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公開番号
2025175506
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2024081667
出願日
2024-05-20
発明の名称
角度検出信号処理装置
出願人
多摩川精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01D
5/20 20060101AFI20251126BHJP(測定;試験)
要約
【課題】一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号であるか否かに関わらずにデジタル角度データを出力することができる角度検出信号処理装置を得る。
【解決手段】この角度検出信号処理装置は、角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行い、デジタル角度データを出力する角度検出信号処理装置であって、位相ロック部4と、位相ロック部4の入力側に設けられ、一対の角度検出信号が入力されるスイッチング動作部1と、を備え、スイッチング動作部1は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、一対の角度検出信号のそれぞれを予め設定された周波数で反転させて出力し、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、一対の角度検出信号のそれぞれを予め設定された周波数で反転させずに出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、前記一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行い、デジタル角度データを出力する角度検出信号処理装置であって、
位相ロック部(4、5、7)と、
前記位相ロック部(4、5、7)の入力側に設けられ、前記一対の角度検出信号が入力されるスイッチング動作部(1、2)と、
を備え、
前記スイッチング動作部(1、2)は、
前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、前記一対の角度検出信号のそれぞれを予め設定された周波数で反転させて出力し、
前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、前記一対の角度検出信号のそれぞれを前記予め設定された周波数で反転させずに出力する角度検出信号処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記スイッチング動作部(1、2)には、スイッチング制御信号が入力されるようになっており、
前記スイッチング制御信号は、前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、前記予め設定された周波数で極性が変化し、前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、極性が一定になるようになっており、
前記スイッチング動作部(1、2)は、前記スイッチング制御信号の極性の変化に対応して前記一対の角度検出信号を反転して出力する請求項1に記載の角度検出信号処理装置。
【請求項3】
角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、前記一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行い、デジタル角度データを出力する角度検出信号処理装置であって、
位相ロック部(4、5、7)と、
前記位相ロック部(4、5、7)の内部に設けられ、制御偏差信号が入力されるスイッチング動作部(1、2)と、
を備え、
前記スイッチング動作部(1、2)は、
前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、前記制御偏差信号を予め設定された周波数で反転させて出力し、
前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、前記制御偏差信号を予め設定された周波数で反転させずに出力する角度検出信号処理装置。
【請求項4】
前記スイッチング動作部(1、2)には、スイッチング制御信号が入力されるようになっており、
前記スイッチング制御信号は、前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、前記予め設定された周波数で極性が変化し、前記一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、極性が一定になるようになっており、
前記スイッチング動作部(1、2)は、前記スイッチング制御信号の極性の変化に対応して前記制御偏差信号を反転して出力する請求項3に記載の角度検出信号処理装置。
【請求項5】
前記スイッチング動作部(1、2)は、前記位相ロック部(4、5、7)における制御則(42、52、73)の入力側に設けられている請求項3または請求項4に記載の角度検出信号処理装置。
【請求項6】
前記予め設定された周波数は、前記位相ロック部(4、5、7)において用いられる基準周波数に一致する周波数である請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の角度検出信号処理装置。
【請求項7】
前記スイッチング動作部(1、2)は、デジタル回路から構成されている請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の角度検出信号処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、角度検出信号処理装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行う角度検出信号処理装置が知られている。角度検出信号処理装置は、一対の位相ロック部と、位相差演算部と、を有している。それぞれの位相ロック部は、搬送波成分を含む一対の角度検出信号を用いて、デジタル角度データに対応する位相角データを出力する。位相差演算部は、それぞれの位相ロック部から出力された位相角データの差を演算し、演算値をデジタル角度データとして出力する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-58232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された角度検出信号処理装置の構成では、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、位相ロック部がデジタル角度データに対応する位相角データを出力することができない。これにより、角度検出信号処理装置がデジタル角度データを出力することができないという問題点があった。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号であるか否かに関わらずにデジタル角度データを出力することができる角度検出信号処理装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る角度検出信号処理装置は、角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行い、デジタル角度データを出力する角度検出信号処理装置であって、位相ロック部と、位相ロック部の入力側に設けられ、一対の角度検出信号が入力されるスイッチング動作部と、を備え、スイッチング動作部は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、一対の角度検出信号のそれぞれを予め設定された周波数で反転させて出力し、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、一対の角度検出信号のそれぞれを予め設定された周波数で反転させずに出力する。
この発明に係る角度検出信号処理装置では、スイッチング動作部には、スイッチング制御信号が入力されるようになっており、スイッチング制御信号は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、予め設定された周波数で極性が変化し、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、極性が一定になるようになっており、スイッチング動作部は、スイッチング制御信号の極性の変化に対応して一対の角度検出信号を反転して出力する。
この発明に係る角度検出信号処理装置は、角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行い、デジタル角度データを出力する角度検出信号処理装置であって、位相ロック部と、位相ロック部の内部に設けられ、制御偏差信号が入力されるスイッチング動作部と、を備え、スイッチング動作部は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、制御偏差信号を予め設定された周波数で反転させて出力し、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、制御偏差信号を予め設定された周波数で反転させずに出力する。
この発明に係る角度検出信号処理装置では、スイッチング動作部には、スイッチング制御信号が入力されるようになっており、スイッチング制御信号は、一対の角度検出信号が搬送波成分を含まない信号である場合に、予め設定された周波数で極性が変化し、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号である場合に、極性が一定になるようになっており、スイッチング動作部は、スイッチング制御信号の極性の変化に対応して制御偏差信号を反転して出力する。
この発明に係る角度検出信号処理装置では、スイッチング動作部は、位相ロック部における制御則の入力側に設けられている。
この発明に係る角度検出信号処理装置では、予め設定された周波数は、位相ロック部において用いられる基準周波数に一致する周波数である。
この発明に係る角度検出信号処理装置では、スイッチング動作部は、デジタル回路から構成されている。
【発明の効果】
【0007】
この発明に係る角度検出信号処理装置によれば、一対の角度検出信号が搬送波成分を含む信号であるか否かに関わらずにデジタル角度データを出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
図1のスイッチング制御信号の例を示すグラフである。
第1比較例の角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
実施の形態2に係る角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
実施の形態3に係る角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
第2比較例の角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
実施の形態4に係る角度検出信号処理装置を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る角度検出信号処理装置を示すブロック図である。実施の形態1に係る角度検出信号処理装置は、図示しない角度検出装置から出力された一対の角度検出信号が入力され、一対の角度検出信号に対して位相ロックループ方式のデジタル角度変換を行う角度検出信号処理装置である。一対の角度検出信号のうちの一方の角度検出信号を第1角度検出信号V
I
とし、他方の角度検出信号を第2角度検出信号V
Q
とする。
【0010】
角度検出信号処理装置は、スイッチング動作部1と、スイッチング動作部2と、信号処理部3と、位相ロック部4と、位相ロック部5と、位相差演算部6と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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