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公開番号
2025178307
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025152532,2022517385
出願日
2025-09-12,2020-09-17
発明の名称
凝縮体関連特異性のスクリーニング方法及びその使用
出願人
デューポイント セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12Q
1/02 20060101AFI20251128BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】凝縮体関連特異性のスクリーニング方法及びその使用の提供。
【解決手段】試験化合物などの化合物を特定する方法及びその用途が提供される。例えば、巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルに優先的に影響を及ぼすか、会合レベルを増加させるか、もしくは会合レベルを減少させる化合物を特定する方法、または巨大分子を1つ以上の標的凝縮体と優先的に会合もしくは解離させる化合物を特定する方法が提供される。さらに、所望の特徴を有する化合物またはその一部分を、設計及び/または特定及び/または作製する方法が提供される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年9月18日に出願された米国仮出願第62/902,316号の優先権を主張するものであり、その内容は、参照によりその全体が本明細書に援用される。
続きを表示(約 3,200 文字)
【0002】
本発明は、生物学的凝縮体の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
細胞は、ミトコンドリア、リソソーム、及び小胞体などの膜結合性オルガネラを含み、部分的には、様々な細胞機能を局在化させる。膜結合性オルガネラに加えて、細胞は、それらとそのすぐ周囲の溶液との間に、膜を含まない異なるサブコンパートメントを含む。これらの膜を含まない分子アセンブリの多くは、水中の油滴の分画(partitioning)に類似する様式で、液-液相分離または凝縮と呼ばれるプロセスを通して形成されることが示されている。このプロセスの間、例えば、生体高分子(biological macromolecule)を含む溶液は、異なる相、すなわち、少なくとも一部の生体高分子が、濃縮された凝縮高密度相と周囲の低密度相とに分離する。生物学において重要な役割を果たすいくつかの細胞凝縮体(cellular condensate)が認識されている(Banani et al.,2017,Nat Rev Mol
Cell Biol,18:285-298)。
【0004】
様々な凝縮体は、異なる細胞型における特定の細胞プロセスを調節するために重要であることが知られている。機構的には、例えば、凝縮体は、凝縮体内部で反応を促進するために高濃度の分子を一緒にすることができるか、または凝縮体中に分子を隔離することができ、それによって、周囲の媒体中でのそれらの濃度を低下させ、それらの活性を防止する。異常な凝縮体の機能はまた、神経変性疾患、増殖性疾患、免疫疾患、心疾患、または代謝疾患などの様々なヒト疾患に関与している(Naumann et al.,2018,Nat Commun,9(1):335;Wegmann et al.,2018,EMBO J,37(7):e98049;and Aguzzi et al.,2016,26(7):547-558)。しかしながら、単一の巨大分子の凝縮体への分画または凝縮体からの分画を支配するメカニズムに関する理解が不足しており、化合物が、単一の巨大分子の凝縮体への分画または凝縮体からの分画を選択的に変化させ得るかどうかについては、ほとんどまたはまったく知られていない。
特許出願及び刊行物を含む、本明細書に引用される全ての参照文献は、それらの全体が、参照により援用される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Banani et al.,2017,Nat Rev Mol Cell Biol,18:285-298
Naumann et al.,2018,Nat Commun,9(1):335
Wegmann et al.,2018,EMBO J,37(7):e98049
Aguzzi et al.,2016,26(7):547-558
【発明の概要】
【0006】
第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルに優先的に影響を及ぼす化合物を特定する方法が本明細書に提供され、本方法は、(a)細胞組成物を化合物と接触させることであって、(i)細胞組成物が、1つ以上の標的凝縮体を含み、及び/または(ii)細胞組成物を化合物と接触させると同時に及び/または接触させた後に、1つ以上の標的凝縮体が形成される、接触させることと、(b)第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベル、及び少なくとも1つの追加の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを決定することと、を含み、化合物が各追加の巨大分子の参照レベルと比較して各追加の巨大分子のレベルを変化させるよりも多く、化合物が第1の参照レベルと比較して第1の巨大分子のレベルを変化させる場合、化合物が、第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルに優先的に影響を及ぼす。一部の実施形態では、化合物は、各追加の巨大分子の参照レベルと比較して、各追加の巨大分子のレベルを測定可能に変化させない。
【0007】
また、第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを優先的に増加させる化合物を特定する方法が本明細書に提供され、本方法は、(a)細胞組成物を化合物と接触させることであって、(i)細胞組成物が、1つ以上の標的凝縮体を含み、及び/または(ii)細胞組成物を化合物と接触させると同時に及び/または接触させた後に、1つ以上の標的凝縮体が形成される、接触させることと、(b)第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベル、及び少なくとも1つの追加の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを決定することと、を含み、化合物が各追加の巨大分子の参照レベルと比較して各追加の巨大分子のレベルを増加させるよりも多く、化合物が第1の参照レベルと比較して第1の巨大分子のレベルを増加させる場合、化合物が、第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを優先的に増加させる。一部の実施形態では、化合物は、各追加の巨大分子の参照レベルと比較して、各追加の巨大分子のレベルを測定可能に増加させない。
【0008】
また、第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを優先的に減少させる化合物を特定する方法が本明細書に提供され、本方法は、(a)細胞組成物を化合物と接触させることであって、(i)細胞組成物が、1つ以上の標的凝縮体を含み、及び/または(ii)細胞組成物を化合物と接触させると同時に及び/または接触させた後に、1つ以上の標的凝縮体が形成される、接触させることと、(b)第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベル、及び少なくとも1つの追加の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを決定することと、を含み、化合物が各追加の巨大分子の参照レベルと比較して各追加の巨大分子のレベルを減少させるよりも多く、化合物が第1の参照レベルと比較して第1の巨大分子のレベルを変化させる場合、化合物が、第1の巨大分子と1つ以上の標的凝縮体との会合レベルを優先的に減少させる。一部の実施形態では、化合物は、各追加の巨大分子の参照レベルと比較して、各追加の巨大分子のレベルを測定可能に減少させない。
【0009】
一部の実施形態では、第1の参照レベルは、化合物の不在下で決定される、第1の巨大分子と1つ以上の参照凝縮体との会合レベルである。一部の実施形態では、各追加の巨大分子の参照レベルは、化合物の不在下で決定される、各追加の巨大分子と1つ以上の参照凝縮体との会合レベルである。
【0010】
また、第1の巨大分子を1つ以上の標的凝縮体と優先的に会合させる化合物を特定する方法が本明細書に提供され、本方法は、(a)細胞組成物を化合物と接触させることであって、(i)細胞組成物が、1つ以上の標的凝縮体を含み、及び/または(ii)細胞組成物を化合物と接触させると同時に及び/または接触させた後に、1つ以上の標的凝縮体が形成される、接触させることと、(b)第1の巨大分子及び少なくとも1つの追加の巨大分子が1つ以上の標的凝縮体と会合するかどうかを決定することと、を含み、(1)化合物が、第1の巨大分子を1つ以上の標的凝縮体と会合させ、(2)化合物が、各追加の巨大分子を1つ以上の標的凝縮体と会合させず、かつ(3)第1の巨大分子が、化合物の不在下で1つ以上の標的凝縮体と会合しないであろう場合、化合物が、第1の巨大分子を1つ以上の標的凝縮体と優先的に会合させる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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