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公開番号2024000047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-05
出願番号2022098567
出願日2022-06-20
発明の名称帯電散布ヘッド
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類B05B 5/025 20060101AFI20231225BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】誘導電極部の液体粒子帯電部の配置位置に影響を及ぼすことなく、誘導電極部のケーブル接続部を本体部に取付固定することを可能とする帯電散布ヘッドを提供する。
【解決手段】帯電散布ヘッド10は、散布するための液体粒子を放出するノズル部を有する本体部12と、ノズル部から放出された液体粒子を帯電させるリング部2430と、リング部2430から引き出され、リング部2430により液体粒子を帯電させる場合に所定の電圧を印加するための電圧印加ケーブル44が接続されるケーブル接続部とを有する誘導電極部24と、を備え、誘導電極部24のケーブル接続部の位置に対応して所定の方向に位置調整可能であり、誘導電極部24のケーブル接続部を本体部12に取付固定するケーブル接続部取付構造45が設けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
帯電液体粒子を散布対象領域へ散布する帯電散布ヘッドであって、
少なくとも、
前記帯電液体粒子を散布するために液体粒子を放出するノズル部を有する本体部と、
前記ノズル部から放出された液体粒子を帯電させる液体粒子帯電部と、前記液体粒子帯電部から引き出され、前記液体粒子帯電部により液体粒子を帯電させる場合に所定の電圧を印加するための電源ケーブルが接続されるケーブル接続部と、を有する誘導電極部と、
を備え、
前記誘導電極部のケーブル接続部の位置に対応して所定の方向に位置調整可能であり、前記誘導電極部のケーブル接続部を前記本体部に取付固定するケーブル接続部取付構造が設けられたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
帯電水粒子を散布対象領域へ散布する帯電散布ヘッドであって、
少なくとも、
前記帯電液体粒子を散布するために液体粒子を放出するノズル部を有する本体部と、
所定の電圧が印加され、前記ノズル部から放出された液体粒子を帯電させる誘導電極部と、
を備え、
前記誘導電極部は、
前記ノズル部からの液体粒子の放出軸が開口の中心となるように配置され、通過した液体粒子を帯電させるリング部と、
前記リング部から引き出された電極引出部と、
前記電極引出部に形成され、所定のコネクタを接続して前記所定の電圧を印加するための電源ケーブルが接続されるケーブル接続部と、
を備え、
前記誘導電極部の前記ケーブル接続部の位置に対応して所定の方向に位置調整可能であり、前記所定のコネクタが接続された前記ケーブル接続部を前記本体部に取付固定するケーブル接続部取付構造が設けられたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項3】
請求項1又は2記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記ケーブル接続部取付構造は、3次元方向の各々に位置調整可能であることを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項4】
請求項3記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記ケーブル接続部取付構造は、
前記本体部の所定位置に取付固定される本体固定部と、
前記本体固定部に対し前記3次元方向の何れの方向となる第1方向に位置調整可能であり、前記本体固定部に取付固定される第1移動部と、
前記第1移動部に対し前記3次元方向の何れかであり第1方向とは異なる第2方向に位置調整可能であり、前記第1移動部に取付固定される第2移動部と、
前記第2移動部に対し前記3次元方向の何れかであり第1方向及び第2方向とは異なる第3方向に位置調整可能であり、前記第2移動部に取付固定されると共に前記ケーブル接続部が取付固定される第3移動部と、
を備えたことを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項5】
請求項4記載の帯電散布ヘッドにおいて、
前記本体固定部、前記第1移動部、前記第2移動部及び前記第3移動部は板部材であり、
前記第2移動部は、前記第1移動部に取付固定され前記第2方向に延在して形成された第1屈曲面部と、前記第3移動部が取付固定され前記第3方向に延在して形成された第2屈曲面部と、を有することを特徴とする帯電散布ヘッド。
【請求項6】
請求項5記載の帯電散布ヘッドにおいて、
取付固定される板部材に対して前記第1方向乃至第3方向の何れかに位置調整可能する構造として、
一方の板部材に形成された通し穴と、
他方の板部材に位置調整可能とする方向で形成された長穴と、
前記通し穴及び前記長穴に挿通される締結部と、
前記締結部が締結される締結受部と、
を備えたことを特徴とする帯電散布ヘッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体粒子を帯電させて散布する帯電散布ヘッドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体として水の微粒子を帯電させて散布する帯電散布ヘッドにあっては、平均粒子径が10~300μmの帯電液体粒子を散布させることができ、散布対象区画となる例えば建物等の消火設備に設けられ、火災で発生した煙を散布した帯電液体粒子に電気的に吸着させることで消煙し、また帯電液体粒子が消火対象物に電気的に付着することで消火効率を高めることを可能とする。また、建物の解体現場等において空気中に浮遊した粉塵を帯電液体粒子に電気的に吸着させることで、粉塵を空気中から除去することを可能とする。
【0003】
図15は従来の帯電散布ヘッドを示し、図16は従来の帯電噴霧ヘッドの断面図を示している。図15及び図16に示すように、帯電散布ヘッド100は、本体部120、水側電極部140、電極連結部160、液体導管部180、本体カバー部200、ノズル部220、誘導電極部240及びアーム部260で構成される。
【0004】
ここで、図15及び図16の説明では、X-Y-Z方向が互いに直交する方向であり、具体的には、Y軸方向を帯電散布ヘッド100を通過する水の流通方向及び上下方向とし、X方向を左右方向とし、Z方向を前後方向とする。また、X方向における+X側を右側、-X側を左側とし、Y方向における+Y側を上側、-Y側を下側とし、Z方向における+Z側を前側、-Z側を後側とする。
【0005】
また、上下方向となるY軸方向は、ヘッド内を通過する水の流通方向となることから、上側となる+Y側を流入側といい、下側となる-Y側を流出側という場合がある。この点は本発明の実施形態となる図1~図14におけるX-Y-Z方向においても同様となる。尚、X-Y-Z方向は散布対象領域での帯電散布ヘッド100の取付状態に応じ変わる相対的な方向である。
【0006】
本体部120、液体導管部180、本体カバー部200、ノズル部220及びアーム部260は、例えばポリ塩化ビニル樹脂等の絶縁材質により製造された絶縁体である。水側電極部140及び電極連結部160は金属等の導電材質により製造された導電体である。
【0007】
本体部120の内部にはヘッド軸350方向(上下方向)に電極取付穴121が貫通して形成され、電極取付穴121に流出側から水側電極部140が嵌め込まれ、本体部120の流入側に形成された端子室124を介して本体部120に対して流入側から液体導管部180が嵌め込まれ、液体導管部180に電極連結部160を通して水側電極部140に電極連結部160がねじ込まれることで、水側電極部140を電極取付穴121に取付固定すると共に水側電極部140に液体導管部180を連結固定している。
【0008】
電極連結部160には複数のねじ穴164が設けられ、端子室124の横方向(上下方向に対して直交する方向であり、図16では右方向)に形成された電極コネクタ取付穴127から防水コネクタを介して挿入されたアースケーブルの端子を接続可能としている。また、液体導管部180の上部は本体カバー部200を介して外部に取り出され、外部の給水ポンプ等から水が供給される。
【0009】
本体部102のヘッド軸350方向(上下方向)に沿って配置された水側電極部140の流出側の端部にはノズル部220が設けられ、ノズル部220から平均粒子径が10~300μmの水粒子を放出させる。ノズル部220の流出側の開放空間には、アーム部260により誘導電極部240のリング部243(液体粒子帯電部)が保持され、ノズル部220から放出された水粒子を帯電させる。誘導電極部240は、導電性のある電極芯材241を絶縁被覆242にて被覆して形成されている。
【0010】
また、図15に示すように、誘導電極部240のリング部243の所定位置から横方向(上下方向に対して直交する方向であり、図15では左方向)に取り出された後に上向きに延在するように電極引出部244が形成され、電極引出部244の先端からリング内の電極芯材241に接続されたケーブル接続部245が引き出されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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