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公開番号2023042971
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150415
出願日2021-09-15
発明の名称画像処理装置、画像処理方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/60 20060101AFI20230320BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 より精度良く色安定を図るための技術を提供すること。
【解決手段】 複数色の記録材を用いた画像形成における濃度変化を低減させるための補正情報を作成する。該作成では、複数色の記録材を用いて形成した画像を読み取ることで得られる読み取り画像において、用いた記録材がより少ない領域から順に、該領域に用いた記録材のうち未だ補正情報を作成していない記録材に対応する補正情報を作成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数色の記録材を用いた画像形成における濃度変化を低減させるための補正情報を作成する作成手段を備え、
前記作成手段は、
複数色の記録材を用いて形成した画像を読み取ることで得られる読み取り画像において、用いた記録材がより少ない領域から順に、該領域に用いた記録材のうち未だ補正情報を作成していない記録材に対応する補正情報を作成する
ことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記作成手段は、前記読み取り画像において単一の記録材を用いて形成した領域について、該単一の記録材に対応する補正情報を作成し、該作成の後、該読み取り画像において複数色の記録材を用いて形成した領域のうち用いた記録材がより少ない領域から順に、該領域に用いた記録材のうち未だ補正情報を作成していない記録材に対応する補正情報を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記作成手段は、前記読み取り画像において新たな単一の記録材を用いて形成した領域があれば、該新たな単一の記録材に対応する補正情報を作成する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
更に、
前記複数色の記録材を用いて記録媒体に画像を形成する画像形成手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、インクジェット方式による画像形成を行い、
前記作成手段は、前記画像形成手段が記録材を吐出するノズルまたはチップモジュールまたはヘッドモジュールごとに補正テーブルを作成することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記作成手段は、前記ノズルもしくは前記チップモジュールもしくは前記ヘッドモジュールの濃度特性をターゲット濃度特性とし、記録材の信号値に基づく濃度特性を該ターゲット濃度特性に補正する補正情報を作成することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記作成手段は、記録材の信号値に基づく濃度特性を、予め保持しているターゲット濃度特性に補正する補正情報を作成することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の画像処理装置。
【請求項8】
更に、
前記複数色の記録材を用いて形成した画像を読み取る読み取り手段を備えることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像処理装置。
【請求項9】
更に、
前記画像形成の色再現域に対応した画像を前記補正情報を用いて補正する補正手段を備えることを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像処理装置。
【請求項10】
画像処理装置が行う画像処理方法であって、
前記画像処理装置の作成手段が、複数色の記録材を用いた画像形成における濃度変化を低減させるための補正情報を作成する作成工程を備え、
前記作成工程では、
複数色の記録材を用いて形成した画像を読み取ることで得られる読み取り画像において、用いた記録材がより少ない領域から順に、該領域に用いた記録材のうち未だ補正情報を作成していない記録材に対応する補正情報を作成する
ことを特徴とする画像処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理技術に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
紙面上に任意の画像を形成するための画像形成装置として、複数のノズルからインクを吐出することで画像を形成するインクジェット方式のプリンタが広く使用されている。あるいは、レーザ感光体と帯電トナーを用いて画像を形成する電子写真方式を採用したプリンタも同じく広く使用されている。
【0003】
ところで、電子写真方式では、装置内のトナー残量や周囲の温度や湿度といった環境によって形成画像の色味が変化することが知られている。インクジェット方式においても、ノズル周辺へのインク付着やインク吐出を制御するピエゾ素子やヒータのエージング、温湿度などの周辺環境等により色味が変化することが知られている。このような周辺の環境や時間に伴う変化に対し、一定間隔で安定化処理を実行することにより、色味の変化を抑制し続ける技術が知られている。
【0004】
上記安定化処理においては、各色のトナーあるいはインク等の記録材の特性を測定するために専用チャートを出力する場合が多い。しかしながら、本来ユーザが所望の画像を出力するために使用する記録材及び用紙、時間を専用チャートの出力に用いることとなり、コスト増につながる。また、コスト増を避けるためにチャートの出力間隔を広げると、安定化の精度が低下する可能性がある。特許文献1には、出力したユーザ画像に基づいて安定化処理をおこなうことで、コスト増を避けながら安定化の精度を維持する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-160352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の特許文献1においては、色安定化処理において、多次色トナー像を測色した結果から各トナーの見かけの記録量を探索により推定し、各トナーの作像条件を変更することによって出力画像の色安定化を行っている。
【0007】
このとき、特許文献1においては、色の種類によらず、同一の処理を行っている。しかし複数の記録材の重ね合わせで再現する混合色において、各記録材の量と混合色の発色度合いの関係は一般的に非線形な関係にある。このため、混合色から各記録材の量の推定を行う場合には推定精度が悪化し、ひいては色安定化が十分に行えない場合があった。本発明では、より精度良く色安定を図るための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一様態は、複数色の記録材を用いた画像形成における濃度変化を低減させるための補正情報を作成する作成手段を備え、前記作成手段は、複数色の記録材を用いて形成した画像を読み取ることで得られる読み取り画像において、用いた記録材がより少ない領域から順に、該領域に用いた記録材のうち未だ補正情報を作成していない記録材に対応する補正情報を作成することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の構成によれば、より精度良く色安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
画像形成システムのハードウェア構成例を示すブロック図。
画像形成部107に適用するプリンタを説明する図である。
画像処理部106の機能構成例を示すブロック図である。
ユーザ画像の印刷および補正テーブルの作成のフローチャート。
補正テーブルの一例を示す図。
ステップS405における処理の詳細を示すフローチャート。
均一パターンの一例を示す図。
CMYK画像に対する特定部1605による特定結果を示す図。
ステップS604における処理の詳細を示すフローチャート。
ステップS408で得られるRGB値の画素で構成される画像の一例を示す図。
信号値と指向的反射率の関係をプロットした図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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