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公開番号2025176243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082255
出願日2024-05-21
発明の名称状態推定装置、状態推定システム、および状態推定装置の制御方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 50/30 20180101AFI20251127BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】確度よく被観察者の状態を推定することができる状態推定装置を提供する。
【解決手段】
状態推定装置は、被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付ける入力部と、入力部により受け付けた推定材料情報に基づき推定モデルを用いて被観察者の状態を推定した推定情報を生成する制御部と、制御部により生成された推定情報を出力する出力部と、を備え、制御部は、被観察者の過去の推定材料情報に基づき推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、推定モデルを差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させて推定情報を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付ける入力部と、
前記入力部により受け付けた前記推定材料情報に基づき推定モデルを用いて前記被観察者の状態を推定した推定情報を生成する制御部と、
前記制御部により生成された前記推定情報を出力する出力部と、を備え、
前記制御部は、前記被観察者の過去の前記推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、前記被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、前記差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、前記推定モデルを前記差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させて前記推定情報を生成する
状態推定装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記差分情報は、複数の前記被観察者それぞれの識別情報と対応付けられており、
前記制御部は、前記被観察者の識別情報を受け付け、前記識別情報に対応する前記差分情報を取得する、請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項3】
前記差分情報は、前記被観察者の過去の前記推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定値と、前記被観察者から測定して得た前記被観察者の実際の状態を示す実測値との差を示す差分値である
請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項4】
前記差分情報は、前記被観察者の過去の前記推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定値と、前記被観察者から測定して得た前記被観察者の実際の状態を示す実測値との差から導き出された、前記実測値に対する前記推定値の大小関係の傾向を表す情報である
請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項5】
前記差分情報を記憶する記憶装置と、
更新用差分情報の入力を受け付ける差分情報入力部と、を備え、
前記制御部は、前記差分情報入力部によって受け付けた前記更新用差分情報によって前記記憶装置に記憶された前記差分情報を更新する、
請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記入力部により受け付けた前記推定材料情報から第1特徴量を抽出し、抽出した前記第1特徴量と過去に前記入力部により受け付けた前記推定材料情報から抽出した第2特徴量とを比較し、前記第1特徴量が前記第2特徴量を基準とする所定範囲から外れる場合、前記差分情報を更新させるように制御する、
請求項1に記載の状態推定装置。
【請求項7】
前記被観察者の状態は、前記被観察者の生体情報である、請求項1から6のいずれか1項に記載の状態推定装置。
【請求項8】
請求項2に記載の前記状態推定装置と、
前記被観察者の認証を行い、認証に成功した前記被観察者の前記識別情報を前記状態推定装置に送信する個人認証サーバと、を含む
状態推定システム。
【請求項9】
前記被観察者それぞれの前記識別情報と対応付けて前記差分情報を記憶するサーバ記憶装置を備え、前記状態推定装置から前記識別情報を受け付けると、前記識別情報に対応する前記差分情報を前記状態推定装置に送信する情報管理サーバをさらに含む
請求項8に記載の状態推定システム。
【請求項10】
被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付けるステップと、
前記推定材料情報の入力を受け付けるステップにおいて受け付けた前記推定材料情報に基づき推定モデルを用いて前記被観察者の状態を推定した推定情報を生成するステップと、
前記推定情報を生成するステップにおいて生成された前記推定情報を出力するステップと、を有し、
前記推定情報を生成するステップにおいて、前記被観察者の過去の前記推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、前記被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、前記差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、前記推定モデルを前記差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させるステップを含む、
状態推定装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、状態推定装置、状態推定システム、および状態推定装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
推定値に基づいて、乗員の異常の有無を判断する異常検知装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された異常検知装置は、推定値を用いて異常の有無を判断する際の判断条件を、実測値に基づいて補正することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-36152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、乗員などの被観察者ごとにおいて生じる推定結果と実際の結果を示す実情報とのずれを考慮して、被観察者の状態を推定するものでははい。本開示の目的は、確度よく被観察者の状態を推定することができる状態推定装置および状態推定システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る状態推定装置は、被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により受け付けた前記推定材料情報に基づき推定モデルを用いて前記被観察者の状態を推定した推定情報を生成する制御部と、前記制御部により生成された前記推定情報を出力する出力部と、を備え、前記制御部は、前記被観察者の過去の推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、前記被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、前記差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、前記推定モデルを前記差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させて前記推定情報を生成する。
【0006】
本開示の一態様に係る状態推定システムは、被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付ける入力部と、前記入力部により受け付けた前記推定材料情報に基づき推定モデルを用いて前記被観察者の状態を推定した推定情報を生成する制御部と、前記制御部により生成された前記推定情報を出力する出力部と、を備え、前記制御部は、前記被観察者の過去の推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、前記被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、前記差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、前記推定モデルを前記差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させて前記推定情報を生成する状態推定装置であって、前記差分情報は、複数の被観察者それぞれの識別情報と対応付けられており、前記制御部は、前記被観察者それぞれの識別情報を受け付け、前記識別情報に対応する前記差分情報を取得する状態推定装置と、前記被観察者の認証を行い、認証に成功した前記被観察者の識別情報を前記状態推定装置に送信する個人認証サーバと、を含む。
【0007】
本開示の一態様に係る状態推定装置の制御方法は、被観察者の状態を推定するために用いる推定材料情報の入力を受け付けるステップと、前記推定材料情報の入力を受け付けるステップにおいて受け付けた前記推定材料情報に基づき推定モデルを用いて前記被観察者の状態を推定した推定情報を生成するステップと、前記推定情報を生成するステップにおいて生成された前記推定情報を出力するステップと、を有する。そして、前記推定情報を生成するステップにおいて、前記被観察者の過去の推定材料情報に基づき前記推定モデルを用いて予め推定して得た推定履歴情報と、前記被観察者の実際の状態を示す実情報との差を示す差分情報を取得し、前記差分情報が所定範囲外となると判定した場合は、前記推定モデルを前記差分情報に応じて修正した修正推定モデルに変更させるステップを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る状態推定装置の要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の第1実施形態に係る状態推定装置による状態推定方法の一例を示すフローチャートである。
本開示の第2実施形態に係る状態推定システムの要部構成を示すブロック図である。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置が記憶部に記憶している差分情報の一例を示すテーブルである。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置が記憶部に記憶している差分情報の一例を示すテーブルである。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置が記憶部に記憶している差分情報の一例を示すテーブルである。
被観察者から得た血流情報を1拍ずつ切り分けたパルス情報の一例を示すグラフである。
図7に示されるパルス情報を一次微分した一次微分パルス情報の一例を示すグラフである。
図7に示されるパルス情報を二次微分した二次微分パルス情報の一例を示すグラフである。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置において出力された血糖値の推定値の一例を示す図である。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置において出力された血糖値の推定値の一例を示す図である。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置において出力された血糖値の推定値の一例を示す図である。
本開示の第2実施形態に係る状態推定装置による状態推定方法の一例を示すフローチャートである。
本開示の第2実施形態の第1変形例に係る状態推定システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の第2実施形態の第1変形例に係る状態推定システムにおいて、状態推定装置に更新用差分情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
本開示の第2実施形態の第1変形例に係る状態推定システムにおいて、状態推定装置に更新用差分情報を入力するための入力画面の一例を示す図である。
本開示の第3実施形態に係る状態推定システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
本開示の第3実施形態に係る状態推定装置による状態推定方法の一例を示すフローチャートである。
本開示の第4実施形態に係る状態推定システムの要部構成の一例を示すブロック図である。
被観察者から得た血流情報を1拍ずつ切り分けたパルス情報の一例を示すグラフである。
本開示の第4実施形態に係る状態推定装置による状態推定方法の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態及び変形例を、図面を参照しながら説明する。なお、以下ではすべての図を通じて同一または相当する部材には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
【0010】
(第1実施形態)
図1を参照して本開示の第1実施形態に係る状態推定装置1の構成について説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係る状態推定装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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