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公開番号2025158742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061593
出願日2024-04-05
発明の名称パーティション装置、パーティションシステム、及び制御装置
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類B60N 3/00 20060101AFI20251009BHJP(車両一般)
要約【課題】フロントシートのシートポジションを調整可能にする。
【解決手段】パーティション装置(10)は、車両(1)の車室空間(30)に配置されたフロントシート(5)よりも後方にて、車室空間(30)を仕切るパーティション(11)と、車両ボディ(2)の天井部(2A)、又は、車室空間(30)の一部を構成する天井部材(3)に設置された、パーティション(11)を巻き取る第1巻取軸(12)と、を備え、パーティション(11)により仕切る仕切位置は、車両(1)の前後方向に調整可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両の車室空間に配置されたフロントシートよりも後方にて、前記車室空間を仕切るパーティションと、
車両ボディの天井部、又は、前記車室空間の一部を構成する天井部材に設置された、前記パーティションを巻き取る第１巻取軸と、を備え、
前記パーティションにより仕切る仕切位置は、前記車両の前後方向に調整可能である、
パーティション装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記天井部、又は、前記天井部材に固定され、前記第１巻取軸を前記車両の前後方向に移動可能にする移動機構を更に備え、
前記第１巻取軸が前記車両の前後方向に移動することにより、前記パーティションの前記仕切位置を前記車両の前後方向に調整可能である、請求項１に記載のパーティション装置。
【請求項３】
前記車両の前後方向に移動可能であり、前記パーティションが挿通されるスリット孔が形成された可動部材を更に備え、
前記第１巻取軸は、前記天井部、又は前記天井部材に固定され、
前記スリット孔が前記車両の前後方向に移動することにより、前記パーティションの前記仕切位置を前記車両の前後方向に調整可能である、請求項１に記載のパーティション装置。
【請求項４】
前記可動部材は、前記天井部材に対して移動可能な板状の部材である、請求項３に記載のパーティション装置。
【請求項５】
前記可動部材を巻き取る第２巻取軸と、
前記第２巻取軸よりも前記車両の後方に位置し、前記可動部材を巻き取る第３巻取軸と、を更に備え、
前記可動部材が前記第２巻取軸、又は前記第３巻取軸に巻き取られることにより、前記スリット孔が前記車両の前後方向に移動する、請求項３に記載のパーティション装置。
【請求項６】
請求項１～５のいずれか１項に記載のパーティション装置と、前記フロントシートと、制御装置と、を備えるパーティションシステムであって、
前記パーティション装置は、前記パーティションの仕切位置を調整するための駆動部を駆動する電動モータを更に備え、
前記フロントシートは、前記車両の前後方向に移動可能にするシートスライド装置、又は、シートクッションに対するシートバックの角度を調整可能なリクライニング装置を備え、
前記制御装置は、前記フロントシートの前記車両の前後方向の移動量、又は、前記フロントシートのシートクッションに対するシートバックの角度に応じて、前記電動モータを制御することにより前記パーティションの仕切位置を調整する、パーティションシステム。
【請求項７】
車両の車室空間に配置されたフロントシートよりも後方にて、前記車室空間を仕切るパーティションと、車両ボディの天井部又は前記車室空間の一部を構成する天井部材に固定された、前記パーティションを巻き取る第１巻取軸と、前記パーティションの仕切位置を調整するための駆動部を駆動する電動モータとを備えるパーティション装置と、前記車両の前後方向に移動可能にするシートスライド装置、又は、シートクッションに対するシートバックの角度を調整可能なリクライニング装置を備える前記フロントシートと、を含むパーティションシステムを制御する制御装置であって、
前記フロントシートの前記車両の前後方向の移動量、又は、前記フロントシートのシートクッションに対するシートバックの角度に応じて、前記電動モータを制御することにより前記パーティションの仕切位置を調整する、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、パーティション装置、パーティションシステム、及び制御装置に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば、シェード、パーティション、又はスクリーン等を車室空間内で展開可能な車両がある。特許文献１には、日光を遮るサンシェードを展開可能なロールスクリーン式の車両用サンシェード構造について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００１－３４１５２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、車室空間をフロントシートが存在する空間とフロントシートが存在しない空間とに仕切るパーティションを備えた車両がある。しかしながら、このようなパーティションは仕切位置が固定されているため、フロントシートの前後方向の移動、及びフロントシートのリクライニングに制限があった。
【０００５】
本開示の一態様は、フロントシートのシートポジションを調整可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の課題を解決するために、本開示に係るパーティション装置は、車両の車室空間に配置されたフロントシートよりも後方にて、前記車室空間を仕切るパーティションと、車両ボディの天井部、又は、前記車室空間の一部を構成する天井部材に設置された、前記パーティションを巻き取る第１巻取軸と、を備え、前記パーティションにより仕切る仕切位置は、前記車両の前後方向に調整可能である。
【０００７】
上記の課題を解決するために、本開示に係る制御装置は、車両の車室空間に配置されたフロントシートよりも後方にて、前記車室空間を仕切るパーティションと、車両ボディの天井部又は前記車室空間の一部を構成する天井部材に固定された、前記パーティションを巻き取る第１巻取軸と、前記パーティションの仕切位置を調整するための駆動部を駆動する電動モータとを備えるパーティション装置と、前記車両の前後方向に移動可能にするシートスライド装置、又は、シートクッションに対するシートバックの角度を調整可能なリクライニング装置を備える前記フロントシートと、を備えるパーティションシステムを制御する制御装置であって、前記フロントシートの前記車両の前後方向の移動量、又は、前記フロントシートのシートクッションに対するシートバックの角度に応じて、前記電動モータを制御することにより前記パーティションの仕切位置を調整する。
【発明の効果】
【０００８】
本開示の一態様によれば、フロントシートのシートポジションを調整可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の実施形態１に係るパーティション装置の構成を示す概略図である。
本開示の実施形態２に係るパーティション装置の構成を示す概略図である。
天井部材及び可動部材を平面視した図である。
実施形態２の変形例に係るパーティション装置の構成を示す概略図である。
実施形態３に係るパーティションシステムの構成を示す概略図である
【発明を実施するための形態】
【００１０】
〔実施形態１〕
以下、本開示の一実施形態について、図１を参照して詳細に説明する。図１は、実施形態１に係るパーティション装置１０の構成を示す概略図である。なお、説明の便宜上、図１等に矢印にて示すように、車両１の前後方向、左右方向、及び上下方向を定義する。左右方向は車両１の車幅方向である。
（【００１１】以降は省略されています）

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