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公開番号
2025153204
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024055549
出願日
2024-03-29
発明の名称
搬送加熱装置
出願人
株式会社タムラ製作所
代理人
弁理士法人杉浦特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
F27B
9/24 20060101AFI20251002BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約
【課題】加熱区間の後段の冷却区間に設けられる搬送コンベアレールのクリープ現象による歪みを減少させる。
【解決手段】被加熱物の搬送方向に順次配列された1以上の加熱炉を含む加熱区間及び冷却区間と、被加熱物を搬送する搬送チェーンと、搬送チェーンを案内する搬送コンベアレールと、冷却区間の前記搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた熱変形吸収手段を備えた搬送加熱装置である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
被加熱物の搬送方向に順次配列された1以上の加熱炉を含む加熱区間及び冷却区間と、前記被加熱物を搬送する搬送チェーンと、
前記搬送チェーンを案内する搬送コンベアレールと、
前記冷却区間の前記搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた熱変形吸収手段を備えた
搬送加熱装置。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記搬送コンベアレールが前記加熱区間及び前記冷却区間に連続して設けられた請求項1に記載の搬送加熱装置。
【請求項3】
前記加熱区間において、上側及び下側にそれぞれ送風機及びヒーターが設けられ、
前記冷却区間において、上側に送風機が設けられた請求項1又は2に記載の搬送加熱装置。
【請求項4】
前記熱変形吸収手段は、前記搬送コンベアレールの底面側に設けられた請求項1又は2に記載の搬送加熱装置。
【請求項5】
前記熱変形吸収手段は、前記搬送コンベアレールの底面側に設けられた請求項3に記載の搬送加熱装置。
【請求項6】
前記加熱区間及び前記冷却区間の間にバッファ室が設けられ、前記熱変形吸収手段が前記バッファ室及び前記冷却区間に配置された搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた請求項1又は2に記載の搬送加熱装置。
【請求項7】
前記加熱区間及び前記冷却区間の間にバッファ室が設けられ、前記熱変形吸収手段が前記バッファ室及び前記冷却区間に配置された搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた請求項3に記載の搬送加熱装置。
【請求項8】
前記加熱区間及び前記冷却区間の間にバッファ室が設けられ、前記熱変形吸収手段が前記バッファ室及び前記冷却区間に配置された搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた請求項4に記載の搬送加熱装置。
【請求項9】
前記加熱区間及び前記冷却区間の間にバッファ室が設けられ、前記熱変形吸収手段が前記バッファ室及び前記冷却区間に配置された搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた請求項5に記載の搬送加熱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送チェーンによって被加熱物を搬送する装置例えばリフロー装置に対して適用される搬送加熱装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
搬送チェーンは、レールによって走行状態が規制される。例えば、搬送チェーンは、リフロー装置において、電子部品またはプリント回路基板を搬送するために使用されている。リフロー装置は、搬送チェーンによって被加熱物例えばプリント回路基板が供給されるリフロー炉を備えている。リフロー炉は、例えば、搬入口から搬出口に至る搬送経路に沿って、複数のゾーンに対応する複数の加熱炉(炉体)が順に配置された構成とされている。複数のゾーンは、その機能によって、加熱ゾーン、冷却ゾーンなどの役割を有する。
【0003】
加熱ゾーンでは、基板に対して熱風が吹きつけられることによって、はんだを溶融させてプリント回路基板の電気配線回路と電子部品の電極がはんだ付けされる。リフロー装置では、加熱時の温度を所望の温度プロファイルにしたがって制御することによって、所望のはんだ付けがなされる。搬送チェーンは、例えばアルミ合金といった金属製のレール(以下、搬送コンベアレールと適宜称する)によって案内される。
【0004】
搬送コンベアレールの熱膨張により生じる問題の対策について例えば特許文献1に記載のものが知られている。この文献に記載の技術は、搬送コンベアの上側と下側の温度が著しく相違するために搬送コンベアレールに反りが生じる問題を解決するために、搬送コンベアレールの上側に溝を形成するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3442597号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術は、搬送コンベアレールの熱膨張の問題を解決するものである。しかしながら、搬送コンベアレールには熱膨張とは別にクリープ現象の問題がある。金属は、常温下では一定の荷重をかけた場合、歪みは一定のところでとまるが、高温下においては、一定の荷重をかけた場合、歪みが時間経過と共に大きくなり、時には破壊に至る。この現象がクリープ現象と呼ばれる。
【0007】
リフロー装置は、高温下で搬送コンベアレールが使用される。搬送コンベアレールの材質は一般的にはアルミ合金を採用しているため、クリープ現象に対する考慮が必要である。アルミニウムは、鉄などの他の金属と比較してより低い温度例えば100℃程度からクリープ現象が発生する。クリープ現象によって搬送コンベアレールに撓みが生じると、搬送チェーンにより搬送されるプリント回路基板の落下が発生する恐れがある。このクリープ現象を起因とする搬送コンベアレールの経時的な歪みに対し、使用頻度の高いリフロー装置においては、大きな歪みが発生する前に搬送コンベアレールの調整を行ったり、交換を行っていた。さらに、リフロー装置の搬送コンベアレールは、加熱の高温区間、冷却の低温区間のように、異なる温度環境下で使用されることに対して考慮を払う必要がある。
【0008】
したがって、本発明の目的は、搬送コンベアレールのクリープ現象による歪み、変形に対処してその使用年数を向上させることができる搬送加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、被加熱物の搬送方向に順次配列された1以上の加熱炉を含む加熱区間及び冷却区間と、被加熱物を搬送する搬送チェーンと、搬送チェーンを案内する搬送コンベアレールと、冷却区間の前記搬送コンベアレールの少なくとも一部に設けられた熱変形吸収手段を備えた搬送加熱装置である。
【発明の効果】
【0010】
少なくとも一つの実施形態によれば、クリープ現象による搬送コンベアレールの歪み、変形を減少させることができ、搬送コンベアレールの耐用年数を向上できる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。また、以下の説明における例示された効果により本発明の内容が限定して解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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