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公開番号2025177087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083608
出願日2024-05-22
発明の名称パネル回路及び細胞処理装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C12M 1/00 20060101AFI20251128BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】可撓性を有するチューブを含む部材の取り付けを、簡単且つ正確に行うことができるパネル回路及び細胞処理装置を提供する。
【解決手段】パネル回路は、第1の面に第1の溝部を有する樹脂パネルと、第1の溝部に案内されるように前記第1の溝部に嵌め込まれた可撓性を有するチューブと、を有する。樹脂パネルの第1の面とは反対側の第2の面の、第1の溝部が形成された部分が、第2の面のそれ以外の部分から突出しており、チューブの大部分が第1の溝部に嵌め込まれている。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1の面に第1の溝部を有する樹脂パネルと、
前記第1の溝部に案内されるように前記第1の溝部に嵌め込まれた可撓性を有するチューブと、
を有し、
前記樹脂パネルの前記第1の面とは反対側の第2の面の、前記第1の溝部が形成された部分が、前記第2の面のそれ以外の部分から突出しており、
前記チューブの大部分が前記第1の溝部に嵌め込まれている
パネル回路。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記樹脂パネルは、前記チューブが嵌め込まれない第2の溝部を更に有する
請求項1に記載のパネル回路。
【請求項3】
前記第1の溝部及び前記第2の溝部は、屈曲部又は湾曲部を有する
請求項2に記載のパネル回路。
【請求項4】
前記第1の溝部は、第1の方向に伸びる部分及び前記第1の方向と交差する第2の方向に伸びる部分を有する
請求項2に記載のパネル回路。
【請求項5】
前記第2の溝部は、第1の方向に伸びる部分及び前記第1の方向と交差する第2の方向に伸びる部分を有する
請求項2に記載のパネル回路。
【請求項6】
前記第2の溝部は、前記第1の溝部よりも幅が広い
請求項2に記載のパネル回路。
【請求項7】
前記第2の溝部は、前記第1の溝部よりも深さが深い
請求項2に記載のパネル回路。
【請求項8】
前記樹脂パネルの厚さは、10mm以下である
請求項1に記載のパネル回路。
【請求項9】
前記樹脂パネルは、光透過性を有する
請求項1に記載のパネル回路。
【請求項10】
前記チューブに接続された少なくとも1つの細胞処理用部材を更に含む
請求項1に記載のパネル回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の技術は、パネル回路及び細胞処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液体が流通するチューブの位置決めに関する技術として、以下の技術が知られている。例えば、特許文献1には、体液処理装置の液体回路の少なくとも一部を構成する、可撓性を有するチューブと、チューブの一部を保持するパネルと、を有するパネル回路が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-143365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
再生医療等製品の生産数量を拡大するために、製造工程の一部又は全部の自動化が進められている。例えば、再生医療等製品の製造に用いられる、自動化された細胞処理装置においては、フィルタ、濾過装置、遠沈管及びバッグ等の細胞処理用部材を、可撓性を有するチューブを介して相互に接続したもの(以下、チューブアセンブリと称する)が筐体に取り付けられる。自家細胞を用いた再生医療において、チューブアセンブリは、シングルユースで運用されるため、チューブアセンブリの取り付け及び取り外しは、頻繁に行われる。
【0005】
チューブアセンブリは、チューブ同士又はチューブと他の部材とが絡まりやすく、その扱いが煩雑である。また、チューブアセンブリを細胞処理装置に取り付ける際に、チューブアセンブリの取り付け姿(各部材の配置)がイメージしづらく、取り付け作業に多くの時間を要したり、作業ミスが発生したりするおそれがある。このため特許文献1に記載の技術のように、パネルにチューブの一部を保持させることで装置への装着性を向上させている。しかしこの場合、チューブのパネルに固定されていない部分がパネル面外にはみ出しており、輸送時の振動や、装置への装着時の引張などにより、チューブが絡まったり、外れたりする原因となる。
【0006】
開示の技術は、上記の点に鑑みてなされたものであり、パネルに取り付けられた可撓性を有するチューブが外力によりパネルから外れるリスクを抑制し、チューブを含む部材の取り付けを、簡単且つ正確に行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
パネル回路は、第1の面に第1の溝部を有する樹脂パネルと、第1の溝部に案内されるように第1の溝部に嵌め込まれた可撓性を有するチューブと、を有する。樹脂パネルの第1の面とは反対側の第2の面の、第1の溝部が形成された部分が、第2の面のそれ以外の部分から突出しており、チューブの大部分が第1の溝部に嵌め込まれている。
【0008】
樹脂パネルは、チューブが嵌め込まれない第2の溝部を更に有していてもよい。第1の溝部及び第2の溝部は、屈曲部又は湾曲部を有していてもよい。第1の溝部は、第1の方向に伸びる部分及び第1の方向と交差する第2の方向に伸びる部分を有していてもよい。第2の溝部は、第1の方向に伸びる部分及び第1の方向と交差する第2の方向に伸びる部分を有していてもよい。
【0009】
第2の溝部は、第1の溝部よりも幅が広くてもよい。第2の溝部は、第1の溝部よりも深さが深くてもよい。樹脂パネルの厚さは、10mm以下であってもよい。樹脂パネルは、光透過性を有していてもよい。
【0010】
パネル回路は、チューブに接続された少なくとも1つの細胞処理用部材を更に含んでいてもよい。細胞処理用部材は、フィルタ、遠沈管、バッグ及びボトルのいずれか1つ以上を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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