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公開番号
2025166159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-05
出願番号
2025134875,2023018735
出願日
2025-08-13,2019-03-26
発明の名称
眼科装置及び眼科撮影方法
出願人
株式会社ニコン
,
オプトス ピーエルシー
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
3/10 20060101AFI20251028BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【解決手段】眼科光学系は、角度走査光線を被検眼側に照射するように構成されている。眼科光学系への入射光線と眼科光学系の光軸とのなす角をωinとし、眼科光学系から被検眼側への射出光線と光軸とのなす角をωoutとし、M=|ωout/ωin|と定義し、入射光線が近軸光線であるときのMをMparとし、入射光線がωinの最大角度光線であるときのMをMmaxとした場合、眼科光学系は、条件式Mpar<Mmaxを満足する。
【効果】超高画角のSLOが可能になると共に、超高画角の全ての領域でのOCT撮影が可能となる。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
光を供給する光源と、
前記光源からの光を被検眼側に照射するように構成された眼科光学系と、
前記眼科光学系に関して被検眼の瞳位置に対応する位置と共役な位置に配置され、前記光源からの光を角度走査して前記被検眼に照射される光を走査する走査部と、
前記被検眼からの反射光を前記眼科光学系と前記走査部を経由して受光する受光部と、
前記受光部からの情報と前記走査部からの情報とに基づいて、被検眼の像を形成する画像処理部と、
を含み、
前記眼科光学系は、
光源側から前記走査部により、前記眼科光学系へ入射する入射光線と前記眼科光学系の光軸とのなす角をωinとし、
前記眼科光学系から前記被検眼側へ射出される射出光線と前記光軸とのなす角をωoutとし、
前記眼科光学系において、Mは、M=|ωout/ωin|と定義し、
前記入射光線が近軸光線であるときのMをMpar、及び、
前記入射光線がωinの最大角度光線であるときのMをMmaxとした場合、
Mpar<Mmax
で示される条件式を満足するように前記Mの値が分布し、
前記画像処理部は、前記走査部によって走査される入射角度ωinに関する前記Mの値の分布に基づいて、前記受光部の受光結果に関するデータを補正する
眼科装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、眼科装置、及び眼科撮影方法に関する。
続きを表示(約 3,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1、特許文献2、及び特許文献3には、走査型レーザ検眼鏡、及び光干渉断層計を用いて被検眼を撮影する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2015/0216408号明細書
米国特許出願公開第2016/0150953号明細書
米国特許出願公開第2014/0320813号明細書なお、これらの文献にも記載されている通り、便宜上、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope)を「SLO」と称する。また、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography)を「OCT」と称する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の技術の第1の態様は、
光を供給する光源と、
前記光源からの光を被検眼側に照射するように構成された眼科光学系と、
前記眼科光学系に関して被検眼の瞳位置に対応する位置と共役な位置に配置され、前記光源からの光を角度走査して前記被検眼に照射される光を走査する走査部と、
前記被検眼からの反射光を前記眼科光学系と前記走査部を経由して受光する受光部と、
前記受光部からの情報と前記走査部からの情報とに基づいて、被検眼の像を形成する画像処理部と、
を含み、
前記眼科光学系は、
光源側から前記走査部により、前記眼科光学系へ入射する入射光線と前記眼科光学系の光軸とのなす角をωinとし、
前記眼科光学系から前記被検眼側へ射出される射出光線と前記光軸とのなす角をωoutとし、
前記眼科光学系において、Mは、M=|ωout/ωin|と定義し、
前記入射光線が近軸光線であるときのMをMpar、及び、
前記入射光線がωinの最大角度光線であるときのMをMmaxとした場合、
Mpar<Mmax
で示される条件式を満足するように前記Mの値が分布し、
前記画像処理部は、前記走査部によって走査される入射角度ωinに関する前記Mの値の分布に基づいて、前記受光部の受光結果に関するデータを補正する
眼科装置である。
【0005】
前記眼科光学系は、前記Mparから前記Mmaxの範囲でωinが大きくなるに従いMが大きくなる分布とすることができる。
また、前記眼科装置は、前記眼科光学系による被検眼側での角度ωoutによるMの値の変化特性を記憶する記憶装置を有し、
前記画像処理部は、前記記憶装置に記憶された前記角度ωoutによるMの値の変化特性に基づいて、前記受光部の受光結果に関するデータを補正することができる。
本開示の技術の第2の態様は、
光を供給する光源と、
前記光源からの光を被検眼側に照射するように構成された眼科光学系と、
前記眼科光学系に関して被検眼の瞳位置に対応する位置と共役な位置に配置され、前記光源からの光を角度走査して前記被検眼に照射される光を走査する走査部と、
前記被検眼からの反射光を前記眼科光学系と前記走査部を経由して受光する受光部と、
前記受光部からの情報と前記走査部からの情報とに基づいて、被検眼の像を形成する画像処理部と、
を含み、
前記眼科光学系は、
光源側から前記走査部により、前記眼科光学系へ入射する入射光線と前記眼科光学系の光軸とのなす角をωinとし、
前記眼科光学系から前記被検眼側へ射出される射出光線と前記光軸とのなす角をωoutとし、
前記眼科光学系において、Mは、M=|ωout/ωin|と定義し、
前記入射光線が近軸光線であるときのMをMpar、及び、
前記入射光線がωinの最大角度光線であるときのMをMmaxとした場合、
Mpar<Mmax
で示される条件式を満足するように前記Mの値が分布する、
眼科装置の眼科撮影方法であって、
前記走査部による角度ωinの走査範囲を設定するステップと、
前記眼科光学系による被検眼側での角度ωoutによる前記Mの値の変化特性を入力するステップと、
前記Mの値の分布を示す変化特性に基づいて、前記受光部の受光結果に関するデータを補正し、前記走査部による角度ωinの走査範囲に対応する被検眼の像を形成するステップと
を含む眼科撮影方法である。
【0006】
前記眼科装置は、前記眼科光学系による被検眼側での角度ωoutによる前記Mの値の変化特性を記憶する記憶装置をさらに含み、
前記Mの値の変化特性を入力するステップは、前記記憶装置に記憶された前記Mの値の変化特性を用いることができる。
また、前記眼科光学系は、前記Mparから前記Mmaxの範囲でωinが大きくなるに従いMが大きくなるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼科装置の全体構成の一例を示す概略構成図。
眼科装置に含まれる広角光学系の概略的な構成の一例を示す概念図。
広角光学系としてのSLO用とOCT用との複合型の対物レンズ系の一例を示す構成図。
角倍率を説明するための図。
角倍率を説明するための図。
複合型の対物レンズ系の変形例の構成を示す概念図。
複合型の対物レンズ系の他の変形例の構成を示す概念図。
対物レンズ系における走査光の入射角ωinと射出角ωoutを説明するための図。
対物レンズ系のωinとωoutの関係の例を示す図。
対物レンズ系のωoutとMの関係の例を示す図。
スキャナから対物レンズ系を経て被検眼の瞳面に入射する最大画角の光束と近軸光束とを示す概念図。
被検眼の瞳面における最小角度と最大角度の光束の断面形状の一例を示す図。
対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係の例を示す図。
実施例1-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例1-1の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例1-1の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例1-2の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例1-2の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例1-2の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例2-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例2-1の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例2-1の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例2-2の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例2-2の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例2-2の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例3-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例3-1の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例3-1の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図である。
実施例3-2の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例3-2の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例3-2の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例4-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例4-1の対物レンズ系のωoutとMの関係を示す図。
実施例4-1の対物レンズ系のωoutとPmax/Pminの関係を示す図。
実施例5-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例6-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例7-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例8-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例9-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例10-1の対物レンズ系の構成を示す図。
実施例11-1の対物レンズ系の構成を示す図。
撮影光学系の別の実施形態の構成を示す断面図。
撮影光学系のさらに別の実施形態の構成を示す斜視図。
画像処理装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態を詳細に説明する。
【0009】
まず、図1を参照して、眼科装置110の構成の一例を説明する。眼科装置110は、撮影装置14及び制御装置16を含む。撮影装置14は、SLOユニット18及びOCTユニット20を備えており、被検眼12の眼底の眼底画像を取得する。以下、SLOユニット18により取得された画像をSLO画像と称する。また、OCTユニット20により取得された画像をOCT画像と称する。
【0010】
制御装置16は、CPU(Central Processing Unit)16A、RAM(Random Access Memory)16B、ROM(Read-Only memory)16C、及び入出力(I/O)ポート16Dを備えたコンピュータによって実現される。
(【0011】以降は省略されています)
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