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公開番号2025168485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025146014,2023126367
出願日2025-09-03,2021-08-23
発明の名称エレベータの荷重設定を調整するためのシステムおよび方法
出願人アパナ インダストリーズ エルエルシー,APPANA INDUSTRIES LLC
代理人個人
主分類B66B 1/14 20060101AFI20251030BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】エレベータの荷重容量設定を動的に調整するエレベータ制御システムを提供する。
【解決手段】エレベータかごの荷重設定を調整する方法は、前記エレベータかごに関連する1または複数の荷重測定値を受信することと、前記1または複数の荷重測定値から前記エレベータかごの最大荷重を判断することと、を含む。前記方法は、さらに、前記最大荷重に基づいて前記エレベータかごの修正荷重設定を生成することと、前記エレベータかごの前記荷重設定を前記修正荷重設定に置換することと、を含む。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エレベータかごの荷重設定を調整する方法であって、
前記エレベータかごに関連する1または複数の荷重測定値を受信することと、
前記1または複数の荷重測定値から前記エレベータかごの最大荷重を判断することと、
前記最大荷重に基づいて前記エレベータかごの修正荷重設定を生成することと、
前記エレベータかごの前記荷重設定を前記修正荷重設定に置換することと、
を含む、方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記エレベータかごに関連する新たな荷重測定値を受信することと、
前記新たな荷重測定値を前記修正荷重設定と比較することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記新たな荷重測定値が前記修正荷重設定を超えることに対応して、前記エレベータかごが呼び出しを受信できないようにすること、または、
前記新たな荷重測定値が前記修正荷重設定を超えないことに対応して、前記エレベータかごが前記呼び出しを受信できるようにすること、
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記修正荷重設定が規定期間ための前記荷重設定を置換する、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記規定期間の完了時に、前記修正荷重設定を前記荷重設定に置換することをさらに含む、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記規定期間の完了後に、前記エレベータかごに関連する新たな荷重測定値を受信することと、
前記新たな荷重測定値を前記荷重設定と比較することと、
前記新たな荷重測定値が前記荷重設定を超えることに対応して前記エレベータかごが呼び出しを受信できないようにするか、または、前記新たな荷重測定値が前記荷重設定を超えないことに対応して前記エレベータかごが前記呼び出しを受信できるようにすることと、
さらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記エレベータかごの前記最大荷重が前記規定期間に関連付けられるように、前記1または複数の荷重測定値が前記規定期間中に受信される、
請求項4に記載の方法。
【請求項8】
複数の規定期間中に1または複数の荷重測定値を受信することと、
前記複数の規定期間の各々について前記エレベータかごの対応する最大荷重を判断することと、
前記対応する最大荷重に基づいて、前記複数の規定期間の各々について少なくとも1つの修正荷重設定を生成することと、
をさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、前記エレベータかごの前記修正荷重設定を生成する前に、
前記最大荷重を前記荷重設定と比較すること、
前記最大荷重と前記荷重設定との差を判断することと、
前記差が規定閾値を超えると判断することであって、前記差が前記規定閾値を超えることに対応して前記修正荷重設定が生成される、ことと、
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記荷重設定が前記エレベータかごの第1最大荷重容量を定義し、前記修正荷重設定が前記エレベータかごの前記第1最大荷重容量よりも小さい第2最大荷重容量を定義する、
請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の態様は、概して、エレベータの交通量を制御するためのシステムおよび方法に関し、特に検出された最大荷重に基づいてエレベータの荷重容量設定を動的に調整するエレベータ制御システムの例に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
エレベータシステムは、一般に、エレベータかごへの荷重容量設定を事前設定することができ、これは、各エレベータかごが受容可能な最大荷重を定義する。荷重容量は、エレベータシステムの製造元またはエレベータシステムのユーザによって、事前設定されることがある。そのようなシステムでは、現在の荷重が設定された荷重容量を超えているエレベータかごは、乗車希望者からの呼び出しの対象から外されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第5,407,030号明細書
米国特許第5,345,042号明細書
米国特許第4,939,679号明細書
欧州特許第1,478,591号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、エレベータかごの現在の荷重が荷重容量を下回っていても、乗車希望者は様々な理由のためにそのエレベータかごに入ることを避けることがある。例えば、乗車希望者は、エレベータかごの荷重容量よりも少ない、ある数の乗員が乗っているエレベータかごに入ることを好むことがある。その結果、現在の荷重が設定された荷重容量を下回るエレベータかごが乗車希望者の位置に発送されても乗車希望者が乗車しないことがあり、その結果、交通流が減少し、乗車希望者が別のエレベータかごの発送を要求することで、待ち時間が長くなることがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
荷重容量設定を動的に調整できるシステムを提供することにより、乗客を受け入れる可能性が高いエレベータかごを発送し、それによって交通流を増やし、乗車希望者の待ち時間を減らすことが可能になる。
【0006】
一例によれば、エレベータかごの荷重設定を調整する方法は、前記エレベータかごに関連する1または複数の荷重測定値を受信することと、前記1または複数の荷重測定値から前記エレベータかごの最大荷重を判断することと、を含む。前記方法は、さらに、前記最大荷重に基づいて前記エレベータかごの修正荷重設定を生成することと、前記エレベータかごの前記荷重設定を前記修正荷重設定に置換することと、を含む。
【0007】
別の例によれば、複数のエレベータかごを操作する方法は、規定期間中に前記複数のエレベータかごの各々の荷重測定値を得ることと、前記荷重測定値から前記複数のエレベータかごの各々の最大荷重を判断することと、を含む。前記方法は、さらに、前記複数のエレベータかごの各々の前記最大荷重にそれぞれに基づく、前記複数のエレベータかごの各々の修正荷重設定を生成することと、前記規定期間中に、元の荷重設定の代わりに前記複数のエレベータかごの各々の前記修正荷重設定を有効にすることと、を含む。前記修正荷重設定は、前記荷重設定に対する前記複数のエレベータかごの各々の調整された容量を定義する。
【0008】
さらなる例によれば、エレベータかごを配置する方法は、複数位置の各々の滞在人数(occupancy)を判断することと、前記複数位置の各々に到着するときの前記エレベータか
ごの第1荷重測定値を判断することと、前記複数位置の各々から出発するときの前記エレベータかごの第2荷重測定値を判断することと、前記第1荷重測定値と前記第2荷重測定値との差を判断することと、を含む。前記方法は、さらに、前記エレベータかごが非アクティブ状態にあるときに、前記複数位置の各滞在人数よりも総滞在人数が大きい第1位置に前記エレベータかごを移動させることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ネットワークを介して通信する1または複数の装置を含む発送システムを示す図。
図1に示す発送システムと相互作用する複数のエレベータかごを含む作業環境の概略図。
図2に示す作業環境からのエレベータかご内部の上面図。
図1に示す発送システムからのコンピュータ装置のハードウェア構成要素の概略図。
図1に示す発送システムを備えたエレベータかごの荷重設定を調整する例示的な方法のフロー図。
図1に示す発送システムを備えた非アクティブ状態のエレベータかごを配置する例示的な方法のフロー図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示に組み込まれ、その一部を構成する添付の図面は、様々な例示的な実施形態を示し、明細書とともに、本開示の原理を説明するのに有用である。
本開示の態様は、添付の図面に示されている実施形態に関連して実施されてもよい。これらの図面は、本開示の異なる態様を示し、適切な場合、異なる図の同様の構造、構成要素、材料、および/または要素を示す参照符号には、同様の番号が付されている。具体的に示されているもの以外の構造、構成要素、および/または要素の様々な組み合わせが企図され、本開示の範囲内にあることが理解される。本明細書に記載される多くの態様および実施形態が存在する。当業者は、特定の態様または実施形態の特徴が、本開示に記載されている他の態様または実施形態のいずれかまたはすべての特徴と併せて使用されてもよいことを容易に認識するであろう。
(【0011】以降は省略されています)

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