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公開番号2025158649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024061403
出願日2024-04-05
発明の名称平面形成治具、道路の構造及び道路施工方法
出願人株式会社豊田中央研究所
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類E01C 5/06 20060101AFI20251009BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】種々の部材に対応可能な汎用性のある平面形成治具、この平面形成治具を用いる道路の構造、またこの平面形成治具を用いる道路の施工方法を提供する。
【解決手段】平面形成治具10は、中央を貫通する回転軸12と、回転軸12と対向する内側面に順ネジが形成される上部リング13と、回転軸12と対向する内側面に逆ネジが形成される下部リング15と、各リング13,15の間に設けられ、平面形成治具10自体の回転を抑止する回転抑止板14と、各リング13,15における作用を同期させる同期ピン11と、を備える。上部リング13の上には、路面を形成する平板形状の4つのブロックの角部が載置される。上部リング13は、ブロックの隙間から回転軸12が回転操作に応じて上下動し、これにより、上部リング13に載置されているブロックの高さが調整される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の部材が敷き詰められることによって形成される表面を平面とする構造物の設置面に載置される平面形成治具であって、
隣り合う前記部材の角部が載置されている状態において、当該部材の隙間から回転操作されることに応じて当該部材を上下動させる高さ調整機構と、
前記高さ調整機構への回転操作に伴う前記平面形成治具の回転を抑止する回転抑止機構と、
を備えることを特徴とする平面形成治具。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記高さ調整機構は、
隣り合う前記部材の角部が頂部に載置される可動部と、
回転操作されることに応じて前記可動部を上下動させる回転軸と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の平面形成治具。
【請求項3】
前記回転抑止機構は、前記平面形成治具の一部を、断面を真円以外の形状とすることで形成されることを特徴とする請求項1に記載の平面形成治具。
【請求項4】
請求項1に記載の平面形成治具を備え、
前記部材は、前記構造物である道路の路面を形成する平板形状のブロックであり、
前記設置面である路盤の上に配設されている複数の前記平面形成治具の上に複数の前記ブロックを敷き詰めることによって形成される、
ことを特徴とする道路の構造。
【請求項5】
隣り合う前記部材との間に仕切り板が装着されることを特徴とする請求項4に記載の道路の構造。
【請求項6】
前記ブロックは、路面側から路盤側までに貫通する充填剤注入孔を備えることを特徴とする請求項4に記載の道路の構造。
【請求項7】
請求項1に記載の平面形成治具を、道路に敷き詰める平板形状のブロックの大きさに応じて散在配置する工程と、
前記ブロックの角部が、対応する位置の前記平面形成治具の頂部に当接するよう前記ブロックを載置することで路面を形成する工程と、
前記平面形成治具における高さ調整機構を操作することで、前記路面が平面となるよう調整する工程と、
前記ブロックと路盤との隙間に充填剤を注入する工程と、
を含むことを特徴とする道路施工方法。
【請求項8】
前記充填剤を注入する前に、隣接する前記ブロックの間に前記路盤に立設するよう仕切り板を装着する工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の道路施工方法。
【請求項9】
前記充填剤を注入する前に、前記平面形成治具をカバーで覆う工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の道路施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、平面形成治具、道路の構造及び道路施工方法、特に部材を敷設することで表面を平面とする構造物の形成に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数の部材を基材の上に敷設する構造物として、例えば、道路では、インターロッキングブロックによる舗装道路やプレキャストコンクリート平板による道路が一般的に知られている。複数の部材を敷設する場合でも、道路の表面は、当然ながら平坦となるよう形成されることが望まれる。そのためには、複数の部材の高さを調整可能な機構が必要となってくる。従来の道路の施工方法では、部材の下に敷砂等を敷いて複数の部材の高さを調整するのが一般的である。
【0003】
ただ、部材を敷設した後に更なる高さ調整を行うのは困難となるので、近年では、複数の部材を基材の上に敷設して後でも高さを調整できる手法が種々提案されている(特許文献1~5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-73869号公報
特開2019-78065号公報
特開2002-339315号公報
特開2020-200684号公報
特開号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術においては、部材を所定の場所に敷設するには、部材あるいは敷設場所に何らかの前提条件となるような専用の加工を施す必要があった。つまり、部材と設置場所とを対として作製するなどの制限があり、専用の部材以外を使用できない。このため、汎用性を持たせることが困難である。
【0006】
本発明は、種々の部材に対応可能な汎用性のある平面形成治具、この平面形成治具を用いる道路の構造、またこの平面形成治具を用いる道路の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る平面形成治具は、複数の部材が敷き詰められることによって形成される表面を平面とする構造物の設置面に載置される平面形成治具であって、隣り合う前記部材の角部が載置されている状態において、当該部材の隙間から回転操作されることに応じて当該部材を上下動させる高さ調整機構と、前記高さ調整機構への回転操作に伴う前記平面形成治具の回転を抑止する回転抑止機構と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、前記高さ調整機構は、隣り合う前記部材の角部が頂部に載置される可動部と、回転操作されることに応じて前記可動部を上下動させる回転軸と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、前記回転抑止機構は、前記平面形成治具の一部を、断面を真円以外の形状とすることで形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る道路の構造は、上記発明に記載の平面形成治具を備え、前記部材は、前記構造物である道路の路面を形成する平板形状のブロックであり、前記設置面である路盤の上に配設されている複数の前記平面形成治具の上に複数の前記ブロックを敷き詰めることによって形成される、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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