TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025174133
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080224
出願日
2024-05-16
発明の名称
加湿システム
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人太田特許事務所
主分類
H01M
8/04119 20160101AFI20251120BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】燃料電池の発電効率を向上させることが可能な加湿システムを提供する。
【解決手段】燃料電池のアウトレットガスに含まれる水蒸気を用いて燃料電池へ供給されるインレットガスを加湿する加湿装置と、加湿装置の駆動を制御する制御装置と、を備える、加湿システムであって、制御装置は、燃料電池の稼働状況に関する情報を取得し、取得した燃料電池の稼働状況に関する情報に基づいて、アウトレットガスからインレットガスへ導入する水蒸気の導入量を制御する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
燃料電池のアウトレットガスに含まれる水蒸気を用いて前記燃料電池へ供給されるインレットガスを加湿する加湿装置と、前記加湿装置の駆動を制御する制御装置と、を備える、加湿システムであって、
前記制御装置は、
前記燃料電池の稼働状況に関する情報を取得し、
取得した前記燃料電池の前記稼働状況に関する情報に基づいて、前記アウトレットガスから前記インレットガスへ導入する水蒸気の導入量を制御する、
加湿システム。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記加湿システムは、
前記アウトレットガスが通過する第1の配管と、
前記インレットガスが通過し、且つ、前記加湿装置において、前記第1の配管から水蒸気透過膜を介して前記アウトレットガスに含まれる前記水蒸気が導入される、第2の配管と、
前記第1の配管のうち前記加湿装置の入口側と出口側とにそれぞれ設けられ、且つ、前記加湿装置へ供給される前記アウトレットガスの圧力を調節する複数の圧力弁と、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記燃料電池の前記稼働状況に関する情報に基づいて、前記水蒸気の目標導入量を算出し、
前記導入量が算出した前記目標導入量となるよう、前記複数の圧力弁の開度を制御する、
請求項1に記載の加湿システム。
【請求項3】
前記加湿装置は、
前記アウトレットガスに含まれる前記水蒸気を前記インレットガスに透過させる水蒸気透過膜と、
前記水蒸気透過膜の温度を調整可能な温度調節器と、
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記燃料電池の前記稼働状況に関する情報に基づいて、前記水蒸気の目標導入量を算出し、
前記導入量が算出した前記目標導入量となるよう、前記温度調節器の駆動を制御する、
請求項1に記載の加湿システム。
【請求項4】
前記加湿装置は、
前記アウトレットガスに含まれる前記水蒸気を貯蔵可能なタンク
をさらに備え、
前記制御装置は、
前記燃料電池の前記稼働状況に関する情報に基づいて、前記水蒸気の目標導入量を算出し、
前記アウトレットガスに含まれる前記水蒸気の量が算出した前記目標導入量を超える場合、前記アウトレットガスに含まれる前記水蒸気の量のうち余剰量を前記タンクに貯蔵すると決定し、
前記インレットガスに含まれる前記水蒸気の量が最適量未満である場合、前記タンクに貯蔵された水を用いて前記インレットガスを加湿すると決定する、
請求項1に記載の加湿システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
車両の要求トルクを予測し、
予測した前記要求トルクに基づいて、前記燃料電池の目標発電量を算出し、
算出した前記目標発電量に基づいて、前記目標導入量を算出する、
請求項2乃至4の何れか一項に記載の加湿システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加湿システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車両に駆動力を供給する新たな駆動力源として、環境に対する負荷が相対的に小さい燃料電池が注目されている。
【0003】
燃料電池においては、一方の電極(燃料極)に対して燃料ガス(水素)を供給すると共に、他方の電極(空気極)に対して酸化剤ガス(酸素)を供給し、これらが化学反応することにより電気エネルギーが得られる。ここで、燃料電池は、電解質膜を湿った状態に保つ必要があるため、加湿装置により加湿される。
【0004】
例えば特許文献1には、複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を収容するケースと、を備え、第1ガスが前記中空糸膜内を流通し、前記第1ガスと含水量の異なる第2ガスが、前記中空糸膜の外側を流通し、前記ケースに形成された第2ガス流出口を通って外部に流出すると共に、前記中空糸膜を介して水分交換し、第1ガス及び第2ガスのうち含水量の低いガスを加湿する加湿装置であって、前記中空糸膜束の前記第2ガス流出口近傍部分を外被して絞り、前記第2ガス流出口近傍部分と前記第2ガス流出口とを離間させる環状のメッシュを備えたことを特徴とする加湿装置が開示されている。
【0005】
また特許文献2には、ガスを加湿するガス加湿装置であって、内部に空間を形成する外殻容器と、前記外殻容器内に配置される膜であって、前記外殻容器内の空間を、一方の面側に形成されて低湿度な被加湿ガスが流れる第1の空間と、他方の面側に形成されて前記被加湿ガスよりも湿度の高い高湿度ガスが流れる第2の空間と、に分けると共に、高湿度ガス側から被加湿ガス側へと水蒸気を透過させる水蒸気透過膜とを備え、前記水蒸気透過膜は、前記第1の空間と前記第2の空間との間の水蒸気分圧差が小さくなる領域ほど、厚さが薄く形成されている加湿装置が開示されている。
【0006】
また特許文献3には、多数本の中空糸膜からなる中空糸膜束の両端部に中空糸膜を開口状態で固着した管板が形成された中空糸膜エレメントを、少なくとも第1のガス供給口、第1のガス排出口、第2のガス供給口、及び、第2のガス排出口を有する容器内に、中空糸膜の中空側へ通じる空間と中空糸膜の外側へ通じる空間とが隔絶するように装着して構成された燃料電池用加湿装置が開示されている。
【0007】
また特許文献4には、複数の中空糸膜が束ねられてなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を収容するケースと、を備え、第1流入部から流入する第1流体が前記中空糸膜内を流通し、前記第1流体と異なる湿度を有し第2流入部から流入する第2流体が前記ケース内であって前記中空糸膜外を流通し、前記中空糸膜束内には、前記第2流体の流れ方向に対向して盛り上がった形状からなり、前記第2流体を通過させると共に、前記第2流入部から流入する前記第2流体が前記中空糸膜外を流通する際に前記中空糸膜に付与される荷重を支持する荷重支持部材が設けられることを特徴とする加湿器が開示されている。
【0008】
また特許文献5には、内部に中空糸膜の束が配置された中空糸膜モジュールを用いた燃料電池の加湿装置において、前記中空糸膜の束の中央部に、相対的に親水性の高い性状の中空糸膜を配し、前記中空糸膜の束の外周部分に、相対的に親水性の低い性状の中空糸膜を配することを特徴とする燃料電池の加湿装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2008-256225号公報
特開2007-255808号公報
特開2004-055534号公報
特開2010-107098号公報
特開2009-218197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
燃料電池は、燃料電池へ供給される酸化剤ガスが高温及び高湿度であるほど発電効率が良くなる。特許文献1乃至5に開示の技術によれば、燃料電池へ供給される酸化剤ガスを加湿することができる。しかしながら、燃料電池の発電効率を向上させるには改善の余地があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東ソー株式会社
絶縁電線
1か月前
APB株式会社
蓄電セル
1か月前
株式会社東芝
端子台
29日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
マクセル株式会社
電源装置
29日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
富士電機株式会社
電磁接触器
8日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
22日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社ホロン
冷陰極電子源
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
三菱電機株式会社
回路遮断器
16日前
北道電設株式会社
配電具カバー
1か月前
トヨタ自動車株式会社
バッテリ
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
1か月前
大電株式会社
電線又はケーブル
今日
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
今日
ホシデン株式会社
複合コネクタ
2日前
トヨタ自動車株式会社
冷却構造
1か月前
日新イオン機器株式会社
基板処理装置
1か月前
日亜化学工業株式会社
半導体レーザ素子
1か月前
ローム株式会社
半導体モジュール
9日前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
住友電装株式会社
コネクタ
8日前
株式会社レゾナック
冷却器
16日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
ヒロセ電機株式会社
電気コネクタ
8日前
ローム株式会社
半導体装置
1か月前
日本無線株式会社
レーダアンテナ
23日前
住友電装株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
8日前
株式会社トクヤマ
シリコンエッチング液
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
1か月前
トヨタ自動車株式会社
密閉型電池
1か月前
続きを見る
他の特許を見る