TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025168887
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-12
出願番号
2024073720
出願日
2024-04-30
発明の名称
電子回路基板
出願人
太陽ホールディングス株式会社
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
H05K
1/03 20060101AFI20251105BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】本発明は、良好な解像性および隠蔽性の両立を図りながら、光学的な欠陥検査にも適した電子回路基板を提供する。
【解決手段】基材と、配線パターンと、感光性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化物層とを有する電子回路基板であって、前記硬化物層は電子回路基板の表面の一部を構成し、前記硬化物層は所定の光学特性を有する、電子回路基板。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、配線パターンと、感光性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化物層とを有する電子回路基板であって、
前記硬化物層は、電子回路基板の表面の一部を構成し、
前記硬化物層は、
(a)波長365nmの透過率が1%以上であり、
(b)波長405nmの透過率が13%以上であり、
(c)波長450~500nmにおける透過率が24%以下であり、
(d)波長500~550nmの波長領域における最大透過率が13%以上24%以下であり、
(e)波長550~725nmにおける透過率が24%以下であり、
(f)波長750~850nmにおける透過率が13%以上である、
電子回路基板。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記硬化物層のL
*
値が26以下である、
請求項1に記載の電子回路基板。
【請求項3】
前記硬化物層のライン/スペースが100μm/100μm以下であり、開口径100μm以下のビアホールを有する、
請求項1に記載の電子回路基板。
【請求項4】
前記硬化物層が、残銅率60%以上の基材または配線パターン上に形成されている、請求項1に記載の電子回路基板。
【請求項5】
前記感光性樹脂組成物が、
(A)カルボキシル基含有樹脂、
(B)光重合開始剤、
(C)光重合性モノマー、
(D)エポキシ樹脂、および、
(E)有機顔料
を含有する、
請求項1に記載の電子回路基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子回路基板に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
電子回路基板上の配線パターンの微細化が進み、目視で電子回路基板の欠陥の発生状況を検査することは難しくなっている。このため、高密度電子回路基板を高い歩留まりで製造しその品質を保証するためには、配線パターンの検査を自動化し、欠陥の発生を検出できることが必要である。
【0003】
電子回路基板の配線パターンの欠陥検査方法としては、赤外線、可視光線、紫外線、X線等を基板に照射し、その反射光、透過光等からパターンの画像検出を行い、光学的に配線パターンと絶縁層のパターン等を顕在化して2値画像として検出し、比較検査する方法等が知られている。
【0004】
特許文献1では、例えば、配線パターンの良否を高精度で判定することが可能な配線回路基板の検査方法として、配線回路基板の検査時に、第1の配線基板に425nm以上525nm以下の波長領域内にピーク波長を有する第1の光を照射しその反射光に基づき画像を生成し、また第2の配線基板に630nm以上850nm以下の波長領域内にピーク波長を有する第2の光を照射しその反射光に基づき画像を生成し、これら生成された画像に基づいて配線パターンの良否を判定する検査方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-186557号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記事情に鑑み、本発明は、良好な解像性および隠蔽性の両立を図りながら、かつ、光学的な欠陥検査に適した電子回路基板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、基材と、配線パターンと、感光性樹脂組成物を硬化させて得られる硬化物層とを有する電子回路基板であって、前記硬化物層は、電子回路基板の表面の一部を構成し、前記硬化物層は、(a)波長365nmの透過率が1%以上であり、(b)波長405nmの透過率が13%以上であり、(c)波長450~500nmにおける透過率が24%以下であり、(d)波長500~550nmの波長領域における最大透過率が13%以上24%以下であり、(e)波長550nm~725nmにおける透過率が24%以下であり、(f)波長750~850nmにおける透過率が13%以上である、電子回路基板とすることで、良好な解像性および隠蔽性を維持しつつ光学的な欠陥検査に適した電子回路基板とすることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明の態様による電子回路基板において、電子回路基板の表面の一部を構成する硬化物層のL
*
値が26以下であることが好ましい。上記硬化物層は、感光性樹脂組成物を硬化して得られるもので、当該硬化物層として波長450~500nmにおける透過率が24%以下であり、波長550nm~725nmにおける透過率が24%以下であるものを用いている。これに加えて、硬化物層のL
*
値が26以下であることによって、隠蔽性に優れた硬化物層とすることができる。さらに波長500~550nmの波長領域における最大透過率が13%以上24%以下であることによって、隠蔽性を維持しつつ、かつ、光学的な欠陥検査に適した硬化物層とすることができる。
【0009】
また本発明の態様による電子回路基板において、硬化物層のライン/スペースが100μm/100μm以下の部分を有し、開口径100μm以下のビアホールを有していてもよい。上記電子回路基板では、上記硬化物層を与える感光性樹脂組成物として、上記光学特性(a)および(b)を充足する、すなわち波長365nmおよび405nmの波長領域において一定程度の透過率を有する感光性樹脂組成物を用いているため、解像性を確保することができる。
【0010】
さらに本発明による電子回路基板において、硬化物層が、残銅率60%以上の基材または配線パターン上、あるいは基材および配線パターン上に形成されていてもよい。銅上で感光性樹脂組成物を硬化させる場合には、銅からの反射光があるため、底部をより硬化しやすくなり、解像性を良好なものにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
電子部品の実装方法
2か月前
個人
電気式バーナー
1か月前
日本精機株式会社
回路基板
3か月前
愛知電機株式会社
装柱金具
2か月前
日星電気株式会社
面状ヒータ
24日前
アイホン株式会社
電気機器
2か月前
イビデン株式会社
配線基板
2か月前
キヤノン株式会社
電子機器
2か月前
日本放送協会
基板固定装置
2か月前
東レ株式会社
霧化状活性液体供給装置
3か月前
個人
静電気中和除去装置
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
株式会社デンソー
電子装置
10日前
イビデン株式会社
配線基板
3か月前
株式会社レクザム
剥離装置
2か月前
サクサ株式会社
開き角度規制構造
1か月前
シャープ株式会社
加熱機器
1か月前
株式会社デンソー
電子装置
1か月前
FDK株式会社
基板
2か月前
サクサ株式会社
筐体の壁掛け構造
3か月前
日産自動車株式会社
電子部品
2か月前
新電元工業株式会社
電子装置
2か月前
オムロン株式会社
端子折り曲げ治具
2か月前
日産自動車株式会社
電子機器
18日前
富士フイルム株式会社
積層体
2か月前
日本精機株式会社
車両表示装置用回路基板
3日前
株式会社レゾナック
冷却装置
2か月前
株式会社デンソー
電子制御装置
1か月前
豊田合成株式会社
制御ユニット
10日前
富士電子工業株式会社
誘導加熱コイル
2か月前
日本特殊陶業株式会社
配線基板
3か月前
新光電気工業株式会社
配線基板
2か月前
日本無線株式会社
電子機器用密閉構造
3か月前
タイガー魔法瓶株式会社
加熱器
2か月前
TDK株式会社
接合構造
10日前
続きを見る
他の特許を見る