TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025156343
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025101574,2025532613
出願日
2025-06-17,2025-03-14
発明の名称
窒化ガリウム焼結体及びその製造方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C04B
35/58 20060101AFI20251006BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】鏡面研磨を行ってもクラックの発生を抑制できる窒化ガリウム焼結体及びその製造方法の少なくともいずれかを提供すること。
【解決手段】窒化ガリウム焼結体は、主面を有する板状の窒化ガリウム焼結体である。窒化ガリウム焼結体の厚さに対する主面の径の比は20以上であり、厚さが2mm以下であり、窒化ガリウム焼結体におけるSORI値が0.3mm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
主面を有する板状の窒化ガリウム焼結体であって、
前記窒化ガリウム焼結体の厚さに対する前記主面の径の比であるアスペクト比が20以上であり、
前記厚さが2mm以下であり、
前記窒化ガリウム焼結体におけるSORI値が0.3mm以下である、窒化ガリウム焼結体。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
4.2g/cm
3
以上の絶対密度を有する、請求項1に記載の窒化ガリウム焼結体。
【請求項3】
少なくとも前記主面の表面粗さRaが2μm以下である、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム焼結体。
【請求項4】
ガリウム及び窒素の合計に対するガリウムの原子割合が0.55以下である、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム焼結体。
【請求項5】
窒化ガリウム膜のエピタキシャル成長用基板である、請求項1又は2に記載の窒化ガリウム焼結体。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の窒化ガリウム焼結体を製造する窒化ガリウム焼結体の製造方法であって、
窒化ガリウム粉末を含む原料粉末を準備する準備工程と、
前記原料粉末を一軸プレスにより成形して板状の成形体を得る成形工程と、
前記成形体を焼結して前記窒化ガリウム焼結体を得る焼結工程と、
を含む、窒化ガリウム焼結体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、窒化ガリウム焼結体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
窒化ガリウムは、次世代パワーデバイスを実現する材料として注目されている。窒化ガリウム膜は、従来、シリコン基板の上に絶縁性バッファ層などを介してエピタキシャル成長することなどにより形成されていた。しかし、この場合、シリコン基板と窒化ガリウム膜との熱膨張係数が異なるため、窒化ガリウム膜にクラックが生じる場合があった。そのため、近年では、シリコン基板に代えてQST(登録商標)基板が用いられることがある(例えば下記非特許文献1参照)。QST基板は、熱膨張係数が窒化ガリウム膜と同等であるため、QST基板上に窒化ガリウム膜を形成しても窒化ガリウム膜にクラックを生じにくい。
【0003】
しかし、QST基板では、窒化ガリウム膜との間に、Si層及びバッファ層等の異種材料からなる層が介在しているため、窒化ガリウム膜中に不純物が混入するおそれがある。そのため、窒化ガリウム膜への不純物の混入を抑制する観点からは、QST基板に代えて窒化ガリウム基板を用いることが好ましい。
【0004】
窒化ガリウム基板として、単結晶の窒化ガリウムを使用することが知られている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、Naフラックス法やHVPE法で製造される単結晶の窒化ガリウムバルク体は、欠陥なく大型に製造することが難しいため、大型化が困難である。さらに、いずれの方法も窒化ガリウムの結晶成長に時間を要するため、製造に時間がかかる。このため、窒化ガリウム基板を用いる場合、大型化及び量産性の観点から、窒化ガリウム基板として窒化ガリウム焼結体を用いることが好ましい。特に、窒化ガリウムは高価であるため、基板として使用するために薄板状の焼結体が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7044161号公報
【非特許文献】
【0006】
J.H. Leach他7名、“Towards Manufacturing LargeArea GaN Substrates from QST(登録商標) Seeds”、[online]、2018年5月7日~10日、ProceedingCompd. Semicond. Manuf. Technol、[令和6年3月12日検索]、インターネット<https://csmantech.org/digests/?digest=2018&thesession=4320>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、窒化ガリウム基板が薄板状の窒化ガリウム焼結体で構成されると、焼結体が製造時に変形しやすく、例えば窒化ガリウム焼結体の上に窒化ガリウム膜を成膜するために窒化ガリウム焼結体の主面を鏡面研磨した場合に、窒化ガリウム焼結体にクラックが発生する場合があった。すなわち、従来の窒化ガリウム焼結体の製造方法を用いて、窒化ガリウム焼結体の形状を単に薄板状にするのみでは、窒化ガリウム焼結体の主面を鏡面研磨した場合に、窒化ガリウム焼結体にクラックが発生しやすかった。
【0008】
本開示は、鏡面研磨を行ってもクラックの発生を抑制できる窒化ガリウム焼結体及びその製造方法の少なくともいずれかを提供することを目的とする。本開示は、特に、薄板状の窒化ガリウム焼結体であって、鏡面研磨を行ってもクラックの発生を抑制できる窒化ガリウム焼結体及びその製造方法の少なくともいずれかを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の発明者らは、上記課題が生じる原因について検討した。その結果、薄板状の窒化ガリウム焼結体には大きいうねりが生じる場合があり、その場合に窒化ガリウム焼結体の主面に対して鏡面研磨を行うとクラックが生じるのではないかと考えた。そこで、本開示の発明者らは、さらに鋭意研究を重ねた結果、薄板状の窒化ガリウム焼結体において、うねりの目安となるSORI値を特定値以下とすることで上記課題を解決し得ることを見出し、本開示に至ったものである。
【0010】
すなわち、本発明の内容は特許請求の範囲に記載のとおりであり、また、本開示の要旨は以下のとおりである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
東ソー株式会社
乳酸吸着材
4日前
東ソー株式会社
自動分析装置
11日前
東ソー株式会社
免疫学的測定法
今日
東ソー株式会社
食品品質保持剤
2か月前
東ソー株式会社
ウェアラブルセンサ
19日前
東ソー株式会社
ゴム用接着性改質剤
今日
東ソー株式会社
アクチノイド吸着剤
2か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
1か月前
東ソー株式会社
樹脂組成物および蓋材
1か月前
東ソー株式会社
土木用注入薬液組成物
19日前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離回収液
2か月前
東ソー株式会社
タンパク質の発現方法
25日前
東ソー株式会社
アルカリ金属の除去方法
6日前
東ソー株式会社
鉄含有小細孔ゼオライト
2か月前
東ソー株式会社
芳香族化合物の製造方法
25日前
東ソー株式会社
撮像素子用光電変換素子
2か月前
東ソー株式会社
改変された炭酸脱水酵素
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
東ソー株式会社
土質安定化注入薬液組成物
1か月前
東ソー株式会社
がんモデル動物の作製方法
2か月前
東ソー株式会社
温度応答性ビーズの製造方法
27日前
東ソー株式会社
pH応答性マイクロキャリア
1か月前
東ソー株式会社
導電性高分子溶液及びその用途
1か月前
東ソー株式会社
CHA型ゼオライトの製造方法
7日前
東ソー株式会社
酸素還元電極及びその製造方法
6日前
東ソー株式会社
クロマトグラムの形状判定方法
2か月前
東ソー株式会社
二酸化炭素分離用アミン組成物
2か月前
東ソー株式会社
末端変性ポリマー及び光学素子
2か月前
東ソー株式会社
CHA型ゼオライトの製造方法
7日前
東ソー株式会社
イソシアネート化合物の製造方法
1か月前
東ソー株式会社
分離剤を充填したカラムの製造方法
今日
東ソー株式会社
検査カートリッジの判定方法及び装置
2か月前
東ソー株式会社
クロロスルホン化プロピレン系重合体
1か月前
東ソー株式会社
組成物、樹脂用添加剤及び樹脂発泡体
1か月前
東ソー株式会社
6-ヒドロキシヘキサン酸の製造方法
5日前
東ソー株式会社
ユウロピウム錯体含有細胞賦活用組成物
今日
続きを見る
他の特許を見る