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公開番号2025152366
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024054219
出願日2024-03-28
発明の名称フィルム、蓋、内容物入り容器及び蓋の製造方法
出願人大和製罐株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B65D 17/28 20060101AFI20251002BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ストローを差し込み易く、且つ、内圧調整が可能なフィルム、蓋、内容物入り容器及び蓋の製造方法を提供すること。
【解決手段】フィルム3は、容器11の開口部11aに溶着される樹脂材料で形成されるフィルム3であって、基材層31及び基材層31の一方の主面に設けられたシーラント層32を含む基材21と、基材層31に形成され、少なくとも1箇所で交わる交点を含む溝41、及び、基材層31及びシーラント層32を貫通する、溝41を直径とする仮想円C内に設けられた1以上の孔42を含む加工部22と、を備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
容器の開口部に溶着される樹脂材料で形成されるフィルムであって、
基材層及び前記基材層の一方の主面に設けられたシーラント層を含む基材と、
前記基材層に形成され、少なくとも1箇所で交わる交点を含む溝、及び、前記基材層及び前記シーラント層を貫通する、前記溝の長手方向の長さを直径とする仮想円内に設けられた1以上の孔を含む加工部と、
を備えるフィルム。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記孔は、前記溝の前記交点に1つ設けられる、請求項1に記載のフィルム。
【請求項3】
前記孔の開口面積は、0.04mm^2以上、1.60mm^2未満である、請求項1に記載のフィルム。
【請求項4】
前記溝は、2つ設けられ、前記交点を形成する、請求項1に記載のフィルム。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のフィルムにより形成された蓋。
【請求項6】
コップ容器と、
前記コップ容器に充填された内容物と、
前記コップ容器の開口部に溶着された、請求項5に記載された蓋と、
を備える内容物入り容器。
【請求項7】
前記内容物は、密封容器内において前記密封容器の内部と前記密封容器の外部とで圧力差を生じさせる、請求項6に記載の内容物入り容器。
【請求項8】
容器の開口部に溶着される樹脂材料で形成される蓋の製造方法であって、
レーザ光を照射して、フィルムの基材層及び前記基材層の一方の主面に一体に設けられたシーラント層を含む基材の前記基材層に1箇所で交わる交点を含む溝を形成し、
前記レーザ光を照射して、前記溝の前記交点に、前記基材層及び前記シーラント層を貫通する孔を形成する、
蓋の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コップ容器に用いるフィルム、フィルムを用いる蓋、蓋を用いる内容物入り容器及び蓋の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
店舗等において、コップ容器に飲料を供給し、蓋によってコップ容器の開口を覆うことで、飲料が溢れることを防止する技術が知られている。また、コップ容器の蓋として、樹脂材料又は合成紙で形成されたフィルムをコップ容器の開口部に溶着することで形成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような蓋は、ストローを差し込むための開口となるクロス状の切れ目が形成されたフィルム層に、接着剤でフィルム又はセロファン層を粘着すことで形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-204033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した蓋は、ストロー差し込み用の穴を形成するために、切れ目が形成され、そして、ストローを挿し込むまで切れ目を閉塞するために、フィルムを2枚重ねる構成としている。しかしながら、2枚のフィルムを粘着させると、製造工程が複雑となる。また、切れ目の周囲に非接着剤の部分を形成する技術も知られているが、ストローの先端が鋭利でない場合には、切れ目を覆うフィルムを破断できない虞もある。
【0005】
また、飲料が炭酸ガスを含む場合や、飲料が熱い場合には、コップ容器の開口部に蓋を設けると、内圧が上昇し、蓋が膨張し、破裂する虞がある。一方で、フィルムにより形成された蓋に切れ目を設け、この切れ目を覆わないと、飲料が漏れる虞や、異物が混入する虞がある。
【0006】
そこで本発明は、ストローを差し込み易く、且つ、内圧調整が可能なフィルム、蓋、内容物入り容器及び蓋の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、フィルムは、容器の開口部に溶着される樹脂材料で形成されるフィルムであって、基材層及び前記基材層の一方の主面に設けられたシーラント層を含む基材と、前記基材層に形成され、少なくとも1箇所で交わる交点を含む溝、及び、前記基材層及び前記シーラント層を貫通する、前記溝の長手方向の長さを直径とする仮想円内に設けられた1以上の孔を含む加工部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、ストローを差し込み易く、且つ、内圧調整が可能なフィルム、蓋、内容物入り容器及び蓋の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る内容物入り容器の構成を概略的に示す斜視図。
同内容物入り容器に用いられる、加工部が形成された蓋の構成を示す平面図。
同加工部の構成を示す断面図。
同加工部の他の例の構成を示す平面図。
同加工部の他の例の構成を示す平面図。
同加工部の他の例の構成を示す平面図。
同加工部の他の例の構成を示す平面図。
蓋に用いるフィルムの製造の一例を示す説明図。
蓋の評価試験1の結果の一例を示す説明図。
蓋の評価試験2の結果の一例を示す説明図。
蓋の評価試験2の結果の一例を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態に係るフィルム3を用いた内容物入り容器1について、図1乃至図9を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内容物入り容器1の構成を概略的に示す斜視図である。図2は、内容物入り容器1に用いられる、加工部22が形成された蓋12の構成を示す平面図である。図3は、加工部22の構成を示す断面図である。図4乃至図7は、加工部22の他の例の構成をそれぞれ示す平面図である。図8は、蓋12に用いるフィルム3の製造の一例を示す説明図である。図9は、蓋12の評価試験の結果の一例を示す説明図である。
(【0011】以降は省略されています)

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