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公開番号2023176313
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-13
出願番号2022088529
出願日2022-05-31
発明の名称船舶
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63B 25/16 20060101AFI20231206BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】タンクカバーとカーゴタンクとの間のデッドスペースを削減する。
【解決手段】船舶は、船体と、船体に設けられたタンクと、板状をなし、タンクを覆うタンクカバーと、タンクカバーの外面に設けられて、タンクカバーの上方を通るように船体の船幅方向に延びる第一補強部材と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船体と、
前記船体に設けられたタンクと、
板状をなし、前記タンクを覆うタンクカバーと、
前記タンクカバーの外面に設けられて、前記タンクカバーの上方を通るように前記船体の船幅方向に延びる第一補強部材と、
を備える船舶。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記第一補強部材の両端が、前記船体の上甲板に接続されている
請求項1に記載の船舶。
【請求項3】
前記タンクカバーの外面に設けられて、前記船体の船首尾方向に延びる第二補強部材をさらに備える
請求項1又は2に記載の船舶。
【請求項4】
前記第二補強部材は、前記タンクカバーの外面に設けられている
請求項3に記載の船舶。
【請求項5】
前記第一補強部材が、前記船首尾方向に間隔をあけて複数配置され、
前記第二補強部材は、前記船首尾方向で隣り合う前記第一補強部材同士を連結している
請求項3に記載の船舶。
【請求項6】
前記第二補強部材は、前記船幅方向に間隔をあけて複数配置されている
請求項3に記載の船舶。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、船舶に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
液化二酸化炭素、LNG(Liquefied Natural Gas)等の液化ガスを運搬する船舶は、液化ガスを収容するカーゴタンクを備えている。特許文献1には、船体の上甲板から上部が突出したカーゴタンクと、カーゴタンクの上部を覆うタンクカバーとを備える船舶の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-14438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、船舶においては、装備する設備や入港料に影響する総トン数が、船舶の内部空間の容積に応じて計算される。特許文献1に記載のようなタンクカバーを備えた船舶の場合、船舶の内部空間の容積には、船体内の容積に加えて、タンクカバー内の容積も含まれる。
そこで、総トン数を増加することなくカーゴタンクを大きくするために、タンクカバーとカーゴタンクとの隙間をできるだけ小さくすることが望まれている。その一方で、タンクカバーとカーゴタンクとの間には、デッドスペースが存在しており、このデッドスペースの更なる削減が困難となっている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、タンクカバーとカーゴタンクとの間のデッドスペースを削減することが可能な船舶を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、タンクと、タンクカバーと、第一補強部材と、を備える。前記タンクは、前記船体に設けられている。前記タンクカバーは、前記タンクを覆い、板状をなす。前記第一補強部材は、前記タンクカバーの外面に設けられている。前記第一補強部材は、前記タンクカバーの上方を通るように前記船体の船幅方向に延びている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、タンクカバーとカーゴタンクとの間のデッドスペースを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態に係る船舶の全体構成を示す側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶の全体構成を示す平面図である。
本開示の実施形態に係る船舶に設けられたカーゴタンク及びタンクカバーを船首尾方向から見た半断面図である。
本開示の実施形態に係る船舶に設けられたカーゴタンク、タンクカバー、及び補強部材を示す側面図である。
本開示の実施形態に係る船舶に設けられたカーゴタンク、タンクカバー、及び補強部材を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態に係る船舶を図1から図5に基づき説明する。
(船舶の構成)
図1から図3に示すように、本実施形態で例示する船舶1は、液化二酸化炭素を運搬する液化ガス運搬船である。船舶1によって運搬する運搬対象物は、液化二酸化炭素に限らず、例えばLNG(Liquefied Natural Gas)やLPG(Liquefied Petroleum Gas)等の他の液化ガスであってもよい。船舶1は、船体2と、タンク10と、タンクカバー20と、補強部材30と、を少なくとも備えている。
【0010】
(船体の構成)
船体2は、その外殻をなす、一対の舷側3A,3Bと、船底4(図1参照)と、上甲板5と、を有している。舷側3A,3Bは、左右舷側をそれぞれ形成する一対の舷側外板を有する。船底4は、これら舷側3A,3Bを接続する船底外板を有する。これら一対の舷側3A,3B及び船底4により、船体2の外殻は、船首尾方向FAに直交する断面において、U字状を成している。この実施形態で例示する上甲板5は、外部に露出する全通甲板である。船体2には、上甲板5上に、居住区を有する上部構造7が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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