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公開番号
2025179440
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-10
出願番号
2024086186
出願日
2024-05-28
発明の名称
塗料噴出装置および塗布装置
出願人
信号器材株式会社
,
中日本高速道路株式会社
代理人
個人
主分類
E01C
23/20 20060101AFI20251203BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】区画線施工用の車両が従来よりも高速走行する場合であっても、充分な精度で路面に区画線を形成することが可能な塗料噴出装置を提供する。
【解決手段】
本発明にかかる塗料噴出装置12は、二軸回転体を形成する第1の回転体12aおよび第2の回転体12bと、塗料の流入口12cから二軸回転体までの流路12dに設けられた塗料流出弁12eと、を備える。また、第1の回転体12aを金属ブラシ回転体とし、第2の回転体12bをギア回転体とし、第1の回転体12aの回転速度を第2の回転体12bの回転速度よりも高速とする。そして、開閉制御により塗料流出弁12eを通過した塗料が、対抗する外周面がそれぞれ下方向に向かって軸回転する第1の回転体12aと第2の回転体12bとの間に落下する構造を有し、当該落下してきた塗料を二軸回転体の遠心力を利用して路面に噴射する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ軸回りに回転可能に設けられた1対の円柱状の回転体(以降、二軸回転体と呼ぶ)を形成する第1の回転体および第2の回転体と、塗料の流入口から前記二軸回転体までの流路に設けられた塗料流出弁と、を備えた塗料噴出装置において、
前記第1の回転体を、軸本体に毛先が放射状に植毛されたブラシ回転体とし、前記第2の回転体を、ギア形状を有するギア回転体とし、
前記第1の回転体の回転速度を前記第2の回転体の回転速度よりも高速とし、
開閉制御により前記塗料流出弁を通過した塗料が、対抗する外周面がそれぞれ下方向に向かって軸回転する前記第1の回転体と前記第2の回転体との間に落下する構造を有し、当該構造により落下してきた塗料を前記二軸回転体の遠心力を利用して路面に噴射する、
ことを特徴とする塗料噴出装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記二軸回転体は、軸回転していない状態において2つの回転体が所定の間隔を保持し、お互いの外周面が接していない構造を有し、
遠心力による前記第1の回転体のブラシ部分の膨張によってお互いの外周面が接するように、回転速度に応じた第1の回転体の直径の変化分だけ前記間隔を開けて、前記第1の回転体と前記第2の回転体を設置する、
ことを特徴とする請求項1に記載の塗料噴出装置。
【請求項3】
塗料を貯留し前記塗料の流入口へ塗料を放出する塗料ホッパーとともに塗布装置を構成し、当該塗布装置が区画線施工用の車両に搭載された状態において、
前記第1の回転体と前記第2の回転体の回転速度を、区画線として要求される塗膜厚および前記車両の予定走行速度に基づいて決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の塗料噴出装置。
【請求項4】
前記二軸回転体を収容するとともに当該二軸回転体の直下に塗料の噴出口を形成するカバー部、
をさらに備える、
ことを特徴とする請求項3に記載の塗料噴出装置。
【請求項5】
前記第1の回転体と前記第2の回転体の配置位置を適宜入れ替え可能とする、
ことを特徴とする請求項4に記載の塗料噴出装置。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1つに記載の塗料噴出装置と、
塗料を貯留し前記塗料噴出装置における塗料の流入口へ塗料を放出する塗料ホッパーと、
を備えることを特徴とする塗布装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、区画線施工用の塗料を路面に向かって噴射する塗料噴出装置、および当該塗料噴出装置を備えた塗布装置、に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、路面への区画線(レーンマーク)施工は、区画線施工用の塗料を塗布するための装置である塗布装置を搭載する車両(トラック等)を使用して行われている。具体的には、路面への吹き付け機構を有する塗布装置から約200℃に加熱された溶解塗料を噴射しながら、車両が移動(走行)することによって、区画線施工が行われる。
【0003】
この際、従来の区画線施工においては、車両の走行速度が最速でも時速10km程度であり、塗布装置の性能としては、時速10km走行時において1m
2
あたり3kg程度の噴出能力があれば、充分な精度(均一かつ十分な塗膜厚、始点および終点の十分な鮮明さ等)で路面に区画線を形成可能である。
【0004】
たとえば、車両に搭載された塗布装置から路面へ向けて区画線施工用の塗料を噴射する技術は、路面用ペイント塗布装置として下記特許文献1により開示されている。
【0005】
具体的にいうと、下記特許文献1には、車両(トラック)を利用して区画線施工用の塗料を路面に噴射するための構成として、たとえば、発電機、コンプレッサ、LPガスボンベおよび溶解釜等とともに、車両の走行に伴って路面に路面用ペイント(上記塗料に相当)をライン状に塗布する路面用ペイント塗布装置(以降、単に塗布装置と呼ぶ)が搭載されていること、が開示されている。
【0006】
そして、この塗布装置による区画線施工において、上記吹き付け機構に相当するペイント放出装置(以降、塗料噴出装置と呼ぶ)への塗料の供給が行われている最中(塗料の供給量が既定量に達する前)については、制御装置の制御によって、塗料噴出装置から噴射される比較的量の少ない塗料が、噴出口の下で第1受板に受け止められる。その後、塗料の供給量が既定量に達すると、第1受板が移動し、塗料噴出装置から噴射される塗料が路面に吹き付けられる。この動作により、路面に形成された区画線(ライン)の始端が鮮明になる。
【0007】
さらに、塗料噴出装置への塗料の供給が停止された場合は、制御装置の制御によって、塗料供給の停止後に噴射される塗料噴出装置内に残存する塗料が、噴出口の下で第2受板に受け止められる。この動作により、路面に形成された区画線(ライン)の終端が鮮明になる。
【0008】
このように、下記特許文献1には、上記塗布装置によって路面に形成された区画線(ライン)の始端および終端が鮮明になること、が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2010-100989号公報(特許4982466)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上述したように、従来から行われている区画線施工は、車両を使用した区画線施工ではあるが、その走行速度は速くても時速10km程度のゆっくりとした速度である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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