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公開番号2025180401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-11
出願番号2024087723
出願日2024-05-30
発明の名称両面載置式の鉢受台
出願人株式会社Epix
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 9/00 20180101AFI20251204BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】一の受台を反転させることにより両載置面に大小異なる複数の植木鉢を載置させることができる植木鉢用の受台を提供すること。
【解決手段】本発明に係る植木鉢用の受台は、反転させることにより一方の面及び他方の面に植木鉢を載置させることができ、一方の面と他方の面のいずれか一の面あるいはその両面に植木鉢を接触させずに載置させるための隔壁を2以上設けるものである。また、植木鉢の鉢穴から滴下される水遣り水の余水を排水するための排水口や受皿に嵌合されたときに水遣り水の余水を受皿内で流動させるための連通口を設け、さらには受台を格子状に形成して軽量かつコンパクトであっても高い強度を有する構造としている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
植木鉢を載置させるための受台であって、
植木鉢を載置させるための載置台と、
該載置台の一方の面と他方の面のいずれか一の面あるいはその両面に2以上の植木鉢を接触させずに載置させるための隔壁と、によって構成され、
該受台を反転させることにより一方の面及び他方の面に植木鉢を載置させることができることを特徴とする受台。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記受台に植木鉢の鉢穴ないしスリットから滴下される水遣りの余水を排水するための排水口が1以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の受台。
【請求項3】
前記受台は、該受台が植木鉢の鉢穴ないしスリットから滴下される水遣りの余水を貯水するための受皿に嵌合されたときに、該水遣りの余水を該受皿内で流動させるための連通口が設けられることを特徴とする請求項2に記載の受台。
【請求項4】
前記載置台の全面又は一部が、複数の枠体が連接されて格子状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の受台。
【請求項5】
前記隔壁は、該隔壁を構成する部材が、前記枠体を構成する桁と同じ幅であって該桁の鉛直線上にあり、植木鉢が載置される桁を除いた部分の桁に連接されて構成され、前記受台が植木鉢の鉢穴ないしスリットから滴下される水遣りの余水を貯水するための受皿に嵌合されたときに、前記隔壁と該受皿を構成する側壁との間と、前記載置台の中央域に配設された枠体の下方周域とのいずれか一方あるいはその双方に、前記水遣りの余水を該受皿内で流動させるための連通口が設けられることを特徴とする請求項4に記載の受台。
【請求項6】
前記載置台の外周にフレームが形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の受台。
【請求項7】
植木鉢を載置させるための受台であって、
植木鉢を載置する載置台と、
該載置台の外周に形成されるフレームと、
該載置台の一方の面に4つの植木鉢を接触させずに載置させるための隔壁と、によって構成され、
該隔壁が形成されている一方の面を下にして前記受台を植木鉢の鉢穴ないしスリットから滴下される水遣りの余水を貯水するための受皿に嵌合させたときに、該余水を該受皿内で流動させるための連通口が形成され、
前記載置台は、複数の枠体が連接されて格子状に形成され、該枠体は四隅が平面視扇形であってその他は平面視矩形をなし、
前記フレームは、平面視角丸矩形であって、高さが前記枠体を構成する桁の高さと同じであって、
前記隔壁は、該隔壁を構成する部材が、前記枠体を構成する桁と同じ幅であって、前記一方の面に4つの区画が均等に形成されるように、フレームの4辺それぞれを中央において2等分し、該一方の面に平面視略十字を形成するように配設された前記枠体を構成する桁の鉛直線上であって、前記連通口が形成される部分を除いた部分に形成され、
前記連通口は、前記隔壁と前記受皿の側壁との間と、前記載置台の中央域に配設された前記枠体の下方周域との双方に位置し、
前記受台の高さは、前記隔壁が形成されている面を下にして該受台を前記受皿に嵌合させたときに、前記載置台の他方の面の位置が該受皿の側壁天端より低い位置となるように形成され、
前記受台を反転させることにより、前記載置台の一方の面に4つ及び他方の面に1つの植木鉢を載置させることができることを特徴とする受台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一の受台を反転させることにより、大小複数の植木鉢を両面に載置させることができる植木鉢用の受台に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
通常、植木鉢は上面が開放され、底には、植物への水遣りの際の余分な水(以下「水遣り余水」という。)を排水し、有害菌の繁殖を防ぎ、植物根の呼吸が妨げられることを防ぐための穴(以下「鉢穴」という。)が設けられている。また、近年では底や側面下部にスリットが入っているプラスチック製の植木鉢も市場に出回っている。
【0003】
このような植木鉢に植えられている植物に水遣りをした際に鉢穴から滴下される水遣り余水は、植木鉢の鉢穴やスリット(以下「鉢穴等」という)から外部へ流れ出て植木鉢の下やベランダなどの床を汚してしまう。また、この水遣り余水は肥料などの養分に加えて用土とそれに含まれる微生物や腐敗菌なども一緒に流れ出ることがあり不衛生でもある。そのため、植木鉢を受皿の上に置いて鉢穴等からの水遣り余水を受皿が受け、その受皿に一定量の水遣り余水が溜まったら捨てることによって対処している。また受皿があると冷気によって植物が枯れることを防ぎ底冷え対策にもなる。
【0004】
一方、植木鉢を直接、受皿に置くと早い段階で水遣り余水が受皿を満たして水面が植木鉢の鉢穴等を塞いでしまい鉢穴等からの酸素が供給されず、上面からの酸素の通り抜けもできなくなるため植木鉢内の用土が酸欠状態になる。また植物に水分を過剰に供給させて植物に根腐れを生じさせてしまう。
【0005】
上記のような状況を解消するため、受皿内に受台を設けて嵩上げしその上に植木鉢を載せて水遣り余水の貯水域や通気性を確保して早くに鉢穴等が塞がれることを防ぐ方法が一般的に行われている。そのため、観葉植物などを室内で栽培するに際しては、植木鉢、受台及び受皿(以下「植木鉢等」の記載は植木鉢、受台及び受皿を意味するものとする)をセットにして買い揃える必要がある。
【0006】
そして園芸愛好家の中には複数買い揃えた植木鉢等を用いて異なる種類の複数の植物を栽培する者もいる。また、園芸品店やホームセンターなどで植木鉢に植えられた一株ほどの小さな植物を植木鉢ごと複数購入してそのまま栽培し、植物がある程度成長してきたときに大きな植木鉢に植え替えることが頻繁に行われている。また、反対に大きな植木鉢で栽培していた植物が大きく成長し、これ以上成長させたくないときには、根や枝葉を切って小さい植木鉢に株分けすることもよく行われている。
【0007】
このように複数の植物を栽培しようとすると、小さな植物用の小型の植木鉢等と成長した植物用の大きな植木鉢等を複数揃えなければならず、多くの費用がかかる。また、室内で複数の植物を栽培しようとすると、植木鉢等の置き場所を確保するのが難しく、特にワンルームマンションのような限られたスペースしかない場所での栽培では困難となる。このような問題を解決するために下記の発明が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2017―012108
特表2018―531607
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
特許文献1に記載された発明は、略矩形の枠体内に植木鉢を収容するための筒状の収容部が、長尺方向に4個並べられた列が短尺方向に3列設けられて格子状に合計12個が連結された園芸用のトレーである。このトレーにより最大で12個の植木鉢を収容することができるものの、収容部の形状がすべて同じであるため大きさの異なる植木鉢を収容することができない。また、このトレーを受皿に収容して用いることが想定された構造とはなっていないため、水遣り余水を貯水しなければならない室内では利用することができない。また、トレーが大きすぎるためスペースが限られている室内での利用には不向きである。
【0010】
特許文献2に記載の発明は、底部に複数のスロットがあるチャネルを有する植木鉢と、複数の歯があるレールを有するトレーによって構成されており、該複数のスロットとレールに付いている複数の歯を係合させることによって、複数の植木鉢を一つのトレーに載置させるものである。これにより複数の植木鉢を同時に保持および輸送、展示をすることができるが、このトレーに使用できる植木鉢はその底部に複数のスロットがあるチャネルを有する特殊な植木鉢に限定され、ホームセンターなどで一般的に流通している植木鉢には適用できない。また、トレーを反転させて両面に載置させることができず、スペースの限られた室内で利用するには適さず、栽培業者、卸売販売業者または小売業者により植物の栽培、流通および小売展示において用いられるのに適しているものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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