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公開番号2025159536
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-21
出願番号2024062175
出願日2024-04-08
発明の名称磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人個人
主分類G11B 21/21 20060101AFI20251014BHJP(情報記憶)
要約【課題】浮上量のばらつきの大きさを評価し、素早く浮上量を調整することができる磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法を提供することである。
【解決手段】実施形態のヘッド浮上量の調整方法は、ディスクと、前記ディスクのトラックに沿ってデータを書き込み又は読み取るヘッドと、前記ヘッドの近傍に設けられたヒータと、を有する磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法であって、前記ヘッド浮上量の閾値を定め、前記ヘッド浮上量の経時データから、前記ヘッド浮上量の経時データのばらつきを評価する統計量を算出し、前記統計量が閾値を超えた場合に、前記ヘッド浮上量の調整を行う。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ディスクと、前記ディスクのトラックに沿ってデータを書き込み又は読み取るヘッドと、前記ヘッドの近傍に設けられたヒータと、を有する磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法であって、
前記ヘッド浮上量の閾値を定め、
前記ヘッド浮上量の経時データから、前記ヘッド浮上量の経時データのばらつきを評価する統計量を算出し、
前記統計量が閾値を超えた場合に、前記ヘッド浮上量の調整を行う、
ヘッド浮上量の調整方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記ヘッド浮上量の調整は、前記ヒータに流す電気信号を制御することで行われる、
請求項1に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項3】
前記ヘッド浮上量は、前記トラックに設けられたサーボトラックを前記ヘッドが読み取ることで測定される前記ディスクと前記ヘッドの間の間隔である、
請求項1に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項4】
前記閾値は、前記ヘッドがデータを書き込む又は読み取ることが可能である前記ヘッド浮上量の上限値から、0nm以上のマージンを差し引いた値である浮上上限値を含む、
請求項1に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項5】
前記統計量の算出は、前記ヘッドの一つずつに対して行われる、
請求項1に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項6】
前記ヘッド浮上量の経時データは、前記ディスクの前記トラックのうち外周側トラックに記録される、
請求項3に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項7】
前記サーボトラックは、前記外周側トラックよりも前記ディスクの内周に設けられる、
請求項6に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項8】
前記統計量は、前記ヘッド浮上量の経時データの一般化平均の少なくとも1種類を含む量である、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項9】
前記統計量は、前記ヘッド浮上量の経時データの標準偏差の定数倍である、
請求項8に記載のヘッド浮上量の調整方法。
【請求項10】
前記統計量は、前記ヘッド浮上量の経時データの標準偏差の3倍であり、
前記閾値は0.6nm以上2.0nm以下である、
請求項1乃至7のいずれか1項に記載の調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置において、磁気ディスクとヘッドの間隔をより狭めることが、記録密度の向上には望ましい。一方、磁気ディスクと磁気ヘッドの間にコンタクトが起こることで、磁気ヘッドが破壊され磁気ディスク装置の寿命を短くする恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7558015号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、浮上量のばらつきの大きさを評価し、素早く浮上量を調整することができる磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法は、ディスクと、前記ディスクのトラックに沿ってデータを書き込み又は読み取るヘッドと、前記ヘッドの近傍に設けられたヒータと、を有する磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法であって、前記ヘッド浮上量の閾値を定め、前記ヘッド浮上量の経時データから、前記ヘッド浮上量の経時データのばらつきを評価する統計量を算出し、前記統計量が閾値を超えた場合に、前記ヘッド浮上量の調整を行う。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る磁気ディスク装置を示すブロック図である。
第1実施形態に係る磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法を示すフローチャートである。
ディスクに設けられる記憶領域の配置の一例を示した平面図である。
第1実施形態と、比較例と、のFlying Heightの変動に対する応答の違いを示したグラフである。
浮上上限値と、第1実施形態と比較例の検知時間差と、の関係を示したグラフである。
第1実施形態に係る磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法において、様々な統計量の値についての比較をする図である。
第2実施形態に係る磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法について、Sampling Frequency(SF)の制御の様子を示したグラフである。
第3実施形態に係る磁気ディスク装置におけるヘッド浮上量の調整方法について、複数の時間幅について統計量を算出する様子を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
【0008】
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
【0009】
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0010】
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る磁気ディスク装置100を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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