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公開番号2025168568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025148636,2021046293
出願日2025-09-08,2021-03-19
発明の名称ニンニク風味増強方法
出願人三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A23L 27/00 20160101AFI20251030BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】ニンニク風味の増強剤、当該増強剤を含有するニンニク成分含有飲食物、ニンニク成分含有飲食物についてニンニク風味を増強する方法を提供する。
【解決手段】ラカンカ抽出物、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種を含むか、又はラカンカ抽出物及びステビア抽出物を含む、ニンニク風味増強剤を用いる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ラカンカ抽出物、及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種を含有する、ニンニク風味増強剤。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
ラカンカ抽出物、及びステビア抽出物を含有する、ニンニク風味増強剤。
【請求項3】
ラカンカ抽出物及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種、又はラカンカ抽出物及びステビア抽出物 を、ニンニク風味を増強する有効量含有する、ニンニク成分含有飲食物。
【請求項4】
ニンニク成分含有飲食物を、ラカンカ抽出物及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種、又はラカンカ抽出物及びステビア抽出物 と共存させる工程を有する、ニンニク風味を増強させるための ニンニク成分含有飲食物の製造方法。
【請求項5】
ニンニク成分またはニンニク成分を含む飲食物を、ラカンカ抽出物及びソーマチンよりなる群から選択される少なくとも1種、又はラカンカ抽出物及びステビア抽出物 と共存させることを特徴とする、ニンニク風味を増強する方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はニンニク風味増強剤に関する。また本発明はニンニク風味が増強されてなるニンニク成分含有飲食物、及びその製造方法に関する。さらに本発明はニンニク成分含有飲食物についてニンニク風味を増強する方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ニンニクは、生又は加工した状態で、飲食物の香辛料、薬味または総菜として広く使用されている食品素材である。ニンニクをスライスしたり、切り刻んだりすると、揮発性の独特な香りと味がするが、これは主としてニンニクに含まれているアリシン(Allicin)
や硫化アリル(Ally)等の有機硫化物に起因する。このようなニンニクの香りと味は、飲食物の風味を増強し、食欲を増進させる効果を発揮することが知られている。
【0003】
従来、甘草とニンニクを特定の割合で併用した天然調味料が知られている(特許文献1)。特許文献1には、前記天然調味料によると、肉類(魚を含む)の固有の味を増進させ、異臭を除去し、肉質を改善させ、肉類固有の匂いと香りを蘇らせ食生活を楽しくすることができることが記載されている(発明の効果の欄参照)。この天然調味料の肉類の異臭除去は、甘草に含まれる配糖体(グリシルレチン酸)に基づいて脂肪質分解能力を有することに基づくことが記載されている。しかし、甘草にニンニクの風味(香り)を増強する作用があることは記載も示唆もされていない。また、甘草以外の高甘味度甘味料に、ニンニクの風味を増強する作用があることも知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平07-170937号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、ニンニク成分含有飲食物について、ニンニク風味を増強する技術を提供することを目的とする。より詳細には、第1に、本発明はニンニク風味増強剤を提供することを目的とする。第2に、ニンニク風味が増強されてなるニンニク成分含有飲食物、及びその製造方法を提供することを目的とする。第3に、ニンニク成分含有飲食物についてニンニク風味を増強する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねていたところ、スクラロース、ソーマチン、ネオテーム、ラカンカ抽出物、アセスルファムカリウム、ステビア抽出物、及びアスパルテームといった従来甘味料として使用されている成分に、ニンニク成分の風味を増強する作用があることを見出し、またその作用は甘味を呈する量だけでなく、甘味を呈さない量でも発揮することを確認した。これらの知見から、これらの成分をニンニク風味増強剤として、ニンニク成分に共存させることで、ニンニク風味が増強された飲食物が得られることを確認して本発明を完成した。本発明はかかる知見に基づいて、さらに研究を重ねて完成したものであり、下記の実施形態を有するものである。
【0007】
(I)ニンニク風味増強剤
スクラロース、ソーマチン、ネオテーム、ラカンカ抽出物、アセスルファムカリウム、ステビア抽出物、及びアスパルテームよりなる群から選択される少なくとも1種を含有する、ニンニク風味増強剤。
【0008】
(II)ニンニク成分含有飲食物、及びその製造方法
(1)(I)に記載するニンニク風味増強剤を、ニンニク風味を増強する有効量含有する、ニンニク成分含有飲食物。
(2)ニンニク成分含有飲食物を、スクラロース、ソーマチン、ネオテーム、ラカンカ抽出物、アセスルファムカリウム、ステビア抽出物、及びアスパルテームよりなる群から選択される少なくとも1種と共存させる工程を有する、ニンニク風味が増強されたニンニク成分含有飲食物の製造方法。
【0009】
(III)ニンニク風味増強方法
ニンニク成分またはこれを含有する飲食物を、スクラロース、ソーマチン、ネオテーム、ラカンカ抽出物、アセスルファムカリウム、ステビア抽出物、及びアスパルテームよりなる群から選択される少なくとも1種と共存させることを特徴とする、ニンニク風味を増強する方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明のニンニク風味増強剤は、ニンニク成分含有飲食物においてニンニク成分と共存させることで、ニンニク風味を増強することができる。つまり、本発明のニンニク風味増強剤およびそれを用いたニンニク風味増強方法によれば、ニンニク成分含有飲食物に対して、そのニンニクの風味を増強する効果を発揮し、ニンニク風味が増強されてなる飲食物を調製し提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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