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公開番号2023177006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-13
出願番号2022089659
出願日2022-06-01
発明の名称複合加工機
出願人株式会社不二越
代理人個人,個人
主分類B23B 23/00 20060101AFI20231206BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】大きな動力源を必要とすることなくテールストックユニットを移動させることができ、装置全体の小型化を図ることが可能な複合加工機を提供する。
【解決手段】本発明にかかる複合加工機の構成は、工具112を交換可能に取り付けられる工具主軸110と、ワークWを交換可能に取り付けられるワーク主軸120と、ワーク主軸120をワークWの回転軸方向であるZ軸方向に移動させるZ軸駆動機構140と、Z軸方向に移動可能なテールストックユニット130と、ワーク主軸120とテールストックユニット130とを、Z軸方向における相対的な間隔を変更自在に接続するパイロットバー160と、パイロットバー160をZ軸方向に進退させて相対的な間隔を変更するクランプ駆動源170と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
工具を交換可能に取り付けられる工具主軸と、
ワークを交換可能に取り付けられるワーク主軸と、
前記ワーク主軸を前記ワークの回転軸方向であるZ軸方向に移動させるZ軸駆動機構と、
前記Z軸方向に移動可能なテールストックユニットと、
前記ワーク主軸と前記テールストックユニットとを、前記Z軸方向における相対的な間隔を変更自在に接続するパイロットバーと、
前記パイロットバーを前記Z軸方向に進退させて前記相対的な間隔を変更するクランプ駆動源と、
を備えたことを特徴とする複合加工機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、工具主軸とワーク主軸とテールストックユニットとを備えた複合加工機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、例えばNC旋盤のような旋削加工が可能な装置と、穴あけ加工やギヤスカイビング加工が可能な装置とが一体化された複合加工機が実用化されている。複合加工機では、ワークがワーク主軸とテールストックとによって保持される場合がある。
【0003】
ワークをワーク主軸とテールストックとにより保持する一例として、厳密には複合加工機ではないが、例えば特許文献1に「ベッドと、ベッド上に装備される主軸台と、ベッド上に配設されるリニアガイドレールと、ガイドレールにより案内される刃物台を有するキャリッジと、リニアガイドレールにより案内されるテールストックと、キャリッジを駆動する手段」を備える旋盤が開示されている。
【0004】
特許文献1の旋盤のテールストックは、リニアガイドレールに係合されるリニアガイドブロックと、リニアガイドブロックを昇降させる油圧装置と、リニアガイドレール上に当接される面を有している。特許文献1ではテールストックは、移動時にはリニアガイドブロックのみでリニアガイドレールにより案内され、クランプ時には油圧装置によりテールストックがリニアガイドレールの上面に押し出されるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-080404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、ワーク主軸の回転軸方向(以下、Z軸方向という)に移動可能な刃物台を移動制御することによって、テールストックをZ軸方向に移動させている。しかしながら、刃物台すなわち工具軸は、高い加工精度を得るために高剛性が必要であり、重量が極めて重い。すると、重量が重い工具軸を移動させるためには、当然にして大きな動力源が必要となる。このため、特許文献1の旋盤では装置全体が必然的に大型化してしまう。
【0007】
本発明は、このような課題に鑑み、大きな動力源を必要とすることなくテールストックユニットを移動させることができ、装置全体の小型化を図ることが可能な複合加工機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明にかかる複合加工機の代表的な構成は、工具を交換可能に取り付けられる工具主軸と、ワークを交換可能に取り付けられるワーク主軸と、ワーク主軸をワークの回転軸方向であるZ軸方向に移動させるZ軸駆動機構と、Z軸方向に移動可能なテールストックユニットと、ワーク主軸とテールストックユニットとを、Z軸方向の相対的における間隔を変更自在に接続するパイロットバーと、パイロットバーをZ軸方向に進退させて相対的な間隔を変更するクランプ駆動源と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、大きな動力源を必要とすることなくテールストックユニットを移動させることができ、装置全体の小型化を図ることが可能な複合加工機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態にかかる複合加工機の全体の構成を概略的に示す図である。
図1の複合加工機におけるワークのアンクランプ状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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