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公開番号2025178428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025165133,2023543896
出願日2025-10-01,2022-08-22
発明の名称撮像素子
出願人株式会社ニコン
代理人藤央弁理士法人
主分類H04N 25/79 20230101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】低消費電力化を図ること。
【解決手段】撮像素子は、第1光電変換部を含む第1画素と行方向において前記第1光電変換部と並んで配置される第2光電変換部を含む第2画素とを有する第1半導体基板と、前記第1画素に電流を供給する第1負荷電流源による前記第1画素への電流供給を制御するための第1制御信号を出力するタイミングと前記第2画素に電流を供給する第2負荷電流源による前記第2画素への電流供給を制御するための第2制御信号を出力するタイミングとが異なるように制御可能な駆動部とを有する第2半導体基板と、を備え、前記第1制御信号を出力するタイミングとは異なるタイミングで前記第2制御信号を出力する。
【選択図】図23
特許請求の範囲【請求項1】
光を電荷に変換する第1光電変換部を含む第1画素と、光を電荷に変換する光電変換部であって行方向において前記第1光電変換部と並んで配置される第2光電変換部を含む第2画素とを有する第1半導体基板と、
前記第1半導体基板と積層された半導体基板であって、前記第1画素に電流を供給する第1負荷電流源と、前記第1負荷電流源による前記第1画素への電流供給を制御するための第1制御信号を出力する第1画素制御部とを含む第1制御ブロックと、前記第2画素に電流を供給する第2負荷電流源と、前記第2負荷電流源による前記第2画素への電流供給を制御するための第2制御信号を出力する第2画素制御部とを含む第2制御ブロックとが配置された制御回路部と、前記第1画素制御部が前記第1制御信号を出力するタイミングと、前記第2画素制御部が前記第2制御信号を出力するタイミングとが異なるタイミングになるように制御可能な駆動部とを有する第2半導体基板と、を備え、
前記第2画素制御部は、前記駆動部により、前記第1画素制御部が前記第1制御信号を出力するタイミングとは異なるタイミングで前記第2制御信号を出力する、
撮像素子。

発明の詳細な説明【参照による取り込み】
【0001】
本出願は、令和3年(2021年)8月25日に出願された日本出願である特願2021-137559の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り込む。
続きを表示(約 2,400 文字)【技術分野】
【0002】
本発明は、撮像素子および撮像装置に関する。
【背景技術】
【0003】
複数の画素が行方向および列方向に2次元配置された撮像素子が知られている(例えば、特許文献1)。従来より撮像素子の消費電力増大が問題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-162148号公報
【発明の概要】
【0005】
第1開示技術の撮像素子は、光を電荷に変換する第1光電変換部を含む第1画素と、光を電荷に変換する光電変換部であって行方向において前記第1光電変換部と並んで配置される第2光電変換部を含む第2画素とを有する第1半導体基板と、前記第1半導体基板と積層された半導体基板であって、前記第1画素に電流を供給する第1負荷電流源と、前記第1負荷電流源による前記第1画素への電流供給を制御するための第1制御信号を出力する第1画素制御部とを含む第1制御ブロックと、前記第2画素に電流を供給する第2負荷電流源と、前記第2負荷電流源による前記第2画素への電流供給を制御するための第2制御信号を出力する第2画素制御部とを含む第2制御ブロックとが配置された制御回路部と、前記第1画素制御部が前記第1制御信号を出力するタイミングと、前記第2画素制御部が前記第2制御信号を出力するタイミングとが異なるタイミングになるように制御可能な駆動部とを有する第2半導体基板と、を備え、前記第2画素制御部は、前記駆動部により、前記第1画素制御部が前記第1制御信号を出力するタイミングとは異なるタイミングで前記第2制御信号を出力する。
【0006】
第2開示技術の撮像装置は、第1開示技術の撮像素子を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、撮像素子の一例を示す分解斜視図である。
図2は、画素部の具体的な構成の一例を示す説明図である。
図3は、画素の回路構成の一例を示す回路図である。
図4は、制御回路部の具体的な構成の一例を示す説明図である。
図5は、制御ブロックの内部構成の一例を示す説明図である。
図6は、撮像素子における第1半導体基板と第2半導体基板との信号の伝送例を示す説明図である。
図7は、本実施形態に係る撮像素子のX-Z方向断面の一例を示す説明図である。
図8は、撮像素子の撮像動作例1を示すタイミングチャートである。
図9は、撮像素子の撮像動作例2を示すタイミングチャートである。
図10は、比較例に係る撮像素子の撮像動作を示すタイミングチャートである。
図11は、撮像素子が撮像する被写体の一例を示す説明図である。
図12は、図11に示した領域1~5ごとの露光時間を示すタイミングチャートである。
図13は、複数の制御ブロックのレイアウト例を示す平面図である。
図14は、画素の回路構成の他の例を示す回路図である。
図15は、撮像素子の撮像動作例3を示すタイミングチャートである。
図16は、撮像素子の他の例を示す分解斜視図である。
図17は、制御回路部の具体的な構成の他の例を示す説明図である。
図18は、撮像素子における第1半導体基板および第2半導体基板の接続関係を示す説明図である。
図19は、撮像素子における第1半導体基板と第2半導体基板との信号の伝送例を示す説明図である。
図20は、ADC部と画素ブロックとの接続関係を示す説明図である。
図21は、撮像素子の画素ブロック内での撮像動作を示すタイミングチャートである。
図22は、画素ブロック毎の露光タイミングの一例を示す説明図である。
図23は、自律露光制御方式1の構成例を示すブロック図である。
図24は、自律露光制御方式2の構成例を示すブロック図である。
図25は、自律露光制御方式3の構成例を示すブロック図である。
図26は、制御ブロック内部の回路構成例を示す説明図である。
図27は、制御ブロック単位での回路動作停止例1を示す説明図である。
図28は、制御ブロック単位での回路動作停止例2を示す説明図である。
図29は、制御ブロック単位での回路動作停止例3を示す説明図である。
図30は、NAND回路の真理値表である。
図31は、実施例に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0009】
本明細書において、X軸とY軸とは互いに直交し、Z軸はXY平面に直交する。XYZ軸は右手系を構成する。Z軸と平行な方向を撮像素子100の積層方向と称する場合がある。本明細書において、「上」および「下」の用語は、重力方向における上下方向に限定されない。これらの用語は、Z軸方向における相対的な方向を指すに過ぎない。なお、本明細書では、X軸方向の配列を「行」とし、Y軸方向の配列を「列」として説明するが、行列方向はこれに限定されない。
【0010】
<撮像素子の構成>
まず、図1~図22を用いて、撮像素子の構成について説明する。撮像素子の構造は、裏面照射型であっても、表面照射型であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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