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公開番号2023183631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-28
出願番号2022097240
出願日2022-06-16
発明の名称フォークリフト
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人
主分類B66F 9/24 20060101AFI20231221BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】検出装置を大型化することなく、フォークの高さを検出できるフォークリフトを提供する。
【解決手段】フォークの高さを検出する検出装置13は、チェーンホイールと一体回転する渦巻溝35と、チェーンホイールの軸方向に沿って延びる回転軸32aを有するとともにインナマスト22に設けられた角度センサ32と、渦巻溝35と凹凸係合する突起33bを有するとともに回転軸32aを軸中心に回動可能な状態で回転軸32aに連結されたアーム33と、チェーンホイールの回転量に基づいてフォークの高さを算出する算出部34とを有する。角度センサ32は、アーム33の角度を検出する。算出部34は、角度センサ32が検出したアーム33の角度から渦巻溝35に対する突起33bの位置を算出する。算出部34は、渦巻溝35に対する突起33bの位置からチェーンホイールの回転量を算出する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
アウタマストと、
前記アウタマストに対して昇降可能に設けられたインナマストと、
前記インナマストに対して昇降可能に設けられたリフトブラケットと、
前記リフトブラケットに取り付けられたフォークと、
前記インナマストに対して回転可能に設けられたチェーンホイールと、
一端部が前記アウタマストに連結され、他端部が前記リフトブラケットに連結された状態で、前記チェーンホイールに掛けられたチェーンと、
前記フォークの高さを検出する検出装置と、
を備え、
前記検出装置は、
前記チェーンホイールと一体回転する渦巻形状の第1係合部と、
前記チェーンホイールの軸方向に沿って延びる回転軸を有するとともに前記インナマストに設けられた角度センサと、
前記第1係合部と凹凸係合する第2係合部を有するとともに前記回転軸を軸中心に回動可能な状態で前記回転軸に連結されたアームと、
前記チェーンホイールの回転量に基づいて前記フォークの高さを算出する算出部と、
を有し、
前記角度センサは、前記アームの角度を検出し、
前記算出部は、前記角度センサが検出した前記アームの角度から前記第1係合部に対する前記第2係合部の位置を算出し、前記第1係合部に対する前記第2係合部の位置から前記チェーンホイールの回転量を算出することを特徴とするフォークリフト。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記検出装置は、前記チェーンホイールと一体回転するプレートを有し、
前記第1係合部は、前記プレートに設けられている請求項1に記載のフォークリフト。
【請求項3】
前記プレートは円板状である請求項2に記載のフォークリフト。
【請求項4】
前記第1係合部は、前記チェーンホイール又は前記チェーンホイールと一体回転するプレートに設けられた溝であり、
前記第2係合部は、前記溝に挿入される突起である請求項1に記載のフォークリフト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フォークリフトに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
フォークリフトの荷役装置は、アウタマストと、インナマストと、リフトブラケットと、フォークと、チェーンホイールと、チェーンとを備えている。インナマストは、アウタマストに対して昇降可能に設けられている。リフトブラケットは、インナマストに対して昇降可能に設けられている。フォークは、リフトブラケットに取り付けられている。チェーンホイールは、インナマストに対して回転可能に設けられている。チェーンは、チェーンホイールに掛けられている。チェーンの一端部は、アウタマストに連結されるとともに、チェーンの他端部は、リフトブラケットに連結されている。インナマストが昇降すると、インナマストに設けられたチェーンホイールが昇降する。チェーンホイールが昇降すると、チェーンホイールからチェーンによって吊り下げられたリフトブラケット及びリフトブラケットに設けられたフォークが昇降する。
【0003】
ところで、フォークリフトの機能として、例えば、フォークを任意の高さで停止させる機能や、フォークの高さが所定の高さ以上になった場合にフォークリフトの動作を制御する機能が求められることがある。この場合、フォークの高さを検出する検出装置が必要になる。
【0004】
例えば、特許文献1に開示された検出装置は、一対のワイヤホイールと、ワイヤロープと、張力調整部材と、支持部材と、検出器とを備えている。一対のワイヤホイールは、アウタマストの外側面に取り付けられている。ワイヤロープは、張力調整部材を介して一対のワイヤホイールにループ状に巻き掛けられている。張力調整部材は、インナマストに固定された支持部材に取り付けられている。ワイヤロープは、インナマストの昇降に伴って移動する。検出器は、ワイヤロープの移動量を検出することによって、インナマストの昇降量を検出する。インナマストの昇降量とフォークの昇降量との関係は既知であるため、インナマストの昇降量からフォークの高さが算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-143296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のようにインナマストの昇降量を検出することによってフォークの高さを算出する場合、インナマストの昇降可能範囲が大きい関係上、検出装置が大型化する。検出装置が大型化すると、例えば、検出装置によってフォークリフトの運転者の視野が妨げられたり、検出装置がフォークリフトの周囲のものに接触しやすくなったりする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記問題点を解決するためのフォークリフトは、アウタマストと、前記アウタマストに対して昇降可能に設けられたインナマストと、前記インナマストに対して昇降可能に設けられたリフトブラケットと、前記リフトブラケットに取り付けられたフォークと、前記インナマストに対して回転可能に設けられたチェーンホイールと、一端部が前記アウタマストに連結され、他端部が前記リフトブラケットに連結された状態で、前記チェーンホイールに掛けられたチェーンと、前記フォークの高さを検出する検出装置と、を備え、前記検出装置は、前記チェーンホイールと一体回転する渦巻形状の第1係合部と、前記チェーンホイールの軸方向に沿って延びる回転軸を有するとともに前記インナマストに設けられた角度センサと、前記第1係合部と凹凸係合する第2係合部を有するとともに前記回転軸を軸中心に回動可能な状態で前記回転軸に連結されたアームと、前記チェーンホイールの回転量に基づいて前記フォークの高さを算出する算出部と、を有し、前記角度センサは、前記アームの角度を検出し、前記算出部は、前記角度センサが検出した前記アームの角度から前記第1係合部に対する前記第2係合部の位置を算出し、前記第1係合部に対する前記第2係合部の位置から前記チェーンホイールの回転量を算出することを要旨とする。
【0008】
チェーンホイールは、インナマストの昇降に伴って回転する。チェーンホイールが回転すると、渦巻形状の第1係合部も回転する。第1係合部が回転すると、第2係合部が第1係合部の渦巻形状に沿って移動することによって、アームは回転軸を軸中心に回動する。第1係合部が渦巻き形状であることにより、アームの角度は、第1係合部に対する第2係合部の位置によって決まる。したがって、算出部は、角度センサが検出したアームの角度から第1係合部に対する第2係合部の位置を算出できる。また、第1係合部が渦巻形状であることにより、第1係合部に対する第2係合部の位置は、チェーンホイールの回転量によって決まる。したがって、算出部は、第1係合部に対する第2係合部の位置からチェーンホイールの回転量を算出できる。そして、算出部は、チェーンホイールの回転量に基づいてフォークの高さを検出する。
【0009】
このようにチェーンホイールの回転量を検出することによってフォークの高さを算出する場合、インナマストの昇降量を検出することによってフォークの高さを算出する場合に用いられていたワイヤロープなどの大掛かりな装置を必要としない。したがって、検出装置を大型化することなく、フォークの高さを検出できる。
【0010】
上記フォークリフトにおいて、前記検出装置は、前記チェーンホイールと一体回転するプレートを有し、前記第1係合部は、前記プレートに設けられていてもよい。
検出装置を備えていないフォークリフトに対して検出装置を追加する場合、チェーンホイールに第1係合部を設けるよりも、第1係合部が設けられたプレートをチェーンホイールに取り付ける方が、検出装置の追加作業を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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