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公開番号2025160284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-22
出願番号2025121924,2023545137
出願日2025-07-22,2022-07-12
発明の名称システム、情報処理装置、及びプログラム
出願人株式会社ニコン
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類G08B 25/04 20060101AFI20251015BHJP(信号)
要約【課題】見守りの対象者Pのプライバシーを尊重しつつ、対象者Pの情報を利用者Uに提
示して、より適切な見守りを可能とする。
【解決手段】見守りシステム(100)は、対象者(P)の画像及び音声の少なくとも一方を含む情報を取得する取得装置(10)と、情報が出力される利用者端末(30)と、情報に基づき状態を検出する状態検出部(211)、利用者端末(30)に出力される情報に応じてプライバシー保護レベルを設定する設定部(212)、情報に抽象化処理を施す抽象化処理部(213)、及び利用者端末(30)に情報を出力する出力部(214)を有する情報処理装置であるサーバ装置(20)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
対象者の画像または音声の少なくとも一方を含む、前記対象者に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記情報に基づき、前記対象者の状態を検出する状態検出部と、
前記対象者のプライバシーを保護するレベルを設定する設定部と
を備え、
前記設定部は、前記対象者の前記状態に基づいて、前記レベルを段階的に変更する、システム。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記対象者の画像または音声の少なくとも一方を端末に送信する送信部をさらに備え、
前記端末は、前記対象者の画像または音声の少なくとも一方が出力される出力部を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記出力部による前記対象者の画像または音声の少なくとも一方の出力は、前記レベルに基づいて制限される、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記レベルは、少なくとも3段階のレベルを含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも3段階のレベルは、前記出力部による前記対象者の画像または音声の少なくとも一方の出力が制限されない第1レベルを含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記少なくとも3段階のレベルは、前記出力部は前記対象者の画像および音声を出力しない第2レベルを含む、請求項4または5に記載のシステム。
【請求項7】
前記取得部は、所定の対象領域の画像を撮像する撮像部、または、所定の対象領域の音声を集音する集音部、の少なくとも一方を備える、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項8】
前記取得部は、前記対象者の生体情報を取得する生体情報取得部を備え、
前記状態検出部は、前記生体情報に基づいて前記対象者の状態を検出する、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項9】
前記取得部は、所定の対象領域の環境情報を取得する環境情報取得部を備え、
前記状態検出部は、前記環境情報に基づいて前記対象者の状態を検出する、請求項1または2に記載のシステム。
【請求項10】
前記設定部は、前記状態検出部による前記対象者の前記状態の検出が失敗した際に、前記レベルを変更する、請求項1または2に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、システム、情報処理装置、及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、高齢化社会が進み、高齢者、特に住居に一人で住んでいる高齢者(独居老人)の介護や見守りのサービスの充実化が求められている。このため、画像や音声を取得可能な監視カメラを用いて、家族や介護者が離れた場所から高齢者等の対象者を見守る技術が開発されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
特許文献1には、支援センタ側装置と要介護者側装置とを回線で接続し、音声データ、画像データを双方向で通信する在宅介護支援システムに係る技術が開示されている。この特許文献1に開示の技術では、要介護者側装置に設けられたプライバシーボタンを要介護者が押す回数に応じて、支援センタ側装置への画像データの送信を停止し、音声データのみの送信や、音声データ及び画像データの送信の停止が可能となっている。これにより、要介護者の意思に関係なく、要介護者側装置の音声や画像が転送され、要介護者のプライバシーが侵害されることを防止可能としている。
【0004】
特許文献2には、浴室内に設置した撮影装置で撮影された入浴者の画像を、モザイクがけやぼかし等の不鮮明化処理を行って、浴室外の表示装置に表示し、浴室内に設置したマイクで集音した音声を、浴室外のスピーカから出力する浴室内以上監視システムに係る技術が開示されている。この特許文献2に開示の技術では、入浴者が幼児か、小学生か、高齢者か、など、入浴者の年齢に応じて設定したプライバシーの保護レベルと浴室内の監視の必要性に合わせて、不鮮明化レベルの切り替えが可能で、さらにこの不鮮明化レベルに応じてスピーカからの音声の出力と停止を切り替え可能となっている。これにより、入浴者のプライバシーを損なうことなく、浴室内事故等を発見することを可能としている。
【0005】
ところで、対象者、特に高齢者を毎日見守る場合には、対象者からの何等かの応答があり、問題なく過ごしていることがわかればよく、プライバシーに関わる画像や音声までは必要としない。そして、対象者からの応答がないときや、体調不良等の異常がある場合に、対象者の画像や音声を確認することが望ましいが、この場合も、プライバシーを損なわないように、高齢者の状態に応じて不鮮明化レベル等を切り替えて、確認できることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-234796号公報
特許第3798271号公報
【0007】
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、要介護者が画像データや音声データの送信と停止とを切り替えるだけで、送信が許可された場合は、加工のない画像データや音声データが送信されてしまう。また、特許文献2に開示された技術では、プライバシーを保護するレベルを、対象者の状態に基づいて変更するものではないため、改良の余地がある。
【発明の概要】
【0008】
第1の態様によれば、システムは、対象者の画像または音声の少なくとも一方を含む、前記対象者に関する情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記情報に基づき、前記対象者の状態を検出する状態検出部と、前記対象者のプライバシーを保護するレベルを設定する設定部と、を備え、前記設定部は、前記対象者の前記状態に基づいて、前記レベルを段階的に変更する。
第2の態様によれば、情報処理装置は、対象者の画像及び音声の少なくとも一方を含む、前記対象者に関する情報を受信する受信部と、前記情報に基づき前記対象者の状態を検出する状態検出部と、前記対象者のプライバシーを保護するレベルを設定する設定部、を備え、前記設定部は、前記対象者の前記状態に基づいて、前記レベルを段階的に変更する。
第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータにより実行されるプログラムであって、このコンピュータを、対象者の画像及び音声の少なくとも一方を含む、前記対象者に関する情報を受信する受信部と、前記情報に基づき前記対象者の状態を検出する状態検出部と、前記対象者のプライバシーを保護するレベルを設定する設定部、として機能させ、前記設定部を、前記対象者の前記状態に基づいて、前記レベルを段階的に変更するように機能させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る見守りシステムの全体構成例を示す概念図である。
第1実施形態に係る見守りシステムの機能ブロック図である。
プライバシー保護レベルテーブルのデータ構造の一例を示す模式図である。
情報設定テーブルのデータ構造の一例を示す模式図である。
定期確認情報テーブルのデータ構造の一例を示す模式図である。
利用者端末に出力される画像の一例であり、人物像をアバターに置き換えた画像のイメージを示す。
利用者端末に出力される画像の一例であり、人物像にモザイク処理を施した画像のイメージを示す。
利用者端末に出力される画像の一例であり、人物像に抽象化処理を施していない画像のイメージを示す。
利用者端末に出力される呼び出し画面の一例を説明するための図である。
利用者端末に出力される第1の情報表示画面の一例を説明するための図である。
利用者端末に出力される第2の情報表示画面の一例を説明するための図である。
利用者端末に出力される第3の情報表示画面の一例を説明するための図である。
利用者端末に出力される第4の情報表示画面の一例を説明するための図である。
第1実施形態に係る見守りシステムにおける、「特別モード」の見守り動作の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
第2実施形態に係る見守りシステムにおける、「特別モード」の見守り動作の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、本開示のシステムの一実施の形態としての見守りシステム100を、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る見守りシステム100の全体構成例を示す概念図であり、図2は、見守りシステム100の機能ブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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