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公開番号
2025158710
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061519
出願日
2024-04-05
発明の名称
電子機器、電源供給状態表示方法およびプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
G06F
15/02 20060101AFI20251009BHJP(計算;計数)
要約
【課題】太陽電池電源と化学電池電源で動作する電子機器において、ユーザが様々な用途で使用する場合の利便性を高める。
【解決手段】追加機能を使用しないソーラー優先モードではソーラー優先Piを表示させ、ソーラー電圧Vsが電卓機能最低動作電圧の電卓基準値以上あればソーラー電源ESを供給してソーラー供給ありSiHを表示させ、電卓基準値未満であれば電池電源EBを供給してソーラー供給なしSiL、電池電圧残量Biを表示させる。追加機能を使用する追加機能モードではソーラー優先Piを非表示とし、電池電圧Vbが追加機能最低動作電圧である第2基準値以上あれば電池電源EBを供給して追加機能動作可CiD、電池電圧残量(高)BiHまたは(中)BiMを表示させる。電池電圧Vbが第2基準値未満であれば追加機能動作不可CiE、電池電圧残量(低)BiLまたは(無し)BiEを表示させる。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
実行するために必要な電力または電源電圧が夫々互いに異なる複数の機能の実行状態に応じて太陽電池電源および化学電池電源による選択的な電源供給を制御するとともに、前記太陽電池電源および前記化学電池電源それぞれの電源供給に関する状態を示す情報を表示部に表示させるように制御する制御部と、を備える電子機器。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記太陽電池電源および前記化学電池電源からの電源を選択的に供給する電源供給部を更に備え、
前記制御部は、前記複数の機能の実行状態に応じて前記電源供給部による前記選択的な電源の供給を制御するとともに、前記太陽電池電源および前記化学電池電源の切り替え状態または切り替え方法の設定状態を含む前記電源供給に関する複数の状態を示す情報を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記太陽電池電源および前記化学電池電源それぞれの前記電源供給に関する状態として、機能の実行状態に係わらず電源の状態によって決まる電源供給能力、機能の実行状態および電源の状態によって決まる電源供給の有無、電源の切り替え方法のうちの少なくとも1つの状態を示す情報を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記制御部は、前記電源供給に関する複数の状態として、前記太陽電池電源または前記化学電池電源の電源供給能力、前記太陽電池電源または前記化学電池電源の電源供給の有無、前記太陽電池電源または前記化学電池電源の切り替え方法の設定状態を示す情報を前記表示部に表示させる、請求項3に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御部は、前記複数の機能の実行状態を選択するための複数の動作モードの設定状態と、前記太陽電池電源と前記化学電池電源との切り替え方法を選択するための複数の動作モードの設定状態と、に応じて前記電源供給に関する複数種類の状態のうちの前記表示部に表示させる状態の種類を選択する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記制御部は、前記実行状態を選択するための複数の動作モードと前記切り替え方法を選択するための複数の動作モードとを連動させて設定する、請求項5に記載の電子機器。
【請求項7】
前記制御部は、前記太陽電池電源で動作する電卓機能と、前記太陽電池電源および前記化学電池電源で動作する前記電卓機能以外の追加機能と、を含む複数の機能のうちの指定された機能を実行し、
前記太陽電池電源および前記化学電池電源の電圧を検出し、
実行している機能と、検出される各電源の電圧と、に応じて、前記太陽電池電源および前記化学電池電源のうちのいずれの電源を主として供給するかを制御する、請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記制御部は、前記電卓機能を実行しているときは、特定のキーが入力される毎に、前記太陽電池電源および前記化学電池電源の電圧を検出し、前記電卓機能と前記検出される各電源の電圧に応じて、前記電源供給に関する複数種類の状態のうちの前記表示部に表示させる状態の種類を選択し、
前記電卓機能以外の追加機能を実行しているときは、一定時間毎に、前記太陽電池電源および前記化学電池電源の電圧を検出し、前記追加機能と前記検出される各電源の電圧に応じて、前記電源供給に関する複数種類の状態のうちの前記表示部に表示させる状態の種類を選択する、請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記太陽電池電源の電圧が所定以上であれば前記化学電池電源の電圧にかかわらず前記太陽電池電源に切り替えて電源供給する太陽電池優先モードと、前記太陽電池電源と前記化学電池電源のうちの電圧の高い方の電源に切り替えて電源供給する高電圧電源選択モードと、を含む複数の動作モードを切り替え可能であり、
前記制御部は、切り替えられた動作モードに応じて、前記電源供給に関する状態の表示を選択する、請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
前記制御部は、前記電卓機能を実行しているときは前記太陽電池優先モードに切り替え、前記電卓機能以外の追加機能を実行しているときは前記高電圧電源選択モードに切り替える、請求項9に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電子機器、電源供給状態表示方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、太陽電池電源とボタン(コイン)型電池電源で動作する電卓において、ボタン型電池の消耗を低減するために太陽電池電源を優先して使用するソーラー優先モードで動作している時に、太陽電池電源では動作できないブザーなどの機能を使用する場合には、一時的に太陽電池電源からボタン型電池電源に切り替える技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。また従来の電卓では、ソーラー優先モードの他のモードとして、太陽電池電源とボタン型電池電源のうちの電源電圧が高い方を使用する電圧優先モードを選択できる技術も考えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-153271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の電卓においては、太陽電池電源では動作できない機能だけをボタン型電池電源などの化学電池電源で動作させるので、化学電池の消耗を低減させることは可能であるが、例えば、ユーザが暗い場所で電卓機能を利用したいが化学電池を消耗させたく無いと思った場合や、太陽電池電源では動作できない電卓以外の機能を利用する場合などの様々な利用状況において、ユーザが所望の機能を所望の状態で利用できるか否かを判断することが難しく、利便性が悪い場合があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、太陽電池電源と化学電池電源で動作する電子機器において、ユーザが様々な用途で使用する場合の利便性を高めることが可能になる電子機器、電源供給状態表示方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電子機器は、実行するために必要な電力または電源電圧が夫々互いに異なる複数の機能の実行状態に応じて太陽電池電源および化学電池電源による選択的な電源供給を制御するとともに、前記太陽電池電源および前記化学電池電源それぞれの電源供給に関する状態を示す情報を表示部に表示させるように制御する制御部と、を備えるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、太陽電池電源と化学電池電源で動作する電子機器において、ユーザが様々な用途で使用する場合の利便性を高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の電子機器、電源供給状態表示方法およびプログラムの実施形態に係る電子式計算機(電卓)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
電子式計算機(電卓)10の外観構成を示す斜視図である。
電卓10の表示装置22における電源供給状態の表示例を示す図である。
電卓10のFlag(フラグ)記憶エリア13cにおける動作モードフラグとソーラー電圧検出フラグと電池電圧検出フラグ[H/M/L/E]の記憶状態を説明する図である。
電卓10によるソーラー優先モードと追加機能モードでの電源供給状態の表示パターンを説明する図である。
電卓10による動作モード設定処理を示すフローチャートである。
電卓10による電源切替処理を示すフローチャートである。
電卓10による電源供給状態表示処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面を参照して本発明の電子機器、電源供給状態表示方法およびプログラムの実施形態に係る電子式計算機(電卓)10ついて説明する。図1および図2に示すように、電卓10は、主要な機能を搭載したシステムLSI11に、キー入力装置(キー入力部)21と表示装置(表示部)22と追加機能である近距離無線通信装置(BLE:Bluetooth(登録商標) Low Energy)23を接続して構成される。近距離無線通信装置23は、外部の端末装置やテンキー装置などの電子機器と通信接続し、例えば、電卓10での計算処理に伴い入力されるデータや計算結果のデータなどを必要に応じて送受信する場合などに使用する。
【0010】
電卓10の電子回路は、太陽(ソーラー)電池(物理電池)電源ESと電池(化学電池)電源EBとの2電源方式で駆動される。なお、化学電池電源には、円筒型、ボタン型、角型などの一次電池、二次電池が含まれる。以下の説明では、太陽電池の電源/電圧についてはソーラー電源/ソーラー電圧と称し、化学電池の電源/電圧については単に電池電源/電池電圧と称する場合がある。実施形態のソーラー電源ESは、キー入力装置21と表示装置22を設けた本体正面の上部に配置され、1.5Vの定格電圧を出力する。実施形態の電池電源EBは、電卓背面の電池格納部に格納したボタン型の乾電池(一次電池)を用い、3Vの定格電圧を出力する。また、電卓10の主要な機能である電卓機能の最低動作電圧は、所定の電卓基準値(例えば1.0V)以上、追加機能である近距離無線通信装置(BLE)23の最低動作電圧は、第2基準値(例えば2.6V以上)と仮定する。追加機能は、近距離無線通信装置(BLE)23に限らず、温度検出装置(温度センサ)や湿度検出装置(湿度センサ)などの種類の異なる装置であってよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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