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公開番号
2025171339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2024076553
出願日
2024-05-09
発明の名称
不正検知プログラム、方法、及び装置
出願人
富士通株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G06Q
30/0601 20230101AFI20251113BHJP(計算;計数)
要約
【課題】精算をしていない人物が出口を通過するレジの素通りの検知における過検知を抑制する。
【解決手段】不正検知装置は、セルフレジが設置された精算エリア70を含む店舗内の所定範囲に対するセンシングにより取得されたセンサデータに基づいて、所定範囲内に存在する人物を検出して追跡すると共に、追跡した人物の各々の行動を認識し、認識した行動に基づいて、追跡した人物の各々について、セルフレジでの精算が必要な人物である度合いを示す判定スコアを計算し、セルフレジで精算した人物に精算が完了したことを示す精算情報を付与し、店舗の出口を通過する人物毎に、判定スコア及び精算情報に基づいて、出口の不正通過を判定する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
セルフレジが設置された精算エリアを含む店舗内の所定範囲に対するセンシングにより取得されたセンサデータに基づいて、前記所定範囲内に存在する人物を検出して追跡すると共に、追跡した前記人物の各々の行動を認識し、
認識した前記行動に基づいて、追跡した前記人物の各々について、前記セルフレジでの精算が必要な人物である度合いを示す判定スコアを計算し、
前記セルフレジで精算した人物に精算が完了したことを示す精算情報を付与し、
前記店舗の出口を通過する人物毎に、前記判定スコア及び前記精算情報に基づいて、前記出口の不正通過を判定する、
ことを含む処理をコンピュータに実行させるための不正検知プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記判定スコアを計算する処理は、認識された前記行動が、精算が必要な人物の行動として予め定めた精算必要行動に該当するほど高くなり、認識された前記行動が、精算が不要な人物の行動として予め定めた精算不要行動に該当するほど低くなる前記判定スコアを計算することを含む請求項1に記載の不正検知プログラム。
【請求項3】
前記判定スコアを計算する処理は、追跡された前記人物について認識された前記行動の各々が前記精算必要行動の場合には、前記精算必要行動の種類毎に重み付けされた行動スコアを前記判定スコアに加算し、認識された前記行動の各々が前記精算不要行動の場合には、前記精算不要行動の種類毎に重み付けされた行動スコアを前記判定スコアから減算、対応する他の人物の前記判定スコアへの行動スコアの移譲、又は前記判定スコアの計算を停止することにより前記判定スコアを計算することを含む請求項2に記載の不正検知プログラム。
【請求項4】
前記精算必要行動は、カゴ、カート、及び商品の少なくとも1つの把持又は他の人物からの受け取り、並びに、前記セルフレジの操作に関する行動の少なくとも1つを含み、
前記精算不要行動は、カゴ、カート、及び商品の少なくとも1つの他の人物への受け渡し、前記セルフレジの操作に関与しないことを示す行動、並びに、商品を保持していない状態での前記精算エリアの通過の少なくとも1つを含む、
請求項2又は請求項3のいずれか1項に記載の不正検知プログラム。
【請求項5】
前記セルフレジの操作に関する行動は、前記セルフレジの前を含む所定のレジ前エリアに対する人物の滞在、前記セルフレジに設けられたスキャナによる商品情報の読み取り、及び、前記セルフレジの操作面へのタッチの少なくとも1つを含み、
前記セルフレジの操作に関与しないことを示す行動は、同一の前記セルフレジに対応する前記レジ前エリアに複数の人物が滞在する場合において、他の人物よりも前記セルフレジから離れた位置での滞在、及び、他の人物よりも先に前記レジ前エリアを退出することの少なくとも1つを含む、
請求項4に記載の不正検知プログラム。
【請求項6】
前記人物を追跡する処理は、前記精算エリア及び前記レジ前エリアへの入退場を検知することを含む請求項5に記載の不正検知プログラム。
【請求項7】
前記不正通過を判定する処理は、前記判定スコアが閾値以上の人物であって、かつ前記精算情報が付与されていない人物を、前記出口の不正通過を行う人物として判定することを含む請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の不正検知プログラム。
【請求項8】
前記出口の不正通過が検知された場合に、前記不正通過を店員に通知する処理を前記コンピュータに実行させるための請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の不正検知プログラム。
【請求項9】
前記不正通過を店員に通知する処理は、前記店員が所持する情報処理端末にメッセージを即時送信すること、前記不正通過のログを記録し、所定のタイミングで前記情報処理端末に前記メッセージを送信すること、前記精算エリア付近で前記メッセージの音声又は警報音を出力すること、及び前記精算エリア付近に設置したランプを点灯させることの少なくとも1つである請求項8に記載の不正検知プログラム。
【請求項10】
セルフレジが設置された精算エリアを含む店舗内の所定範囲に対するセンシングにより取得されたセンサデータに基づいて、前記所定範囲内に存在する人物を検出して追跡すると共に、追跡した前記人物の各々の行動を認識し、
認識した前記行動に基づいて、追跡した前記人物の各々について、前記セルフレジでの精算が必要な人物である度合いを示す判定スコアを計算し、
前記セルフレジで精算した人物に精算が完了したことを示す精算情報を付与し、
前記店舗の出口を通過する人物毎に、前記判定スコア及び前記精算情報に基づいて、前記出口の不正通過を判定する、
ことを含む処理をコンピュータが実行する不正検知方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、不正検知プログラム、不正検知方法、及び不正検知装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
店舗等で商品の登録及び支払いを顧客自身が行うフルセルフレジ化が進んでいる。フルセルフレジ化においては、セルフレジが設置されたエリアに商品を持ち込んだ顧客が、商品をセルフレジで一つも精算しない未会計の状態で商品を持ち出す不正、いわゆるレジの素通りが問題となる。レジの素通りの監視を店員による目視で行うことは、店員への負担が大きい。そのため、レジの素通りを自動で検知する技術が必要である。
【0003】
例えば、買い物客が店舗に陳列されている商品を購入する際に、商品の代金の精算の自動化及び商品の代金の精算にかかる時間の短縮を図る情報処理システムが提案されている。この情報処理システムは、店舗内を移動する買い物客やカゴ類等の移動物体を発見し、当該移動物体を領域定義し、移動物体の移動を追跡しながら撮像する。また、この情報処理システムは、棚内の状態を常時撮像し、棚内から物体が取り出された前後の撮像画像を比較し、認識される対象の商品を撮像画像から領域定義し、当該定義された画像領域から商品を特定し、特定された商品を精算する。この情報処理システムにおいて、精算時には、移動物体領域に紐づく商品情報が読み出され、精算金額が確定し、精算ゲートが通過可能となる。
【0004】
また、例えば、施設に入場した人物を特定し、複数の人物により構成されるグループを推定し、グループの推定結果を人物に提示し、グループの推定結果に対する応答に基づいて、グループを設定する情報処理装置が提案されている。この情報処理装置は、グループを構成する人物の中から決済者を推定し、決済者の推定結果を人物に提示し、決済者の推定結果に対する応答に基づいて、決済者を設定する。そして、この情報処理装置は、決済者の決済情報に基づいて、グループを構成する人物がそれぞれ取得した全ての商品の決済をまとめて行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-157216号公報
国際公開第2022/195752号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
精算金額が確定している場合に精算ゲートが通過可能となる従来技術では、出口を通過しようとする、精算をしていない全ての人が、レジの素通りの検知対象となるため、精算が必要ない人が出口を通過する際に、過検知される可能性がある。例えば、グループ内の同伴者、店員、商品を取らなかった人等が、レジの素通りとして検知される可能性がある。そのため、従来技術では、出口までのレイアウトの制限や店員の目視により精算が必要ない人の行動を制限したり、精算者が来るまで同伴者等の精算が必要ない人がゲート前で待機したりする必要があるという問題がある。
【0007】
また、グループ内で決済者を設定する従来技術では、近接するグループ同士が1つのグループとみなされたり、1つのグループが2つ以上のグループとみなされたりする等の誤ったグルーピングによって、適切な決済者が設定されない場合があるという問題がある。
【0008】
一つの側面として、開示の技術は、精算をしていない人物が出口を通過するレジの素通りの検知における過検知を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一つの態様として、開示の技術は、セルフレジが設置された精算エリアを含む店舗内の所定範囲に対するセンシングにより取得されたセンサデータに基づいて、前記所定範囲内に存在する人物を検出して追跡すると共に、追跡した前記人物の各々の行動を認識する。また、開示の技術は、認識した前記行動に基づいて、追跡した前記人物の各々について、前記セルフレジでの精算が必要な人物である度合いを示す判定スコアを計算し、前記セルフレジで精算した人物に精算が完了したことを示す精算情報を付与する。そして、開示の技術は、前記店舗の出口を通過する人物毎に、前記判定スコア及び前記精算情報に基づいて、前記出口の不正通過を判定する。
【発明の効果】
【0010】
一つの側面として、精算をしていない人物が出口を通過するレジの素通りの検知における過検知を抑制することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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