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公開番号2025174805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024176949
出願日2024-10-09
発明の名称オリーブ食品
出願人株式会社シェリーズ
代理人個人,個人
主分類A23B 7/00 20060101AFI20251120BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】より美味しく、より食べやすく、より買いやすくしたオリーブ食品を提供する。
【解決手段】オリーブ食品100~300は、75℃以上の耐熱性およびガスバリア性を有する透明な包装容器と、包装容器内に収容された水素イオン指数4.6超の非発酵のオリーブと、包装容器内に充填された不活性ガスと、を有する、ドライパックされて冷蔵で流通されるオリーブ食品である。また、オリーブは、加熱殺菌されて、焼き加工されたもの、粉砕加工されたもの、または味付き加工されたもののうち、1以上の条件を満たすものであることが好ましい。さらに、オリーブは、色調または味の異なる複数の品種のオリーブを含むものであることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
75℃以上の耐熱性およびガスバリア性を有する透明な包装容器と、
前記包装容器内に収容された水素イオン指数4.6超の非発酵のオリーブと、
前記包装容器内に充填された不活性ガスと、
を有する、ドライパックされて冷蔵で流通されるオリーブ食品。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記オリーブは加熱殺菌されたものであり、焼き加工されたもの、粉砕加工されたもの、または味付き加工されたもののうち、1以上の条件を満たすものである請求項1に記載のオリーブ食品。
【請求項3】
前記オリーブは、色調または味の異なる複数の品種のオリーブを含む請求項1または2に記載のオリーブ食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライパックされたオリーブ食品に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
オリーブ(オリーブの実)は、心疾患や糖尿病の予防効果があるオレイン酸、および抗酸化作用を有するポリフェノールやビタミンEなどが含まれている。また、オリーブには、カルシウムや鉄といったミネラル分や食物繊維なども含まれている。そのため、従来より、オリーブは健康に良い食材として注目を浴びている。
【0003】
ただし、オリーブ果実は強い渋味を有するため、そのまま生で食べることは難しく、一般的には乳酸発酵により渋抜きされ、塩漬けやピクルスやグラッセなどに加工して食される。
オリーブを加工した食品に関する技術として、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1には、包装用容器と、この包装用容器の中に保持されるオリーブ果実14と、オリーブ果実14が浸漬している塩水13と、を含んで構成されるオリーブ食品が記載されている(図1)。また、オリーブ果実14にはあらかじめ定められた長さの果柄14aが付属しており、このオリーブ食品10の消費者は、包装用容器内のオリーブ果実14を食する際にこの果柄14aをつまんで食することができるため、手軽にオリーブ果実14を食することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3219343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このように、オリーブは栄養価が高いものである反面、そのまま生で食べることは難しいため、消費者がオリーブをより美味しく、より食べやすく、より買いやすくするための技術が求められている。
よって、本発明は、より美味しく、より食べやすく、より買いやすくしたオリーブ食品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のオリーブ食品は、75℃以上の耐熱性およびガスバリア性を有する透明な包装容器と、包装容器内に収容された水素イオン指数4.6超の非発酵のオリーブと、包装容器内に充填された不活性ガスと、を有する、ドライパックされて冷蔵で流通されるオリーブ食品である。
【0007】
このような構成とすることで、不活性ガスにより、包装容器内に収納されたオリーブの酸化や変敗を防止することができる。また、この際、包装容器はガスバリア性を有しているため、不活性ガスを密封された包装容器内に充填することができる。なお、包装容器は75℃以上の耐熱性を有しているため、オリーブが包装容器内に収容された後、包装容器ごとオリーブを加熱殺菌することができる。さらに、包装容器内には、水素イオン指数(pH)4.6超の非発酵のオリーブが収容されており、冷蔵で市場に流通される。
【0008】
また、オリーブは加熱殺菌されたものであり、焼き加工されたもの、粉砕加工されたもの、または味付き加工されたもののうち、1以上の条件を満たすものであることが好ましい。
これにより、どの消費者の好みにも合うような多種多様のオリーブ食品を提供することができる。
【0009】
なお、オリーブは、色調または味の異なる複数の品種のオリーブを含むものであることが好ましい。
これにより、ミックスオリーブのような複数の品種の組み合わせ商品を消費者に提供することができる。
【発明の効果】
【0010】
(1-1)本発明のオリーブ食品は、透明な包装容器内に充填された不活性ガスにより包装容器内に収納されたオリーブの酸化や変敗を防止することができるため、消費者や小売業者等は包装容器内のオリーブを視認することができ、安心して、オリーブ食品を販売・購入等することができる。ここで、一般的にオリーブは、塩水と共に瓶詰め/缶詰めされた状態で販売されていることが多いが、オリーブの特性上、時間の経過により塩水が褐変してしまう。そうすると、褐変した塩水によりオリーブを視認することができなくなる。これに対して本発明のオリーブ食品は、不活性ガスを用いることで、オリーブの酸化や変敗を防止することができると共に、視認性も確保することができる。
(1-2)また、包装容器内には不活性ガスが充填されているため、包装容器内には酸素はほとんど存在していない。よって、包装容器内でカビなどの真菌類が増殖せず、オリーブの賞味期限や消費期限などを延ばすことができる。
(1-3)なお、この際、包装容器はガスバリア性を有しているため、製造者は、塩水に代えて不活性ガスを包装容器内に充填することができる。
(1-4)さらに、包装容器は75℃以上の耐熱性を有しているため、製造者は、オリーブが包装容器内に収容された後、包装容器ごとオリーブを加熱殺菌することができ、より安全性の高いオリーブ食品を提供することができる。
(1-5)加えて、包装容器内には、水素イオン指数(pH)4.6超の非発酵のオリーブが収容されており、冷蔵で市場に流通される。非発酵のオリーブには、オリーブオイルとオリーブ果汁がフレッシュな状態で保存されており、歯ごたえが良く、瑞々しい緑色を保っている。よって、素材本来の味を最大限引き出すことができ、素材本来の味を好む消費者の嗜好に合う。ここで、水素イオン指数が4.6を超えたものでも、レトルト殺菌(120℃で4分間)を行えば、常温での流通が可能となる。しかし、冷蔵で市場に流通させることで、後述するように、レトルト殺菌までの温度条件を加えずに、オリーブの食味を良くすることができる。なお、大半のオリーブは、有機酸を添加して水素イオン指数を4.6以下に維持することにより常温流通させている。しかし、ブラックオリーブのように水素イオン指数を4.6以下に下げることができないものもあるため、本発明のオリーブ食品は、種類を問わず、様々なオリーブを使うことができる。
(1-6)その他、本発明のオリーブ食品は、塩水入りの瓶詰オリーブ/缶詰オリーブと異なり塩水のないドライパックされたものであるため、軽くて買い物や持ち運びに便利である。また、開封時に塩水を廃棄する必要もなくなる。
以上のように、本発明のオリーブ食品は、より美味しく、より食べやすく、より買いやすいオリーブ食品である。
(【0011】以降は省略されています)

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