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公開番号
2025148735
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049005
出願日
2024-03-26
発明の名称
アルカリ金属の除去方法
出願人
東ソー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C01B
39/48 20060101AFI20251001BHJP(無機化学)
要約
【課題】 銅含有CHA型ゼオライトから、銅を溶出させにくく、且つ、アルカリ金属を除去することができる、アルカリ金属の除去方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 銅を含有するCHA型ゼオライトに含まれるアルカリ金属を除去する方法であって、前記CHA型ゼオライトと、アンモニウムカチオン源を含むpHが7以上11以下である溶液と、を接触させる工程を含む、アルカリ金属の除去方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
銅を含有するCHA型ゼオライトに含まれるアルカリ金属を除去する方法であって、
前記CHA型ゼオライトと、アンモニウムカチオン源を含むpHが7以上11以下である溶液と、を接触させる工程を含む、アルカリ金属の除去方法。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記アンモニウムカチオン源が、アンモニア、硝酸アンモニウム、塩化アンモニウム、酢酸アンモニウム及び炭酸水素アンモニウムの群から選ばれる1以上である、請求項1に記載の除去方法。
【請求項3】
前記溶液におけるアンモニア濃度が0mol/kg超1mol/kg以下である、請求項1に記載の除去方法。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一つに記載の除去方法を用いる、銅を含有するCHA型ゼオライトの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、銅を含有するCHA型ゼオライトに含まれるアルカリ金属を除去する方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
CHA型ゼオライトは、特許文献1で報告された人工的に合成されたゼオライトであり、CHA型ゼオライトに銅を含有させたものは、窒素酸化物還元触媒として広く使用されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
銅を含有するCHA型ゼオライト(以下、「銅含有CHA型ゼオライト」ともいう)の製造方法としては、原料組成物からCHA型ゼオライトを合成した後、合成したCHA型ゼオライトに銅を含有させる製造方法(以下、「2ステップ法」ともいう)が知られている(例えば、特許文献2)。また、近年では、銅含有CHA型ゼオライトの製造方法として、銅源を含む原料組成物から直接、銅含有CHA型ゼオライトを製造する方法(以下、「1ポット法」ともいう)が提案されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許4544538号
特開2019-073435号公報
特表2021-523085号公報
特許第6791758号
【非特許文献】
【0005】
Environ.Sci.Technol.48(2014)566-572
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に、CHA型ゼオライトなどのゼオライトは、アルカリ金属を含む原料組成物から合成されるため、ゼオライトには対イオンとしてアルカリ金属が含まれる。しかしながら、銅含有CHA型ゼオライトを窒素酸化物還元触媒として用いる場合、アルカリ金属は少ない方が好ましいことが知られている(特許文献4)。
【0007】
2ステップ法による銅含有CHA型ゼオライトの製造方法では、原料組成物から合成したCHA型ゼオライトに銅を含有させる前に、イオン交換などによりアルカリ金属を除去しておけば、銅を含有した状態のCHA型ゼオライトからアルカリ金属を除去することを要しない。一方で、1ポット法では、原料組成物から直接銅含有CHA型ゼオライトが合成されるため、銅を含有した状態のCHA型ゼオライトからアルカリ金属を除去することが必要である。
【0008】
銅を含有した状態のCHA型ゼオライトからアルカリ金属を除去する方法としては、一般的に硝酸アンモニウム溶液などの酸性溶液をCHA型ゼオライトに接触させて、CHA型ゼオライトに対イオンとして含まれるアルカリ金属をアンモニウムイオンにイオン交換する方法が用いられる(例えば、非特許文献1)。しかしながら、このような方法で、銅を含有した状態のCHA型ゼオライトからアルカリ金属を除去しようとすると、多量の銅が同時に溶出してしまい、触媒活性が低下してしまう。また、触媒活性を向上させるため、銅が溶出したCHA型ゼオライトに銅を補充することもできるが、この場合、コストが増加してしまう。
【0009】
本開示では、銅含有CHA型ゼオライトから、銅を溶出させにくく、且つ、アルカリ金属を除去することができる、アルカリ金属の除去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者等は、銅含有CHA型ゼオライトから選択的にアルカリ金属を除去する方法について検討した。その結果、銅含有CHA型ゼオライトと特定の組成を有する溶液とを接触させることによって、銅含有CHA型ゼオライトに含まれるアルカリ金属を選択的に除去できることを見出した。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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