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公開番号2023078943
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-06-07
出願番号2021192284
出願日2021-11-26
発明の名称バルブおよび緩衝器
出願人KYB株式会社
代理人個人
主分類F16F 9/348 20060101AFI20230531BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】異音の発生を防止して車両における静粛性を向上させ得るバルブおよび緩衝器の提供である。
【課題を解決するための手段】
本発明のバルブV1,V2,V3,V4は、ポート2a,2b,5d,5eと、ポート2a,2b,5d,5eの出口端を取り囲むシート部2d,2g,5g,5jとを具備する弁座部材2,5と、弁座部材2,5に対して内周が不動に重ねられ、外周がシート部2d,2g,5g,5jに離着座する環状のリーフバルブ10,12,22とを備え、リーフバルブ10,12,20a,22の外形は、シート部2d,5gのシート面2d1,5g1の内形S1,S3、或いはシート部2gにおける各円弧状部分Pのシート面2g1の内周を通る仮想円C1より大きく、シート面2d1,5g1の外径S2,S4或いは各円弧状部分Pのシート面2g1,5j1の外周を通る仮想円C2より小さい。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ポートと、前記ポートの出口端側の端部から突出して前記出口端を取り囲む環状のシート部とを具備する弁座部材と、
前記弁座部材に対して内周が不動に重ねられ、外周が前記シート部に離着座する環状のリーフバルブとを備え、
前記リーフバルブの外形は、前記シート部の前記リーフバルブが離着座するシート面の内形より大きく前記シート部の前記シート面の外形より小さい
ことを特徴とするバルブ。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
ポートと、前記ポートの出口端側の端部から突出して前記出口端を取り囲み一部に同一円周上に配置される複数の円弧状部分を有するシート部とを具備する弁座部材と、
前記弁座部材に対して内周が不動に重ねられて外周が前記シート部に離着座する円環状のリーフバルブとを備え、
前記リーフバルブの外径は、前記リーフバルブが離着座する各円弧状部分のシート面における内周を通る仮想円の直径よりも大きく、各円弧状部分の前記シート面の外周を通る仮想円の直径より小さい
ことを特徴とするバルブ。
【請求項3】
外形が前記シート面の内形以上であるか、または、外径が前記各円弧状部分のシート面における内周を通る仮想円の直径以上に設定されて、前記リーフバルブの反弁座部材側に積層される環状板を備え、
前記リーフバルブは、
外周から開口する切欠オリフィスと、
外周であって前記切欠オリフィスの周方向の片方側または両方側から外方へ向けて突出する突出部とを有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載のバルブ。
【請求項4】
前記突出部は、
前記シート部が環状である場合、前記リーフバルブが前記シート部に着座した状態において径方向で前記シート部よりも外周側へ向けて突出し、
前記シート部が前記円弧状部分を有する場合、前記リーフバルブが前記シート部に着座した状態において径方向で前記円弧状部分よりも外周側へ向けて突出している
ことを特徴とする請求項3に記載のバルブ。
【請求項5】
前記突出部の先端側の周方向の両端に面取り部が設けられている
ことを特徴とする請求項3または4に記載のバルブ。
【請求項6】
前記突出部の前記面取り部は、R面取りによって形成されている
ことを特徴とする請求項5に記載のバルブ。
【請求項7】
チューブと、
前記チューブ内に軸方向移動可能に挿入されるピストンロッドと、
前記チューブ内に形成されて作動液体が充填される複数の作動室と、
前記請求項1から5のいずれか一項に記載のバルブとを備え、
前記ポートによって前記作動室同士が連通される
ことを特徴とする緩衝器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バルブおよび緩衝器に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バルブにあっては、たとえば、車両のサスペンションに利用される緩衝器のピストン部等に用いられ、緩衝器内に区画される作動室同士を連通するポートを備えたピストンと、ピストンに積層されてポートを開閉する環状のリーフバルブとを備えたものが知られる。
【0003】
このようなバルブでは、ピストンの端部にポートの外周側を取り囲む円環状のシート部を設けてあり、リーフバルブの内周を固定支持してピストンに重ねて、リーフバルブの外周を前記シート部に着座させる構造を採用している。
【0004】
前述の構造のバルブでは、リーフバルブの外周の撓みが許容されているので、ポートの上流の圧力が開弁圧に達するとリーフバルブが撓んでシート部から離座してポートを開放するとともに、ポートを通過する作動油の流れに抵抗を与えて減衰力を発生させる。
【0005】
また、リーフバルブには外周から開口する切欠オリフィスが設けられており、緩衝器が伸縮する際の速度(ピストン速度)が低速域にある場合には、リーフバルブのポートの開放に先立ち切欠オリフィスを通じて作動油の通過を許容する。よって、このようなバルブを備えた緩衝器では、ピストン速度に応じて車両の乗心地に適する減衰力を発揮できる(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-133831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記バルブでは、リーフバルブの外周がシート部に離着座してポートを開閉するようになっているが、リーフバルブがシート部に着座するとシート部に吸着してシート部から円滑に離座出来なくなることがある。
【0008】
このようにリーフバルブがシート部に吸着した場合、ポートを介して作用する圧力が設計上の開弁圧よりも大きくならないとリーフバルブがシート部から離座しなくなる。よって、リーフバルブは、開弁時にシート部から勢いよく離座するために、リーフバルブが振動して、当該振動がピストンロッドを介して緩衝器を搭載した車両における車体に伝達されて搭乗者に異音を知覚させてしまう。
【0009】
異音は、搭乗者に騒音として知覚されるため車両における静粛性を悪化させてしまう一因となる。
【0010】
そこで、本発明は、異音の発生を防止して車両における静粛性を向上させ得るバルブおよび緩衝器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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