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公開番号
2025157907
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-16
出願番号
2024060260
出願日
2024-04-03
発明の名称
太陽電池モジュール
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
H10K
30/57 20230101AFI20251008BHJP()
要約
【課題】光電変換効率が高い太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】光入射側から、トップセル10を個数n
top
直列接続したトップモジュールと、ミドルセル12とボトムセル14を積層して直列接続したミドル/ボトム積層セルを個数n
mb
直列接続したミドル/ボトムモジュールを、ミドル/ボトムモジュールを光入射側にして積層し、トップモジュールとミドル/ボトムモジュールを直列接続し、個数n
top
と個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、トップモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(top)
とミドル/ボトムモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(mb)
が2|J
MPP
(top)
-J
MPP
(mb)
|/|J
MPP
(top)
+J
MPP
(mb)
|<0.3を満たすように構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
バンドギャップが各々異なる太陽電池セルであるトップセル、ミドルセル及びボトムセルを組み合わせた太陽電池モジュールであって、
光入射側から、前記トップセルを個数n
top
直列接続したトップモジュールと、前記ミドルセルと前記ボトムセルを積層して直列接続したミドル/ボトム積層セルを個数n
mb
直列接続したミドル/ボトムモジュールを、前記ミドル/ボトムモジュールを光入射側にして積層し、
前記トップモジュールと前記ミドル/ボトムモジュールを直列接続し、
前記個数n
top
と前記個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、前記トップモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(top)
と前記ミドル/ボトムモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(mb)
が2|J
MPP
(top)
-J
MPP
(mb)
|/|J
MPP
(top)
+J
MPP
(mb)
|<0.3を満たすように設定されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
は、1.6eV以上2.4eV以下であることを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルは、結晶シリコンセル、Cu(In,Ga)Se
2
セル、有機無機ハイブリッドペロブスカイトセルの少なくとも1つであることを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項4】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルが結晶シリコンセルである場合、
前記ミドルセルのバンドギャップE
g
(mid)
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、0.30E
g
(top)
+0.88±0.1eVを満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項5】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルがCu(In,Ga)Se
2
セルである場合、
前記ミドルセルのバンドギャップE
g
(mid)
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、0.31E
g
(top)
+0.86±0.1eVを満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項6】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルが有機無機ハイブリッドペロブスカイトセルである場合、
前記ミドルセルのバンドギャップE
g
(mid)
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、0.33E
g
(top)
+0.89±0.1eVを満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項7】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルが結晶シリコンセルである場合、
前記個数n
top
と前記個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、{2.41(E
g
(top)
)
2
-7.13E
g
(top)
+5.63}×0.75から{2.41(E
g
(top)
)
2
-7.13E
g
(top)
+5.63}×1.25を満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項8】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルがCu(In,Ga)Se
2
セルである場合、
前記個数n
top
と前記個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、{2.36(E
g
(top)
)
2
-6.96E
g
(top)
+5.49}×0.75から{2.36(E
g
(top)
)
2
-6.96E
g
(top)
+5.49}×1.25を満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項9】
請求項3に記載の太陽電池モジュールであって、
前記ボトムセルが有機無機ハイブリッドペロブスカイトセルである場合、
前記個数n
top
と前記個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
に対して、{2.17(E
g
(top)
)
2
-6.45E
g
(top)
+5.07}×0.75から{2.17(E
g
(top)
)
2
-6.45E
g
(top)
+5.07}×1.25を満たすことを特徴とする太陽電池モジュール。
【請求項10】
請求項1に記載の太陽電池モジュールであって、
前記トップセル及び前記ミドルセルは、有機無機ハイブリッドペロブスカイトセルであることを特徴とする太陽電池モジュール。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池モジュールに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽光エネルギーの利用は、カーボンニュートラルを実現するために必須の技術である。太陽電池を用いた太陽光発電は既に世の中に広く普及しているが、全発電量に占める割合は僅かである。したがって、光電変換効率(η
SC
)の向上が求められている。
【0003】
太陽電池の光電変換効率(η
SC
)を向上させる最も確実な方法は、複数種の太陽電池セルを多接合化する技術である。例えば、バンドギャップが異なる3種類の太陽電池セル(バンドギャップが大きい順にトップセル、ミドルセル、ボトムセル)を積層して直列接続した直列3接合(3S)モジュール、ミドルセルとボトムセルを積層して直列接続した直列2接合モジュールとトップセルを直列接続したトップモジュールを積層すると共に並列接続した直列/並列3接合(3S/P)モジュールが提案されている。このようなモジュールの構成とすることによって光電変換効率(η
SC
)を高くすることができる。また、これらの太陽電池モジュールと電気化学リアクタを組み合わせることによって、電気化学反応デバイスの太陽光エネルギーから生成物の化学エネルギーへの変換効率(η
STC
)を高めることができる。(非特許文献1~3)
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
T. Takeda, et al., J. Appl. Phys. 127, 204503 (2020)
T. Takeda, et al., J. Appl. Phys. 132, 075002 (2022)
M. Yamaguchi, et at., J. Appl. Phys. 129, 240901 (2021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
3Sモジュール、3S/Pモジュールのような太陽電池モジュールにより光電変換効率(η
SC
)を高めるためには、バンドギャップが2.2eV~2.3eV程度の材料を用いた高効率のトップセルが必要である。
【0006】
しかしながら、一般的に、バンドギャップが大きい高効率の太陽電池セルを作製することは困難である。一方、バンドギャップが上記の適切な値よりも小さいトップセルを用いて太陽電池モジュールを構成すると、従来の直列2接合モジュール、電圧整合2接合モジュールよりも太陽電池モジュールの光電変換効率(η
SC
)や電気化学反応デバイスの変換効率(η
STC
)が低くなってしまう。
【0007】
そこで、光電変換効率(η
SC
)がより高い太陽電池モジュールを提供できることが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の1つの態様は、バンドギャップが各々異なる太陽電池セルであるトップセル、ミドルセル及びボトムセルを組み合わせた太陽電池モジュールであって、光入射側から、前記トップセルを個数n
top
直列接続したトップモジュールと、前記ミドルセルと前記ボトムセルを積層して直列接続したミドル/ボトム積層セルを個数n
mb
直列接続したミドル/ボトムモジュールを、前記ミドル/ボトムモジュールを光入射側にして積層し、前記トップモジュールと前記ミドル/ボトムモジュールを直列接続し、前記個数n
top
と前記個数n
mb
の比n
mb
/n
top
は、前記トップモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(top)
と前記ミドル/ボトムモジュールの最大出力動作電流J
MPP
(mb)
が2|J
MPP
(top)
-J
MPP
(mb)
|/|J
MPP
(top)
+J
MPP
(mb)
|<0.3を満たすように設定されていることを特徴とする太陽電池モジュールである。
【0009】
ここで、前記トップセルのバンドギャップE
g
(top)
は、1.6eV以上2.4eV以下であることが好適である。
【0010】
また、前記ボトムセルは、結晶シリコンセル、Cu(In,Ga)Se
2
セル、有機無機ハイブリッドペロブスカイトセルの少なくとも1つであることが好適である。
(【0011】以降は省略されています)
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