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公開番号
2025172277
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-26
出願番号
2024077642
出願日
2024-05-13
発明の名称
供花提供方法及び供花提供システム
出願人
松村洋蘭株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20251118BHJP(計算;計数)
要約
【課題】葬儀に使用した洋蘭と一周忌を迎える遺族に対して提供される再生洋蘭とが同一であることを確実に保証可能な供花提供方法及びシステムを提供する。
【解決手段】本発明に係る供花提供システム10は、個体識別情報を記録した記録媒体7が着脱不可能につけられた洋蘭4aと、記録媒体7の情報を格納するクラウドサーバー9と、洋蘭生産者が、洋蘭の花芽出しと、花が切り取られた洋蘭に再生処理を施し再生洋蘭の再花芽出しを行う育成温室6と、葬儀社2A~2Dが、育成温室6から配送される洋蘭4bの花芽の開花と再生洋蘭の花芽の再開花とを行う開花温室8A~8Dと、遺族が故人の一周忌の法要をするに際し、葬儀社から遺族(ユーザ3)に配送される再生洋蘭が、故人の葬儀に使用した洋蘭4と同一であることを確認する携帯端末12とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも個体識別情報を記録した記録媒体が着脱不可能に取り付けられた洋蘭と、
前記個体識別情報を格納するクラウドサーバーと、
洋蘭生産者が、前記洋蘭の花芽出しと、花が切り取られた前記洋蘭に再生処理を施し再生洋蘭の再花芽出しを行う、前記クラウドサーバーとネットワークを介して接続する育成温室と、
葬儀社が、前記クラウドサーバーとネットワークを介して接続し、前記育成温室から配送される前記洋蘭の花芽の開花と前記再生洋蘭の花芽の再開花とを行う開花温室と、
遺族が故人の一周忌の法要をするに際し、前記葬儀社から前記遺族に配送される再生洋蘭が、前記故人の葬儀に使用した洋蘭と同一であることを確認する携帯端末と、を備えたことを特徴とする供花提供システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記個体識別情報は電子的記録媒体であり、前記遺族は携帯端末により前記記録媒体から前記個体識別情報を読取る及び/又は前記クラウドサーバーにアクセスすることで前記個体識別情報を読取り、前記故人の葬儀に使用した洋蘭と前記再生洋蘭とが同一であることを確認することを特徴とする請求項1に記載の供花提供システム。
【請求項3】
前記記録媒体は不可逆的型RFIDタグであり、前記開花温室は、前記クラウドサーバーと接続する定点観測カメラと温湿度センサーとを備え、前記開花温室の前記再生洋蘭の開花状態を観察できることを特徴とする請求項1又は2に記載の供花提供システム。
【請求項4】
洋蘭生産者は、洋蘭に個体識別情報を付けて花芽出しを行い、
葬儀社は、前記洋蘭生産者から配送される発芽した前記洋蘭を受取り、前記洋蘭の花芽を開花させ、前記開花した洋蘭に前記個体識別情報を記録した記録媒体を着脱不可能に付して、葬儀が開設される葬儀場に配送し、
前記葬儀社は、前記葬儀において花部分が故人の棺に別れ花として納められた洋蘭の株を回収するとともに、前記記録媒体に少なくとも前記故人の命日と遺族の情報を記録し、前記洋蘭生産者に再生洋蘭として配送し、
前記洋蘭生産者は、前記洋蘭の株に再生処理を施し、前記再生洋蘭の再花芽出しを行い前記葬儀社に配送し、
前記葬儀社は、前記洋蘭生産者から配送される前記再生洋蘭を受取り、前記再生洋蘭を再開花させ、
前記葬儀社は、前記故人の一周忌を迎える遺族に前記再開花した前記再生洋蘭を再提供する供花提供方法であって、
前記開花温室と前記育成温室とは異なる地域であって、前記開花温室は前記葬儀社の近隣に設けられ、
前記洋蘭生産者は、前記録媒体に記録された前記故人の命日から起算して略11ヶ月後に前記再生洋蘭が開花時期を迎えるように前記再生処理を施し、
前記遺族は、前記故人の一周忌に前記葬儀社から配送されてくる前記再生洋蘭が、前記分かれ花として納められた洋蘭の株と同一であることを、前記記録媒体により確認できることを特徴とする供花提供方法。
【請求項5】
少なくとも前記再生洋蘭を育成する前記育成温室の温湿度と光環境を制御することにより、前記再生洋蘭の花芽の発芽時期を調節することを特徴とする請求項4に記載の供花提供方法。
【請求項6】
前記記録媒体は不可逆型RFIDタグであり、前記葬儀社は前記再生洋蘭の開花状態を撮像し、前記遺族に前記再生洋蘭の開花状態の画像及び/又は動画を送信することを特徴とする請求項4又は5に記載の供花提供方法。
【請求項7】
前記洋蘭生産者は、前記開花温室に備えられた定点観測カメラと温湿度センサーとから、前記洋蘭又は前記再生洋蘭の生育状態と生育環境とを把握し、少なくとも前記葬儀社にリモートで前記開花温室の光環境時間を指示することを特徴とする請求項4又は5に記載の供花提供方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、胡蝶蘭の再生処理方法及びシステムに関し、特に、故人の一周忌を迎える遺族のもとに、故人を偲ぶ胡蝶蘭を提供する供花提供方法、及び供花提供システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
洋蘭は多年草であり、胡蝶蘭の株は、10年~15年の寿命を持つ。そのため、株の手入れが良ければ、何回も咲かせることができる。このような特性を利用して、洋蘭の開花を再生する開花再生システムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ユーザが花を楽しんだ後に洋蘭の株を洋蘭生産者に送り、回収された洋蘭が開花再生処理され、開花した状態でユーザの手元に戻されるシステムが開示されている。また、特許文献2には、花の部分が別れ花として棺に納められた洋蘭の株から、故人を偲ぶ供花を再生して遺族に届ける供花提供システムが開示されている。
【0004】
通常、花が切り取られた胡蝶蘭の株は、そのまま放置され、枯れてしまうことが多い。しかしながら、特許文献2に記載の供花提供システムにあっては、洋蘭の株に対して開花再生処理を施し、開花した状態の再生洋蘭を一周忌を迎える遺族に提供することにより、遺族が、別れ花から再生された洋蘭を見て、故人を思い起こし、故人を偲ぶことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-220491号公報
特開2014-171732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、供花に用いられる開花後の洋蘭は非常に大きく、大型の洋蘭を長距離輸送する場合は、花を傷つけないように、薄紙や不織布で包んだ上に、段ボール箱に入れて運ばなければならない。また、輸送に際しては段ボール箱にテープ等で固定する必要もある。
【0007】
このため輸送コストが高くなるという問題がある。また花を傷つけないように、取り扱いには細心の注意が必要であり、時間と労力がかかるという問題がある。
【0008】
また、特許文献2に記載の発明は、葬儀に使用した洋蘭を、再生処理し再生洋蘭として一周忌を迎える遺族に提供するものであるが、それらが同一であることを裏付けるものはICタグである。しかし、かかるICタグが洋蘭に着脱可能に付けられている、あるいは書き換え可能のものであれば、ICタグだけではそれらが同一であることを証明することはできない。遺族にとっては葬儀に使用した洋蘭と再生洋蘭とが同一であって初めて付加価値が生じる。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、第1に洋蘭生産場所と葬儀場との距離を縮めることにより洋蘭の輸送を容易にして、洋蘭生産者の営業範囲を拡大できる供花提供方法及びそのシステムを提供することにある。本発明の第2は、葬儀に使用した洋蘭と一周忌を迎える遺族に対して提供される再生洋蘭とが同一であることを確実に保証することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る供花提供システムは、少なくとも個体識別情報を記録した記録媒体が着脱不可能につけられた洋蘭と、記録媒体の情報を格納するクラウドサーバーと、洋蘭生産者が、洋蘭の花芽出しと、花が切り取られた洋蘭に再生処理を施し再生洋蘭の再花芽出しを行う、クラウドサーバーとネットワークを介して接続する育成温室と、葬儀社が、クラウドサーバーとネットワークを介して接続し、育成温室から配送される洋蘭の花芽の開花と再生洋蘭の花芽の再開花とを行う開花温室と、遺族が故人の一周忌の法要をするに際し、葬儀社から遺族に配送される再生洋蘭が、故人の葬儀に使用した洋蘭と同一であることを確認する携帯端末とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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