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公開番号2025172883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2025142695,2022000278
出願日2025-08-28,2021-04-09
発明の名称被覆層付き金属部材
出願人京セラ株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B32B 15/04 20060101AFI20251118BHJP(積層体)
要約【課題】耐久性が高い被覆層付き金属部材を提供する。
【解決手段】被覆層付き金属部材は、金属部材と、被覆層とを備える。金属部材は、クロムを含有する。被覆層は、金属部材を覆う。被覆層は、酸化雰囲気に露出する第2外面と酸化雰囲気から離れて位置する第1外面とを有する。第2外面が位置する被覆層の厚みは、第1外面が位置する被覆層の厚みよりも大きい、または、第2外面の表面粗さは、第1外面の表面粗さよりも小さい。
【選択図】図3B
特許請求の範囲【請求項1】
クロムを含有する金属部材と、
前記金属部材を覆う被覆層と
を備え、
前記被覆層は、酸化雰囲気に露出する第2外面と前記酸化雰囲気から離れて位置する第1外面とを有し、
前記第2外面が位置する前記被覆層の厚みは、前記第1外面が位置する前記被覆層の厚みよりも大きい、または、前記第2外面の表面粗さは、前記第1外面の表面粗さよりも小さい
被覆層付き金属部材。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
クロムを含有する金属部材と、
前記金属部材を覆う被覆層と
を備え、
前記被覆層は、酸化雰囲気に露出する第2外面と前記酸化雰囲気から離れて位置する第1外面とを有し、前記被覆層は、前記金属部材の第1面および第2面に接するように位置し、
前記被覆層の前記第1外面の表面粗さは、前記金属部材の前記第1面および/または前記第2面の表面粗さよりも大きい
被覆層付き金属部材。
【請求項3】
前記第2外面が位置する前記被覆層の厚みは、酸素を含有するガスの流路に面する部分の方が、前記流路から離れて位置する部分よりも大きい
請求項1または2に記載の被覆層付き金属部材。
【請求項4】
前記第2外面と前記金属部材との間に位置する前記被覆層は、前記第1外面と前記金属部材との間に位置する前記被覆層よりも気孔率が大きい
請求項1~3のいずれか1つに記載の被覆層付き金属部材。
【請求項5】
クロムを含有する金属部材と、
前記金属部材を覆う被覆層と
を備え、
前記金属部材と前記被覆層との界面にMn,Ti,CaおよびAlのうち少なくとも1つの元素が位置し、前記界面におけるMn,Ti,CaおよびAlの含有率は、前記金属部材または前記被覆層におけるMn,Ti,CaおよびAlの含有率よりも大きい
被覆層付き金属部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被覆層付き金属部材に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、次世代エネルギーとして、燃料電池セルを複数有する燃料電池セルスタック装置が種々提案されている。燃料電池セルは、水素含有ガス等の燃料ガスと空気等の酸素含有ガスとを用いて電力を得ることができるセルの1種である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-162357号公報
【発明の概要】
【0004】
実施形態の一態様に係る被覆層付き金属部材は、金属部材と、被覆層とを備える。金属部材は、クロムを含有する。被覆層は、金属部材を覆う。前記被覆層は、酸化雰囲気に露出する第2外面と前記酸化雰囲気から離れて位置する第1外面とを有する。前記第2外面が位置する前記被覆層の厚みは、前記第1外面が位置する前記被覆層の厚みよりも大きい、または、前記第2外面の表面粗さは、前記第1外面の表面粗さよりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1Aは、実施形態に係るセルの一例を示す横断面図である。
図1Bは、実施形態に係るセルの一例を空気極側からみた側面図である。
図1Cは、実施形態に係るセルの一例をインターコネクタ側からみた側面図である。
図2Aは、実施形態に係るセルスタック装置の一例を示す斜視図である。
図2Bは、図2Aに示すX-X線の断面図である。
図2Cは、実施形態に係るセルスタック装置の一例を示す上面図である。
図3Aは、図2Cに示すY-Y線の断面図である。
図3Bは、図3Aに示すセルスタックの要部を模式的に示す拡大断面図である。
図4は、図2Cに示すZ-Z線の断面図である。
図5Aは、金属部材の別の例を示す斜視図である。
図5Bは、金属部材の別の例を示す斜視図である。
図5Cは、金属部材の別の例とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図6Aは、実施形態の変形例1に係る金属部材とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図6Bは、実施形態の変形例2に係る金属部材とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図6Cは、実施形態の変形例3に係る金属部材とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図6Dは、実施形態の変形例4に係る金属部材を示す断面図である。
図6Eは、実施形態の変形例5に係る金属部材を示す断面図である。
図7Aは、実施形態の変形例6に係る金属部材の別の例とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図7Bは、実施形態の変形例7に係る金属部材の別の例とセルとの接合部を拡大した断面図である。
図8Aは、実施形態の変形例8に係る端部集電部材を示す正面図である。
図8Bは、実施形態の変形例9に係る端部集電部材を示す断面図である。
図8Cは、実施形態の変形例10に係る端部集電部材と金属部材との接合部を拡大した断面図である。
図8Dは、実施形態の変形例11に係る端部集電部材と金属部材との接合部を拡大した断面図である。
図9は、実施形態に係るモジュールの一例を示す外観斜視図である。
図10は、実施形態に係るモジュール収容装置の一例を概略的に示す分解斜視図である。
図11Aは、実施形態の変形例12に係る平板型セルを示す斜視図である。
図11Bは、図11Aに示す平板型セルの部分断面図である。
図11Cは、図11Bに示す領域Aの拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、添付図面を参照して、本願の開示する被覆層付き金属部材の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの開示が限定されるものではない。
【0007】
また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係、比率などが異なる部分が含まれている場合がある。
【0008】
<セルの構成>
まず、図1A~図1Cを参照しながら、実施形態に係るセルスタック装置を構成するセルとして、固体酸化物形の燃料電池セルの例を用いて説明する。
【0009】
図1Aは、実施形態に係るセル1の一例を示す横断面図であり、図1Bは、実施形態に係るセル1の一例を空気極5側からみた側面図であり、図1Cは、実施形態に係るセル1の一例をインターコネクタ6側からみた側面図である。なお、図1A~図1Cは、セル1の各構成の一部を拡大して示している。
【0010】
図1A~図1Cに示す例において、セル1は中空平板型で、細長い板状である。図1Bに示すように、セル1の全体を側面から見た形状は、たとえば、長さ方向Lの辺の長さが5cm~50cmで、この長さ方向Lに直交する幅方向Wの長さが1cm~10cmの長方形である。このセル1の全体の厚み方向Tの厚さは、たとえば1mm~5mmである。
(【0011】以降は省略されています)

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