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公開番号
2025154684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057821
出願日
2024-03-29
発明の名称
セルロース系樹脂組成物及びこれを用いた成形体
出願人
日本電気株式会社
,
NECプラットフォームズ株式会社
代理人
個人
主分類
C08L
1/12 20060101AFI20251002BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】
難燃性と強度に優れた成形体を形成できるセルロース系樹脂組成物を提供する。
【解決手段】
成分A:酢酸セルロースと、
成分B:リンを含む有機化合物と、
成分C:可塑剤(ただし、成分Bを除く)と、
成分D:難燃剤(ただし、成分B及び成分Cを除く)と、
成分E:極性官能基を有する共重合体と、
を含むセルロース系樹脂組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
成分A:酢酸セルロースと、
成分B:リンを含む有機化合物と、
成分C:可塑剤(ただし、成分Bを除く)と、
成分D:難燃剤(ただし、成分B及び成分Cを除く)と、
成分E:極性官能基を有する共重合体と、
を含むセルロース系樹脂組成物。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
前記成分Eが、無水マレイン酸基、アミノ基、四級アンモニウム基、エポキシ基、カルボキシル基、スルホ基、リン酸基、ヒドロキシル基、ニトロ基及びチオール基から成る群から選択される極性官能基を有するエチレン共重合体、プロピレン共重合体、又はブテン共重合体である、請求項1に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項3】
前記成分Eの含有量が、成分A、B、C、D及びEの合計含有量100質量%に対して0.01~5質量%である、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項4】
前記成分Cが、ポリエーテルエステル系可塑剤及び/又はクエン酸エステル系可塑剤である、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項5】
前記成分Bが、リン酸トリフェニル、リン酸トリエチル、リン酸トリブチル、リン酸トリクレジル、クレジルジ2,6-キシレニルホスフェート、および下記式(2)で表される化合物から成る群から選択される少なくとも1つである、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
TIFF
2025154684000006.tif
59
170
【請求項6】
前記成分Bと成分Cの合計含有量が、前記成分A、B及びCの合計含有量100質量%に対して20質量%~50質量%である、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項7】
前記成分Dが窒素含有難燃剤である、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項8】
無機系又は有機系の粒状又は繊維状の充填剤をさらに含む、請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項9】
前記無機系又は有機系の粒状又は繊維状の充填剤の含有量が、組成物の総量100質量%に対して5~40質量%である、請求項8に記載のセルロース系樹脂組成物。
【請求項10】
請求項1又は2に記載のセルロース系樹脂組成物を用いて形成された成形体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、非食用セルロースを原料とする酢酸セルロースの樹脂組成物、及びこれを用いた成形体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
植物等の再生可能な有機資源を原料とするバイオプラスチックは、石油枯渇対策や温暖化対策に寄与できるため、包装、容器、繊維等の一般製品に加え、電子機器、自動車等の耐久製品への利用が開始されている。特に、将来の食料不足への懸念から、非食用植物資源を原料とする新しいバイオプラスチックの開発が求められている。
【0003】
非食用植物資源としては、木材や草木の主要成分であるセルロースが代表的であり、セルロースエステル、例えば、酢酸セルロース、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートフタレートを利用した種々のバイオプラスチックが開発され、製品化されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、セルロースエステル、可塑剤、エチレン-アクリル酸メチル共重合体及び衝撃改質剤を含む重合体組成物と、中空ガラス微小球とを含む、空隙フィルムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2021-501238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、酢酸セルロースをベースとした樹脂組成物を用いて形成された成形体においては、難燃性と機械強度(耐衝撃性等)との両立が困難であった。
【0007】
本開示の目的は、上記した課題を鑑み、難燃性と強度に優れた成形体を形成できるセルロース系樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の目的を達成するため、本開示は、
成分A:酢酸セルロースと、
成分B:リンを含む有機化合物と、
成分C:可塑剤(ただし、成分Bを除く)と、
成分D:難燃剤(ただし、成分B及び成分Cを除く)と、
成分E:極性官能基を有する共重合体と、
を含むセルロース系樹脂組成物である。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、難燃性と強度に優れた成形体を形成できるセルロース系樹脂組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[樹脂組成物]
本開示の樹脂組成物は、
成分A:酢酸セルロースと、
成分B:リンを含む有機化合物と、
成分C:可塑剤(ただし、成分Bを除く)と、
成分D:難燃剤(ただし、成分B及び成分Cを除く)と、
成分E:極性官能基を有する共重合体と、
を含むセルロース系樹脂組成物である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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