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公開番号2025172657
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-26
出願番号2024098133
出願日2024-06-18
発明の名称砂漠植生回復のための水位制御装置
出願人個人
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01G 25/00 20060101AFI20251118BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】資源の使用を節約し、砂漠植生に水を補給する効果を向上させることができる砂漠植生回復のための水位制御装置を提供する。
【解決手段】頂端が開口端である収納キャビネットが内部に画定された貯水タンク1と、一端が貯水タンク1と連通し、他端に、それぞれ植生の根部および葉部に水を補給する2つの補水端を有する補水アセンブリが設けられた複数の補水管2と、収納キャビティの頂端に回転可能に嵌合されたカバープレート3であって、貯水タンク1に設けられた調整部材の調整端がカバープレート3に接続され、貯水タンク1に対するカバープレート3の回転角度が調整可能であるカバープレート3と、収納キャビティ内に配置され、収納キャビティ内に水が収納されるとき、水が収納キャビティに沿って貯水タンクの外部方向に移動するのを阻止するために使用される障壁板4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頂端が開口端である収納キャビティが内部に画定された貯水タンク(1)と、
一端が前記貯水タンク(1)と連通し、他端に、それぞれ植生の根部と葉部に水を補給する2つの補水端を有する補水アセンブリが設けられた複数の補水管(2)と、
前記収納キャビティの頂端に回転可能に嵌合されたカバープレート(3)であって、前記貯水タンク(1)に設けられた調整部材の調整端が前記カバープレート(3)に接続され、前記貯水タンク(1)に対する前記カバープレート(3)の回転角度が調整可能であるカバープレート(3)と、
前記収納キャビティ内に配置され、前記収納キャビティ内に水が収納されるとき、水が前記収納キャビティに沿って前記貯水タンク(1)の外部方向に移動するのを阻止するために使用される障壁板(4)と、を備える、ことを特徴とする砂漠植生回復のための水位制御装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記収納キャビティ内に可動に嵌合され、浮力構造を有する制御板(5)と、
前記収納キャビティ内に設けられ、前記障壁板(4)と前記制御板(5)間に位置する弾性部材であって、前記弾性部材の弾性端が前記制御板(5)に接続され、前記制御板(5)が鉛直下方向に弾性的な傾向を形成するように構成された弾性部材と、
前記制御板(5)上に設けられ、検出端が前記制御板(5)に接続された圧力検出器(6)であって、前記圧力検出器(6)が前記制御板(5)と協働して前記収納キャビティ内の水圧値を取得する圧力検出器(6)と、をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項3】
前記弾性部材は、
それぞれ前記収納キャビティの内壁面の対向側に固定的に接続された1対のガイドレール(7)であって、前記制御板(5)は1対の前記ガイドレール(7)間に配置され、1対の前記ガイドレール(7)に制限的摺動可能に接続された、1対のガイドレール(7)と、
前記制御板(5)と前記障壁板(4)間に配置された伸縮ロッド(8)であって、前記伸縮ロッド(8)上に支持バネ(9)が巻かれ、前記伸縮ロッド(8)は前記支持バネ(9)を介してそれぞれ前記制御板(5)と障壁板(4)に当接された伸縮ロッド(8)と、を含み、
前記圧力検出器(6)は前記伸縮ロッド(8)上に取り付けられる、ことを特徴とする請求項2に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項4】
前記障壁板(4)はアレイ状に複数配置され、前記障壁板(4)は円錐構造であり、前記障壁板(4)の先端は前記収納キャビティの開口端に向かう、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項5】
前記収納キャビティの頂部に固定的に接続された固定板(10)であって、前記固定板(10)上に複数の貫通孔が開設され、前記貫通孔は前記障壁板(4)に1対1で対応し、前記貫通孔の孔径は前記障壁板(4)の直径よりも小さい固定板(10)と、
複数設けられた支柱(11)であって、複数の前記支柱(11)は前記貫通孔内に軸方向に配置され、前記支柱(11)の両端はそれぞれ前記障壁板(4)と固定板(10)に固定的に接続される支柱(11)と、をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項6】
前記補水アセンブリは、
前記補水管(2)の前記貯水タンク(1)から離れた一端に連通可能に固定接続された浸潤管(12)であって、前記浸潤管(12)は植生の根部に向くように配置され、前記浸潤管(12)の前端にバッフル(13)が固定接続され、前記バッフル(13)上に複数の透水孔が開設され、前記浸潤管(12)の外周側に複数の浸透孔が開設された浸潤管(12)と、
前記浸潤管(12)の外周側に巻かれて固定接続され、複数の前記浸透孔を覆うように構成された水析出タンポン(14)と、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項7】
前記補水アセンブリは、
前記補水管(2)上に連通可能に固定接続された接続管(15)であって、前記接続管(15)の前記補水管(2)から離れた一端が鉛直上方に延伸し、この端にスプレーノズル(16)が設けられ、前記スプレーノズル(16)のスプレー端が植生の葉部に向く接続管(15)と、
前記貯水タンク(1)内に取り付けられ、前記補水管(2)に1対1で対応して分布する複数のポンプ(17)であって、前記補水管(2)が前記ポンプ(17)を介して前記貯水タンク(1)に沿って外部方向に水を輸送する複数のポンプ(17)と、をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項8】
前記調整部材は、
前記貯水タンク(1)の一側に固定接続されたハウジング(19)であって、前記ハウジング(19)の一側にサーボモータ(20)が固定接続され、前記サーボモータ(20)の出力軸が前記ハウジング(19)に延び、ウォーム(21)に固定接続され、前記ウォーム(21)の一側にウォームギア(22)が噛合され、前記ウォームギア(22)は回転軸(23)を介してハウジング(19)内に回転可能に接続されたハウジング(19)と、
前記カバープレート(3)と前記貯水タンク(1)の接続端に回転可能に嵌合された回転ロッド(24)であって、前記回転ロッド(24)はそれぞれ固定端と回転端を有し、前記固定端は前記貯水タンク(1)に固定接続され、前記回転端は前記カバープレート(3)に固定接続され、前記回転軸(23)の一端が前記ハウジング(19)に延びて前記回転端に固定接続される回転ロッド(24)と、を含む、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項9】
前記貯水タンク(1)の前記補水管(2)から離れた側に取り付けられた液位計(25)であって、前記液位計(25)の両端はそれぞれ連通管を介して前記収納キャビティと連通する液位計(25)と、
前記貯水タンク(1)の一側に連通可能に固定接続された輸送管(26)であって、前記輸送管(26)上に水ポンプ(27)が取り付けられ、前記輸送管(26)の前記貯水タンク(1)から離れた一端は外部水源と連通するために使用される輸送管(26)と、をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。
【請求項10】
前記カバープレート(3)の頂面に固定された太陽光発電パネル(28)と、
前記貯水タンク(1)の一側に配置され、前記太陽光発電パネル(28)に電気的に接続される蓄電ボックス(29)と、をさらに備える、ことを特徴とする請求項1に記載の砂漠植生回復のための水位制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、砂漠修復の技術分野に関し、特に砂漠植生回復のための水位制御装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
水は生命の源である。人々の生活水準が向上し、国家が生態環境を重視するにつれて、水資源の開発と利用もますます重要になり、標準化もますます進んでいる。水資源の開発と利用には、水源の総合的な水文地質調査結果を合理的かつ適切な開発の基礎とし、具体的かつ実行可能な保護対策を講じる必要がある。乾燥した砂漠地帯における水資源の補給には、降水量が特に重要である。乾燥砂漠地帯は降水量が少なく、環境が厳しく、人口がまばらで、遠隔地であるため、総合的な水資源測定・制御装置がなく、水位に関するタイムリーな情報を得ることができず、砂漠の植生回復に悪影響を及ぼしている。砂漠の回復植生の植栽において、根系が伸びるまで継続的に灌漑する必要があり、自動灌漑装置もあるが、これらの装置のほとんどは地表から直接灌漑するものであり、植生の根系に水が流れ込む過程で大量の水が失われ、既存の技術は通常、植生と1対1に対応する貯水シェルが多数使用されているため、植生に継続的に水を補給することができず、コストが増加し、また余分な資源を浪費し、そのため、本発明は、上記した問題を解決する、砂漠修復植生用の水位制御装置を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上記問題を解決し、資源の使用を節約し、砂漠植生に水を補給する効果を向上させることができる砂漠植生回復のための水位制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するために、本発明は以下の解決手段を提供し、砂漠植生回復のための水位制御装置は、
頂端が開口端である収納キャビティが内部に画定された貯水タンクと、
一端が前記貯水タンクと連通し、他端に、それぞれ植生の根部と葉部に水を補給する2つの補水端を有する補水アセンブリが設けられる複数の補水管と、
前記収納キャビティの頂端に回転可能に嵌合されたカバープレートであって、前記貯水タンク上に設けられた調整部材の調整端が前記カバープレートに接続され、前記貯水タンクに対する前記カバープレートの回転角度が調整可能であるカバープレートと、
前記収納キャビティ内に配置され、前記収納キャビティ内に水が収納されるとき、水が前記収納キャビティに沿って前記貯水タンクの外部方向に移動するのを阻止するために使用される障壁板と、を備える。
【0005】
好ましくは、
前記収納キャビティ内に可動に嵌合され、浮力構造を有する制御板と、
前記収納キャビティ内に設けられ、前記障壁板と前記制御板間に位置する弾性部材であって、前記弾性部材の弾性端が前記制御板に接続され、前記制御板が鉛直下方向に弾性的な傾向を形成するように構成された弾性部材と、
前記制御板上に設けられ、検出端が前記制御板に接続された圧力検出器であって、前記圧力検出器が前記制御板と協働して前記収納キャビティ内の水圧値を取得する圧力検出器と、をさらに備える。
【0006】
好ましくは、前記弾性部材は、
それぞれ前記収納キャビティの内壁面の対向側に固定的に接続された1対のガイドレールであって、前記制御板は1対の前記ガイドレール間に配置され、1対の前記ガイドレールに制限的摺動可能に接続され、
前記制御板と前記障壁板間に配置された伸縮ロッドであって、前記伸縮ロッド上に支持バネが巻かれ、前記伸縮ロッドは前記支持バネを介してそれぞれ前記制御板と障壁板に当接された伸縮ロッドと、を含み、
前記圧力検出器は前記伸縮ロッド上に取り付けられる。
【0007】
好ましくは、前記障壁板はアレイ状に複数配置され、前記障壁板は円錐構造であり、前記障壁板の先端は前記収納キャビティの開口端に向かう。
【0008】
好ましくは、
前記収納キャビティの頂部に固定的に接続された固定板であって、前記固定板上に複数の貫通孔が開設され、前記貫通孔は前記障壁板に1対1で対応し、前記貫通孔の孔径は前記障壁板の直径よりも小さい固定板と、
複数設けられた支柱であって、複数の前記支柱は前記貫通孔内に軸方向に配置され、前記支柱の両端はそれぞれ前記障壁板と固定板に固定的に接続される支柱と、をさらに備える。
【0009】
好ましくは、前記補水アセンブリは、
前記補水管の前記貯水タンクから離れた一端に連通可能に固定接続された浸潤管であって、前記浸潤管は植生の根部に向くように配置され、前記浸潤管の前端にバッフルが固定接続され、前記バッフル上に複数の透水孔が開設され、前記浸潤管の外周側に複数の浸透孔が開設された浸潤管と、
前記浸潤管の外周側に巻かれて固定接続され、複数の前記浸透孔を覆うように構成された水析出タンポンと、を含む。
【0010】
好ましくは、前記補水アセンブリは、
前記補水管上に連通可能に固定接続された接続管であって、前記接続管の前記補水管から離れた一端が鉛直上方に延伸し、この端にスプレーノズルが設けられ、前記スプレーノズルのスプレー端が植生の葉部に向く接続管と、
前記貯水タンク内に取り付けられ、前記補水管に1対1で対応して分布する複数のポンプであって、前記補水管が前記ポンプを介して前記貯水タンクに沿って外部方向に水を輸送する複数のポンプと、をさらに含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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