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公開番号
2025154530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057584
出願日
2024-03-29
発明の名称
飲料及びその製造方法
出願人
サッポロビール株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12G
3/06 20060101AFI20251002BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】レモンリーフ感を有しつつ、複雑味を増加させた飲料を提供すること。
【解決手段】シトロネロールと、ネロール及びゲラニオールからなる群より選択される少なくとも1種と、を含有し、下記(1)~(3)の少なくとも一つを満たす、飲料。
(1)シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として1μg/L以上であるか、又はゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として10μg/L以上である。
(2)ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として0.2μg/L以上である。
(3)ゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として2μg/L以上である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シトロネロールと、
ネロール及びゲラニオールからなる群より選択される少なくとも1種と、を含有し、
下記(1)~(3)の少なくとも一つを満たす、飲料。
(1)シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として1μg/L以上であるか、又はゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として10μg/L以上である。
(2)ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として0.2μg/L以上である。
(3)ゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として2μg/L以上である。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記(1)を満たし、
シトロネロールの含有量100質量部に対して、ネロールの含有量が0.10質量部以上10質量部以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項3】
前記(1)を満たし、
シトロネロールの含有量100質量部に対して、ゲラニオールの含有量が0.50質量部以上100質量部以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項4】
前記(2)を満たし、
ネロールの含有量100質量部に対して、シトロネロールの含有量が0.01質量部以上5.0質量部以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項5】
前記(3)を満たし、
ゲラニオールの含有量100質量部に対して、シトロネロールの含有量が0.02質量部以上10質量部以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項6】
Brixが2.0以上10.0以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項7】
酸度が0.10g/100mL以上0.80g/100mL以下である、請求項1に記載の飲料。
【請求項8】
果汁を含む、請求項1に記載の飲料。
【請求項9】
アルコール飲料である、請求項1~8のいずれか一項に記載の飲料。
【請求項10】
アルコール度数が1v/v%以上10v/v%以下である、請求項9に記載の飲料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
香気成分に着目して飲料の風味を改善する技術が知られている。例えば、特許文献1には、キレを向上させたビール様発泡性飲料として、ゲラニオールとβ-シトロネロールを含有し、β-シトロネロールの濃度Xとゲラニオールの濃度Yが式(1):Y≧1.2X(X≧5ppb、Y≧6ppb)を満たすことを特徴とする、ビール様発泡性飲料が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-183124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一側面は、レモンリーフ感を有しつつ、複雑味を増加させた飲料及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、シトロネロールと、ネロール及びゲラニオールからなる群より選択される少なくとも1種と、を含有し、下記(1)~(3)の少なくとも一つを満たす、飲料に関する。
(1)シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として1μg/L以上であるか、又はゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として10μg/L以上である。
(2)ネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として0.2μg/L以上である。
(3)ゲラニオールの含有量が前記飲料の全量を基準として100μg/L超であり、かつ、シトロネロールの含有量が前記飲料の全量を基準として2μg/L以上である。
【0006】
本発明に係る飲料は、シトロネロールの含有量と、ネロール及びゲラニオールからなる群より選択される少なくとも1種の含有量とが特定の範囲内にあるため、レモンリーフ感を有しつつ、複雑味が増加している。
【0007】
本発明に係る飲料は、(1)を満たし、シトロネロールの含有量100質量部に対して、ネロールの含有量が0.10質量部以上10質量部以下であってよい。この場合、上述した効果がより顕著になる。
【0008】
本発明に係る飲料は、(1)を満たし、シトロネロールの含有量100質量部に対して、ゲラニオールの含有量が0.50質量部以上100質量部以下であってよい。この場合、上述した効果がより顕著になる。
【0009】
本発明に係る飲料は、(2)を満たし、ネロールの含有量100質量部に対して、シトロネロールの含有量が0.01質量部以上5質量部以下であってよい。この場合、上述した効果がより顕著になる。
【0010】
本発明に係る飲料は、(3)を満たし、ゲラニオールの含有量100質量部に対して、シトロネロールの含有量が0.02質量部以上10質量部以下であってよい。この場合、上述した効果がより顕著になる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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