状保持性を確保できるマスクに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
マスクには、空気中の浮遊物が口や鼻を通して体内に取り込まれるのを防ぐのと同時に、口や鼻からの分泌物を空気中に撒き散らすことを防ぐなどの役割がある。このため、マスクは、着用者の顔との密着性を高めることが重要となる。
その反面、口元や鼻の空間が十分に保たれていないと、呼吸がしづらく、また、蒸れなどにより不快に感じてしまうことがある。
【0003】
この口元空間を確保するマスクとして、特許文献1に開示されるものがある。
この特許文献1に開示のマスクは、鼻隆起部分に対応する鼻ワイヤー(ノーズグリップ)に加え、ボックスプリーツを構成する不織布層の間に口ワイヤー(マウスバー)が設けられている。この鼻ワイヤーや口ワイヤーが湾曲することにより、マスクの形状保持性を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3126242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のマスクにおいて、口ワイヤーは、不織布間に配置した後、その両側を熱融着することで所定の位置に位置決めする必要があり、この熱融着部分とともに通気性を阻害することとなり、また、従来のマスクと比して、製造工程が複雑化する。また、口元用のワイヤーを別途準備する必要があるため、材料コストが増加してしまうという課題を有していた。
【0006】
本発明は、上記課題を解消するためになされたものであり、通気性を減衰することなく、生産コストを抑えて形状保持性を確保できるマスクを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の開示に係るマスクは、通気性を有する生地が複数のシート体として積層されて形成されたマスク本体と、マスク本体の左右両端部に取り付けられた一対の耳掛け部とを備え、マスク本体における最外側層の生地が、着色されるものである。
【0008】
このように本発明の開示によれば、最外側層の生地が通気性を損なうことなく全面に均一に着色されることで、生地の繊維と着色に用いられる着色剤の相互作用により最外側層の曲げヒステリシス値を大きく構成できることから、マスクの生産コストを抑えつつ、マスク本体自体の剛性が強固なものとしてマスクの形状保持性を確保することができる。
【0009】
本発明の開示に係るマスクは、必要に応じて、最外側層の曲げヒステリシス値が、内側層の曲げヒステリシス値よりも大きくされるものである。
【0010】
このように本発明の開示によれば、着色されていない内側層の曲げヒステリシス値と比べて、着色された最外側層の曲げヒステリシス値を大きくすることができることから、マスク本体自体の剛性が強固なものとして口元空間を大きく確保できる。すなわち、マスク本体を構成する最外側層とこの最外側層に追従して膨らむことが可能な内側層とを最外側層側に膨らませてマスクを使用し続けた場合であっても、最外側層の高い形状保持性により、マウスバーなどを使用することなく着用者の呼吸時にマスク本体の最内側層が顔面に貼りつくことがないこととなり、口元空間を確保することができる。
また、最外側層が着色されることで、最外側層と内側層との電気的特性を異なるものとし、これに起因して生じる静電気によって、内側層と膨らみ形状が維持された最外側層との密着性を高めることとなり、マスク本体の最内側層が顔面に貼りつくことなく、口元空間を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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