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公開番号2025178061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024183592
出願日2024-10-18
発明の名称スマートバッテリー検出装置及び方法
出願人廣達電腦股ふん有限公司,Quanta Computer Inc.
代理人個人,個人
主分類G01R 31/392 20190101AFI20251128BHJP(測定;試験)
要約【課題】バッテリーパックに溶接ミスがあるかどうかを瞬時に判定する方法を提供する。
【解決手段】マイクロコントローラ及び少なくとも1つのバッテリーセルを含むバッテリーパックであって、マイクロコントローラは、充電モードにおいて、バッテリーパックに対応する初期直流内部抵抗(DCIR)値を取得して、各相対充電状態(RSOC)チェックポイントにおいて、バッテリーパックに現在対応しているDCIR値を検出する、バッテリーパックと、バッテリーパックに接続され、DCIR値を得るプロセッサと、を備え、マイクロコントローラ及びプロセッサのうち少なくとも1つは、バッテリーパックに異常があるかどうかを判定する、スマートバッテリー検出装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
マイクロコントローラ及び少なくとも１つのバッテリーセルを含むバッテリーパックであって、前記マイクロコントローラは、充電モードにおいて、前記バッテリーパックに対応する初期直流内部抵抗（ＤＣＩＲ）値を取得して、各相対充電状態（ＲＳＯＣ）チェックポイントにおいて、前記バッテリーパックに現在対応しているＤＣＩＲ値を検出する、バッテリーパックと、
前記バッテリーパックに接続され、前記ＤＣＩＲ値を取得するプロセッサと、を備え、
前記マイクロコントローラ及び前記プロセッサのうち少なくとも１つは、前記バッテリーパックに異常があるかどうかを判定する、スマートバッテリー検出装置。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
既定の充放電サイクル数の後に、前記バッテリーパックに対応する前記初期ＤＣＩＲ値は、既定の比率で増加される、請求項１に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項３】
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが前記バッテリーパックに異常があるかどうかを判定する場合に、前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラは、前記ＤＣＩＲ値が第１の許容値よりも高いかどうかを判定し、前記ＤＣＩＲ値が第２の許容値よりも低いかどうかを判定し、前記第１の許容値は、前記初期ＤＣＩＲ値に既定値を加えた値であり、前記第２の許容値は、前記初期ＤＣＩＲ値から既定値を引いた値である、請求項１に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項４】
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが、前記ＤＣＩＲ値が前記第１の許容値よりも高くないと判定し、前記ＤＣＩＲ値が前記第２の許容値よりも低くないと判定した場合に、前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラは、前記バッテリーパックに異常がないと判定する、請求項３に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項５】
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが、前記ＤＣＩＲ値が前記第１の許容値よりも高いと判定し、又は、前記ＤＣＩＲ値が前記第２の許容値よりも低いと判定した場合に、前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラは、前記バッテリーパックが電圧を有するかどうかをさらに判定する、請求項３に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項６】
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが、前記バッテリーパックが電圧を有すると判定した場合に、前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラは、前記バッテリーパックにバッテリーセルのアンバランスがあるかどうかをさらに判定する、請求項５に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項７】
前記バッテリーパックに前記バッテリーセルのアンバランスがない場合に、前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラは、前記バッテリーパックに溶接ミスがあると判定する、請求項６に記載のスマートバッテリー検出装置。
【請求項８】
スマートバッテリー検出装置に適用されるスマートバッテリー検出方法であって、
前記スマートバッテリー検出装置のバッテリーパックのマイクロコントローラが、充電モードにおいて、前記バッテリーパックに対応する初期直流内部抵抗（ＤＣＩＲ）値を取得するステップと、
前記マイクロコントローラが、各相対充電状態（ＲＳＯＣ）チェックポイントにおいて、前記バッテリーパックに現在対応しているＤＣＩＲ値を検出するステップと、
前記スマート検出装置のプロセッサが、前記バッテリーパックに対応する前記ＤＣＩＲ値を取得するステップと、
前記マイクロコントローラ及び前記プロセッサのうち少なくとも１つが、前記バッテリーパックに異常があるかどうかを判定するステップと、を含む、スマートバッテリー検出方法。
【請求項９】
前記既定の充放電サイクル数の後に、前記バッテリーパックに対応する前記初期ＤＣＩＲ値を規定の比率で増加させるステップをさらに含む、請求項８に記載のスマートバッテリー検出方法。
【請求項１０】
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが前記バッテリーパックに異常があるかどうかを判定する場合に、前記方法は、
前記プロセッサ又は前記マイクロコントローラが、前記ＤＣＩＲ値が第１の許容値よりも高いかどうかを判定し、前記ＤＣＩＲ値が第２の許容値よりも低いかどうかを判定するステップをさらに含み、
前記第１の許容値は、前記初期ＤＣＩＲ値に既定値を加えた値であり、前記第２の許容値は、前記初期ＤＣＩＲ値から既定値を引いた値である、請求項８に記載のスマートバッテリー検出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本願は、２０２４年５月２４日に出願された台湾特許出願番号第１１３１１９２４５号についての優先権を主張するものであり、これらの全ては引用によって本願に援用される。
続きを表示（約 1,400 文字）【０００２】
本発明は、スマートバッテリー検出技術に関し、特に、溶接ミスの有無を検出するスマートバッテリー検出技術に関する。
【背景技術】
【０００３】
スマートフォン、タブレット及びノートパソコン等の現代の電子製品は、バッテリーにより電力が供給される。バッテリーは、複数のバッテリーセルから構成されるバッテリーパックを含むことができる。
【０００４】
スポット溶接は、通常、バッテリーセルをバッテリーパックに接続するように用いられる溶接方法である。バッテリーセルは、スポット溶接によって相互に接続され、抵抗を低くし、信頼性の高い電気的接続を確保することができる。しかしながら、状況によっては、バッテリーが工場から出荷されるときにバッテリーパックに溶接ミスが検出されない（即ち、バッテリーが工場から出荷されるときにバッテリーパック内のバッテリーセルは正常である）が、バッテリーが長期間使用された後に、そのような溶接ミスが発生することがある。したがって、このような状況では溶接ミスが簡単に見つからない可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
したがって、バッテリーパックに溶接ミスがあるかどうかを瞬時に判定する方法が、議論に値する課題である。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の問題を克服するスマートバッテリー検出装置及び方法が提供される。
【０００７】
本発明の実施形態は、スマートバッテリー検出装置を提供する。スマートバッテリー検出装置は、バッテリーパック及びプロセッサを含むことができる。バッテリーパックは、マイクロコントローラ及び少なくとも１つのバッテリーセルを含むことができる。充電モードでは、マイクロコントローラは、バッテリーパックに対応する初期直流内部抵抗（ＤＣＩＲ）値を得て、各相対充電状態（ＲＳＯＣ）チェックポイントでバッテリーパックに現在対応しているＤＣＩＲ値を検出することができる。プロセッサは、バッテリーパックに接続され、ＤＣＩＲ値を得ることができる。マイクロコントローラとプロセッサの少なくとも１つは、バッテリーパックに異常があるかどうかを判定することができる。
【０００８】
本発明のいくつかの実施形態では、既定の充放電サイクル数の後、バッテリーパックに対応する初期ＤＣＩＲ値は、既定の比率で増加され得る。
【０００９】
本発明のいくつかの実施形態では、プロセッサ又はマイクロコントローラがバッテリーパックに異常があるかどうかを判定する場合に、プロセッサ又はマイクロコントローラは、ＤＣＩＲ値が第１の許容値よりも高いかどうかを判定し、ＤＣＩＲ値が第２の許容値よりも低いかどうかを判定する。第１の許容値は、初期ＤＣＩＲ値に既定値を加えた値とすることができ、第２の許容値は、初期ＤＣＩＲ値から既定値を引いた値とすることができる。
【００１０】
本発明のいくつかの実施形態では、プロセッサ又はマイクロコントローラが、ＤＣＩＲ値が第１の許容値よりも高くないと判定し、ＤＣＩＲ値が第２の許容値よりも低くないと判定した場合に、プロセッサ又はマイクロコントローラは、バッテリーパックに異常がないと判定することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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