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公開番号2025175805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024082075
出願日2024-05-20
発明の名称測定装置、測定方法、および測定プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01B 21/16 20060101AFI20251126BHJP(測定;試験)
要約【課題】生産ラインに含まれる各検出機器の設置位置を簡便に求めること。
【解決手段】測定装置10は、基準マーカMを有する電極シートSの送出方向に設置された各検出機器から、各検出機器が検出した基準マーカMの検出結果をそれぞれ収集し、収集した検出結果に基づいて、各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集する収集部と、
収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する算出部と、
を備える測定装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記各検出機器は、シート状の前記測定対象物に対して測定光を照射して前記測定光の透過強度を取得するセンサ部を有し、
前記収集部は、
前記各検出機器の前記センサ部が検出した前記検出結果をそれぞれ収集する、
請求項１に記載の測定装置。
【請求項３】
前記基準マーカを検出する検出閾値を受け付け、受け付けた前記検出閾値を前記各検出機器に送信する受付部、
をさらに備え、
前記収集部は、
前記検出閾値に応じて前記各検出機器が検出した前記検出結果をそれぞれ収集する、
請求項１に記載の測定装置。
【請求項４】
前記収集部は、
前記検出結果として、前記測定対象物が送出された総距離を示す検出距離をそれぞれ収集し、
前記算出部は、
前記各検出機器の前記検出距離の差分を前記機器間距離として算出する、
請求項１に記載の測定装置。
【請求項５】
前記収集部は、
前記検出結果として、前記基準マーカが検出された時刻を示す検出時刻をそれぞれ収集し、
前記算出部は、
前記各検出機器の前記検出時刻の差分と、前記測定対象物が送出された速度を示す送出速度との積を前記機器間距離として算出する、
請求項１に記載の測定装置。
【請求項６】
前記算出部は、
算出した前記機器間距離を用いて、前記測定対象物を測定する際に使用するパラメータを更新する、
請求項１に記載の測定装置。
【請求項７】
前記基準マーカは、前記測定対象物に貼付されたシール状のマーカである、
請求項１から６のいずれか１項に記載の測定装置。
【請求項８】
前記各検出機器は、シート状の前記測定対象物を塗工する塗工ラインに設置される、
請求項１から６のいずれか１項に記載の測定装置。
【請求項９】
コンピュータが、
基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集し、
収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する、
処理を実行する測定方法。
【請求項１０】
コンピュータに、
基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集し、
収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する、
処理を実行させる測定プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、測定装置、測定方法、および測定プログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
電池電極シート（適宜、「電極シート」）は、金属箔に活物質等の合剤を薄く塗工し、乾燥したものである。電極シートの製造では、アルミ箔や銅箔の表面に、正極、負極それぞれのスラリー（液体状混合物）を塗工する。上記の塗工工程において、スラリーの塗工量を測定する場合には、検出機器が塗工前と塗工後でそれぞれ厚さ、重量等を算出し、その差分から塗工量を求める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１１－１９６７５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
電極シート等の生産ラインにおいて、塗工後の塗工量を正確に求めるためには、各検出機器の設置位置と電極シートの送出速度を用いて、設置位置の異なる各検出機器が検出する位置の軌跡を一致させる必要がある。しかしながら、実際の生産ラインにおいて、電極シートを送出する経路上の各検出機器の設置位置や相対距離を正確に求めることは難しい。
【０００５】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、生産ラインに含まれる各検出機器の設置位置を簡便に求められるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一実施形態に係る測定装置は、基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集する収集部と、収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する算出部と、を備える。
【０００７】
本発明の一実施形態に係る測定方法は、コンピュータが、基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集し、収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する、処理を実行する。
【０００８】
本発明の一実施形態に係る測定プログラムは、コンピュータに、基準マーカを有する測定対象物の送出方向に設置された各検出機器から、前記各検出機器が検出した前記基準マーカの検出結果をそれぞれ収集し、収集された前記検出結果に基づいて、前記各検出機器が設置された間隔を示す機器間距離を算出する、処理を実行させる。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、生産ラインに含まれる各検出機器の設置位置を簡便に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
実施形態に係る塗工量測定システムの構成例および処理例を示す図である。
実施形態に係る塗工量測定システムの検出機器の具体例を示す図である。
実施形態に係る塗工量測定システムの塗工ラインの具体例を示す図である。
実施形態に係る塗工量測定システムの検出機器の検出結果の具体例を示す図である。
参考技術に係る塗工量測定システムの機器間距離算出処理を説明するための図である。
実施形態に係る塗工量測定システムの各装置の構成例を示すブロック図である。
実施形態に係る測定装置の検出閾値記憶部の一例を示す図である。
実施形態に係る測定装置の検出結果記憶部の一例を示す図である。
実施形態に係る測定装置の算出結果記憶部の一例を示す図である。
実施形態に係る基準マーカの具体例を示す図である。
実施形態に係る検出機器の基準マーカ検出処理の具体例を示す図である。
実施形態に係る測定装置の機器間距離算出処理の具体例を示す図である。
実施形態に係る塗工量測定システム全体の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る塗工量測定システムの基準マーカ管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る塗工量測定システムの検出結果管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係る塗工量測定システムの算出結果管理処理の流れの一例を示すフローチャートである。
実施形態に係るハードウェア構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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