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公開番号2025178820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085645
出願日2024-05-27
発明の名称連結装置
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類F16B 7/04 20060101AFI20251202BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】2つの軸の相対回転のジョイントへの伝達ロスを低減する。
【解決手段】連結装置10では、ジョイント20が、駆動軸80の四角柱形状の下端部81を受け入れる断面V字状の溝21A、及び、弁軸90の四角柱形状の上端部91を受け入れる断面V字状の溝22Aを備える。また、クランプ部材30が、下端部81を受け入れる断面V字状の溝31を備え、ジョイント20に締め付け固定されることで溝21Aの内面と溝31の内面とで下端部81を4方向からクランプする。また、クランプ部材40が、弁軸90の上端部91を受け入れる断面V字状の溝41を備え、ジョイント20に締め付け固定されることで溝22Aの内面と溝41の内面とで上端部91上端部91を4方向からクランプする。さらに、歪みゲージ70は、ジョイント20に固定され、駆動軸80と弁軸90との相対回転によりジョイント20に生じる捻じれを検出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1軸の四角柱形状の第1端部を受け入れる断面V字状の第1溝、及び、前記第1軸と同軸の第2軸の四角柱形状の第2端部を受け入れる断面V字状の第2溝を備えるジョイントと、
前記第1端部を受け入れる断面V字状の第3溝を備え、前記ジョイントに締め付け固定されることで前記第1溝の内面と前記第3溝の内面とで前記第1端部を4方向からクランプする第1クランプ部材と、
前記第2端部を受け入れる断面V字状の第4溝を備え、前記ジョイントに締め付け固定されることで前記第2溝の内面と前記第4溝の内面とで前記第2端部を4方向からクランプする第2クランプ部材と、
前記ジョイントに固定され、前記第1軸と前記第2軸との相対回転により前記ジョイントに生じる捻じれを検出する歪みゲージと、
を備える連結装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記第1溝と前記第3溝とのうちの少なくとも一方の溝の開き角が、前記第1端部の断面の2つの辺がなす角度未満であり、クランプされた前記第1端部により広がる、
請求項1に記載の連結装置。
【請求項3】
前記ジョイントは、前記第1溝を有する第1ブロックと、前記第2溝を有する第2ブロックと、を備え、
前記少なくとも一方の溝は、前記第1溝を含み、
前記第1ブロックは、前記第1溝の前記開き角が増加したことによる前記第1ブロックの変形により幅狭となる切込みを含む、
請求項2に記載の連結装置。
【請求項4】
前記ジョイントは、前記第1溝を有する第1ブロックと、前記第2溝を有する第2ブロックと、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間に間隔を設けるスペーサと、を備え、
前記歪みゲージは、板状であり、
前記第1ブロックと前記第2ブロックとを連結する、前記歪みゲージと平行な板状の補強板をさらに備える、
請求項1に記載の連結装置。
【請求項5】
前記第1軸は、アクチュエータにより回転駆動される駆動軸であり、
前記第2軸は、弁体に繋がった弁軸である、
請求項1~4のいずれか1項に記載の連結装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、2つの軸を連結する連結装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アクチュエータの回転軸及び弁体などが接続された弁軸などの2つの軸を連結するジョイント(カップリング)と、2つの軸の相対回転を検出するためにジョイントに設けられた歪みゲージと、を備える連結装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-96285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、連結装置の連結態様の詳細を開示しておらず、連結態様によっては、例えば軸とジョイントとの間でガタツキが生じ、2つの軸の相対回転のジョイントへの伝達にロスが生じる。これにより、例えば、歪みゲージの検出値にヒステリシスが生じる。
【0005】
本発明は、2つの軸の相対回転のジョイントへの伝達ロスを低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る連結装置は、第1軸の四角柱形状の第1端部を受け入れる断面V字状の第1溝、及び、前記第1軸と同軸の第2軸の四角柱形状の第2端部を受け入れる断面V字状の第2溝を備えるジョイントと、前記第1端部を受け入れる断面V字状の第3溝を備え、前記ジョイントに締め付け固定されることで前記第1溝の内面と前記第3溝の内面とで前記第1端部を4方向からクランプする第1クランプ部材と、前記第2端部を受け入れる断面V字状の第4溝を備え、前記ジョイントに締め付け固定されることで前記第2溝の内面と前記第4溝の内面とで前記第2端部を4方向からクランプする第2クランプ部材と、前記ジョイントに固定され、前記第1軸と前記第2軸との相対回転により前記ジョイントに生じる捻じれを検出する歪みゲージと、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、2つの軸の相対回転のジョイントへの伝達ロスが低減される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る連結装置の斜視図である。
図2は、図1の連結装置の分解斜視図である。
図3は、図1の連結装置の分解斜視図である。
図4は、図1の連結装置の要部斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る連結装置を図面を参照して説明する。
【0010】
図1~図3に示すように、本発明の一実施形態に係る連結装置10は、アクチュエータ(図示略)により回転駆動される駆動軸80と、弁体(図示略)に繋がっている弁軸90と、を同軸に連結するように構成されている。連結装置10は、駆動軸80の回転を弁軸90に伝達することで、駆動軸80及び弁軸90を一体回転させる。
(【0011】以降は省略されています)

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